2018年11月

レゾナスX(テン)が良いぞ。

皆さんは東海光学ってご存知ですか?

 

日本でHOYA/SEIKO/NIKONに次ぐメーカーで

大手と類別されると思います。

 

その遠近両用レンズをこの間、自分用に新調したのですが、

某社の新商品と比べても各段に良いです。

 

特に印象的だったのが、

片目ずつ見ると立派に視力が低下する領域の存在を知覚できるのですが、

両目にした瞬間にそれがぐわっと視野が広がり、作業領域が広がるのです。

 

NIKONの新商品も感動しましたが、

それに勝るとも劣らないクオリティー、

こうしてどんどんレンズは進化していくのですね。

 

詳しくはメーカーの公式サイト

をご覧になってください。

 

正直レンズの設計って手詰まり感があったけど、

もう一つ先の世界があった、そんな感じの衝撃を覚えました。

 

グラシアスでの価格は、

 

1組 38.880円~。

 

決してお安くもないですが、でもその価値はある。

いわば僕に言わせればリーズナブルとも言えます。

 

是非お試し下さい。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

収差図

 

 

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究極の偏光レンズ。

「ファミレスで

 

チキングリルに

外れなし。」

 

僕は長文書くのは苦にならない。

でも短文にまとめるのは苦手、そんな特徴があります。

 

でも昨日はよいのが浮かんだ(←と勝手に思っている。)ので

ご紹介しました。本当に僕に言わせるとどこのファミレスに言っても

チキングリルはグリルだけに鉄板だな~♪と一人悦に入る状態でございます。

 

外れなしといえば、絶対にこんなレンズを

売っていれば外れない=お客様に100%満足して頂ける。

 

そんなレンズがあるのでしょうか?

 

僕は無いと思います。だってレンズは素材に過ぎませんし、

検査で度数設定ミスったらそれでアウトだし、加工でしっかりサイズ

合わせが出来ていなければ歪みで一杯だし、

 

フィッティングが上手くいかずにずれまくりなら、それもアウトですよね~。

レンズは素材に過ぎずそれを活かすも殺すも眼鏡屋の眼鏡士次第だという事です。

 

新潟魚沼産のこしひかり、これの炊き方間違えたら、ちっとも美味しくないでしょ?

 

でも、それでも今回の新発売レンズは凄いかもです。

 

それは

 

KODAKさんから発売されました。

 

PolarMax Pro という偏光レンズです。

 

これはもう、全部乗せっていうか、フルオプションっていうか、

良いとこどりのマシマシ状態なレンズなのです。

 

え!?さっぱりその説明では分からない?

 

す、すみません、テンションが上がってしまったもので…。(;^_^A)

 

その凄さの前に、

 

先ずは復習です。

 

偏光レンズって何でしょう?

 

よく混同するのは、調光と偏光をお店でも

間違えてオーダーされる方がいらっしゃいます。

 

偏光とは、ある一定の方向からの光だけをカットします。

よく言う言い方では反射光と言って、例えば水面のぎらつきを

カットしますので、魚釣りをされる方にとっては、

 

水面の中の状況まで良く見えるので、重宝します。

また良く見えるだけでなく、過度なぎらつきを抑えるレンズは

眼の疲労度との密接にかかわっているようで、

 

僕は長距離ドライブは先ずこの偏光レンズで運転しますが、

疲労度がまるで違うことを報告させて頂きますね。

 

お次は調光、

 

調光レンズとは、多くの調光レンズが紫外線に反応して、

ほぼ無色の状態から、サングラスに適した暗さまで色が変化します。

その為、車の運転では原則染まりませんし、インドアでも当然染色しません。

 

ですが近年発売されたレンズの中には、可視光調光という技術も

開発されています。これは車内でも染色し、更にアウトドアでは

もっと色濃く染色します。

 

これを紫外線と可視光のダブル調光と言う人もいる程に

幅広いシーンで活躍します。

 

はい、もう偏光と調光の違いは分かりましたね?

 

今日ご紹介する

 

PolarMax Pro

 

元々定評のあったKODAK社製の偏光レンズに加えて

 

①ネオコントラストと言って、580nmの波長を集中的にカットし、

眩しさが軽減し、更に色彩コントラストが向上します。

 

それに加えて、

 

②近年流行している420nmの非常にエネルギーの強い領域も

しっかりカットする。

 

元々は東海光学のルティーナ

というレンズが始めた目をより積極的に守るレンズの機能まで付加されました。

 

もう一つ売りを言っても良いですか?

 

今偏光レンズを扱うメーカーは複数社ありますが、

KODAK程③コーティングのオプションが豊富なレンズメーカーは

ございません。ですから、傷に強いコートを選びたいなんて

お客様のご要望にも勿論お応え出来るのです。

 

偏光レンズに加えて①~③の機能を持つレンズは

僕の知る限り、世界初で唯一無二ではないかな?

 

勿論度付きにも対応していますが、

一方、度無で本格的なサングラスをなんて

ニーズにもお応え出来ます。

 

度無は19440円~

 

度付は46440円~

 

です。是非ご相談くださいね。

 

それではこのblogでまたお会いしましょう。

 

PolarMax

 

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新調したメガネが見えない(汗)

今日朝からお受け取りでご来店頂いたお客様、80代の男性ですが、

受け取って、メガネを掛けると

 

「遠くが全然見えない。近くは良く見えるけど…。」

 

と軽くパニックになっている様です。

 

このお方は遠視なのですが、

 

遠視の眼鏡を新調する時、かつご高齢の場合では、

以前に作った眼鏡からしばらく経っているケースが多いのですが、

その場合には遠視が進行しているケースが多いのです。

 

それを僕は

 

第一次変動期(0才~20才)

 

➾安定期(20才~40/46才)

 

➾第二次変動期(40代中盤以降~一生涯。)

 

という三つのタームがあると説明しました。

 

80代という事は第二次変動期真っ盛りですが、

当然遠視が進んでいました。

 

増しては、今回のケースは10年振りに新調するという非常に

遠視が大きく変動する事が予想されるケースでした。

 

実際に

+1.00の遠視度数が

10年の月日を経て

+2.75まで増えていました。

+1.00からゆっくりと変化したのでしょう。そしてゆっくりと変化する中で

眼の中では何が起こるのでしょうか?

 

それは調節ぐせです。

 

無緊張な状態では遠方の視力も維持できないので

遠くをみようと思うつい「無意識」に力を使ってみます。

この癖がついている状態で、遠くを見ようとしても冒頭の様に視力が出ません。

今日も掛け始めの当初は0.3しか視力がでませんでした。

 

その後フリッパーという器具を使って、緊張をほぐすとものの5分程度で

0.9まで視力は回復しました。

実際にしっかりと時間を掛けて検査をしたその日は

僕のカルテを見ると1.0視力が出たとメモされています。

 

ですからこのお方も掛けていると調子が良い時はきっと

1.0の視力が出るでしょう。

 

因みに以前の使っていた眼鏡、これは視力がどのくらい出ていたのでしょう?

短時間であれば0.6の視力が出ました。これは瞬間的に調節をしたその時に出た

数値で、これが長時間は維持出来ないのです。

 

また元々80代であれば当然老眼で、ピントの調節能力は

衰えているのに更に鞭打つかのように、ピントの調節を迫る

遠視の弱矯正は百害あって一利なしと言えるでしょう。

 

それでもこのお方は遠視の弱矯正を放置していたのです。

それは何故か?正しい知識を知らないからです。

 

因みにこのお方は教育関係のお仕事をされていました。

つまり、インテリと言われる分野でも目や眼鏡に関する正しい知識は

広まっていない事を意味しています。

 

誰も目や眼鏡の不具合を軽く考え、その対策を怠っているのが

今の日本の眼鏡業界であり、国民の大多数の意識であるという事実を

認識したうえで、僕らは情報発信しなくてはいけないのですね。

 

取り合えず長々たと書いてきましたが、今日言いたい事はこの一文です。

 

「遠視の度を強くした時、掛け始めはぼやっとする方が多く、

 

近視の度を強くした時、掛け始め当初から最高視力が出る事が多いのです。」

 

今日はこのツボだけ押さえておいてください。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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老眼バレシリーズ-まとめ。

長いよ!要注意。

 

老眼バレ。

老眼バレ-2

老眼バレ-3

老眼バレ-4

老眼バレ-5

老眼バレ-6

老眼バレ-6

 

 

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老眼バレ-7

今日は朝から30代の男性の検査をしました。

何でもお若いのに、眼圧が高く、一部視野欠損まで

緑内障は進行していたそうです。

 

緑内障は本当に怖く、多くのケースで自覚がないまま、

視野が欠けていくという恐ろしい病気だと思います。

 

何故、緑内障になるか、その原因が明確であれば、

対策も立てられますが、その原因が分からない、

若しくは一部は分かっていても、そのメカニズムで

全てを説明できないから困っているのです。

 

ただし、僕は以前にこんなデーターを見ています。

 

厚労省が出したデーターで緑内障の有病者数を各年度毎にグラフ化した

データーで、それはある時点から一気に右肩上がりになります。

 

また、今もあるかは不明ですが、総務省の出したPCの普及率、

これもある時点から右肩上がりになっています。

 

この総務省の出したデーターと厚労省の出したデーター、

その右肩上がりになっている年度はほぼ一致しています。

 

Windows95が発売されてからなのです。

 

他の眼の疾病は減少傾向なのに、

緑内障だけは右肩上がり、そしてその発病する年齢は

弱年齢化しています。二つのグラフを重ね合わせると奇妙な一致をみます。

 

僕はこの事からPC作業と緑内障が何かしらの関連性があるのか?と疑っています。

 

ではPCを見ている時と、

 

遠くをぼっーっと見ている時に

 

眼に課している仕事としては、何をしているのでしょう?

 

1)先ずはピントを調節しています。

 

2)近く(モニターの位置を40㎝~80㎝程度に設定している方が多い。)

を見る事が多いため、目線を内側に寄せている、つまり寄り眼している。

 

3)虹彩という器官が眼に入る光の量をコントロールしている。

 

4)自律神経を交感神経主導から、副交感神経主導に切り替える。

 

以上の1)~4)までの変化を無意識に、あくまでも無意識下で

コントロールしています。そこで僕は先ほど説明したグラフに

基づき、10年程、この1)~3)までの運動量を減らす眼鏡を作っています。

 

4)に関しては、どの程度スイッチの切り替えをコントロール出来ているのか

正直把握しようがありません。それこそ、脳波をとればわかるのかもしれませんが、

ですからこの効果を僕は少なくとも今は解説出来ないのです。

その点どうかご理解下さいね。

 

では、今日の本題ですが、以下の通りです。

 

③遠近両用レンズを使うとレンズの下に窓みたいな別のレンズがついている

から、遠近両用レンズを使うとすぐに老眼とばれて嫌だ。

 

元々遠近両用レンズは日本では生まれた訳ではなく、エシロール社のバリラックス

というレンズをHOYAさんが技術を輸入して日本での遠近両用レンズの歴史が

スタートしました。当初はレンズの設計も今と比べては品質が低く、

かつ、僕ら眼鏡士のノウハウの蓄積にも相当の時間が掛かったようです。

 

これが具体的に何年前か、実は僕はちゃんと聞いた事がありませんが、

よく聞く大雑把な数値は3~40年前と聞いております。

 

では今日の本題③ですが、今説明したHOYAが輸入した遠近両用レンズは

累進設計と言って、あるところを境にゆっくり度を変化させるレンズを

さします。その変化の度合いを僕は階段ではなく、坂道ですよ~。

と説明します。この坂道を緩やかにするということは、

要因②~加入度や度数の設定で歪みの量をコントロールできる事実。

 

という項目で説明しました。坂道を急にしたり緩やかにレンズを発注する

時に僕らは調整可能ですよ~。という事でした。

 

本題に戻ります。

 

では累進設計の遠近両用レンズには明らかに外から遠近バレする

構造があるのでしょうか?それが無いのです。導入後何十年も

経っているのに、この一部に小窓の様な構造があって、

遠近両用レンズを使うといかにも「私は老眼です。」と

宣言するかの様で嫌です。

 

と思っていらっしゃる方が相当数これまたいらっしゃいます。

これは全て僕ら業界側の責任で、その新商品であったり構造の

存在を知らしめる努力がまるで足りていないことに原因があると

僕も承知しています。いくら僕がこんなblogで一生懸命書いても

世間の常識をひっくり返す事は不可能に見えます。また可能だとしても

相当の時間が掛かるということは覚悟する必要があるようです。

 

実際に僕がWEBでこの累進設計の遠近両用レンズについての

解説はそれこそ、前のblogも併せれば何十回もblog記事にしていると思います。

それでも未だに遠近両用レンズを使う云々の間違った知識は

無くなりません。それは未だにレベルの低い知識で遠近両用レンズを

作成している方々がいらっしゃり、今の今、遠近両用レンズを怖くて

掛けられないという人たちが大量生産されているからです。

 

以前のレンズは確かにダメだったかもしれません。

でも今のレンズだって僕の説明してきた経緯が正しければ、

作り手のノウハウの蓄積がなければ、まるでダメだという評価を

貰ってしまう可能性があるという事です。

 

これを防ぐために僕は遠近両用レンズを正しく作れる

一定以上のレベルの方を第三者機関により資格化し、

その認定された眼鏡士で遠近両用レンズは作りましょうと

広報するくらいの事までやらないと遠近両用レンズ難民は

これからもあふれ出てくるでしょう。

でもそんなの僕一人の技術では決して出来ないでしょう。

 

僕の力不足を痛感するところです。

 

ともかく、今回のシリーズで言いたかった事は

皆様の知識を一回、アンインストールして、

新しい知識を再インストールする必要性があると

僕は感じているという事です。

 

長々と失礼しましたが、冒頭の緑内障の例を挙げるまでもなく、

遠近両用レンズが普及していない現状が皆さまの生活の質を

低下させる方向に大きく作用し、

 

結果的に国を挙げて生産性低下に向かっているという事を

僕は悔しく思い、何とかならんかと

焦っている僕をどうかご理解いただければ幸いです。

 

取り敢えず老眼バレシリーズは今回で終わりますが、

同じネタでもblogという性質上何回も書かないと

なかなか伝わらないと承知していますので、

また新商品が出た時にでも告知と併せてご紹介しますね。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

遠近両用明視域図

遠近両用レンズ構造説明図

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老眼バレ-6

三日間の台湾出張から戻って参りました。今回も実りのある旅でしたが、

僕は益々台湾が好きになっていきます。台湾で出会う人、景色、料理。

その全てが僕の心や体に力をくれます。

 

きっとこれからも台湾とのつながりは深くなっていくのでしょう。

 

つながりを深くするべきレンズとして僕は遠近両用レンズを

推奨しています。また、スマフォの普及は更にその必要性を

増しました。にもかかわらず旧態依然としていて、

かつ儲け重視の商業主義の情報に流され、

 

未だに遠近両用レンズは使わない方が良いと結論づけている人が

相当数いらっしゃる現状を僕は勿体無いと思っています。

 

さて今日はその世間に流布されている間違った知識、

その②について解説します。

 

先ずは間違った知識に関して忘れてしまっている方がいるので

おさらいしましょうね。

 

①遠近両用レンズは怖くて使えない

 

老眼バレ-1~5ではこの①について解説してきました。

 

今日はその②です。それは以下の通りです。

 

②遠近両用レンズを使うと早く老眼が進むから出来るだけ我慢した方が良い。

 

僕はこれを否定しています。そして先日受講した先生のお言葉を借りても

遠近両用レンズを使うことは、ビジョントレーニングの効果があるという

先生の解釈を僕は支持したいと思います。

 

つまり早くから遠近両用レンズを使った方が、先生曰く、

眼を下に下げる運動をし、それが習慣化するので、

遠近両用レンズに慣れやすい。

 

逆を言えば、単焦点レンズで手元用の老眼鏡を作ったとしても、

眼を下にはそこまで下げないので、殆ど首の動きでカバーしてしまい、

結果として、ご年配になってから突然遠近両用レンズを

使ったとしてもフレームの下部、天地で言えば、地の部分に存在する

お手元が快適に使える領域が使えないそうです。

 

ですからご年配になってからでは遅い場合もあると先生は力説していました。

 

では眼を下に動かす運動を下方回旋運動に関しては、

遠近両用レンズを使った方が訓練出来るので眼の動きが活発化するとしますが、

 

多くの方が懸念されていることに

 

「早くから遠近両用レンズを使うと老眼が早く進む。」

 

というお話なのですが、それは事実なのでしょうか?

実はこれに関して明確に僕は言いきれる資料がありません。

 

従って、推論で言いますが、

 

皆様も鵜呑みにしないでくださいね。

 

多分この検証は難しいのでしょうね。

 

例えば、

 

遠近両用レンズを50歳から使ったグループ100名と

 

遠近両用レンズを使わずに生涯過ごしたグループ100名とに分けて

 

調節力の変動を100名平均で毎年データー取りしたとします。

その研究を結論づける為には多くの方のご協力と、

途方もない時間がかかることでしょう。

 

少なくとも僕にはそれを研究する資金的にも時間的にも余力はありません。

 

では、本当に早くから遠近両用レンズを使うと老眼は早く進むのでしょうか?

 

その解説に入る前にそもそも老眼とは?

 

という基本から入りたいと思います。

 

老眼とは、ピントを合わせる力が、毛様体筋の老化と、水晶体の硬化の二つの作用により

減退し、近業作業時に目的とする視物が良く見えない状態を指します。

 

専門的用語では老視といいますが、よく誤解を招いていると思うのは、

遠視と老眼は一緒ですか?と聞かれる事です。

 

遠視とは、ピントを合わせる力を使わずに、無限遠を見た時に焦点が網膜より

後ろで結像されている状態を遠視と定義します。因みに網膜の手前であれば近視です。

 

老眼は、無緊張ではなく、力を使って目的距離にピントを合わせる力が足りなく、

手元の細かい字などが見え難くなる状態をさします。

 

遠視=無調節時に結像された焦点が網膜より後ろ。

 

老視=ピントを合わせる力が衰え、近くが見え難い状態をさします。

 

ややこしいのは、遠視の人も近くが見え難いと言うことがあるのです。

それは遠視の人の方が近くを見る時に、

近視の人より多くのピントの調節運動を求められるからなのです。

 

逆に近視の人は例えば、

 

S-2.00という近視の人にとっては裸眼での遠点という位置は50㎝になります。

実際には50㎝より少し内側で明視しだしますが、

計算上は50㎝が遠くの視界の端だとご理解下さい。

 

細かい計算は端折りますが、

 

この方が40㎝の距離を見る為に求められる力は

0.50ディオプターということになります。

 

では

 

S+2.00という遠視の人はこの近くを見る為にどのくらいの力を求められるのでしょう?

 

先ずは上の近視はマイナス、

遠視はプラスに符号が変化していることをご理解下さいね。

 

この遠視の人が40㎝を見ようとすると

 

4.5ディオプターのピントの調節運動を強いられます。

このお二方が同じ年であっても、この本来持っている遠視や近視の

屈折異常量に差異があれば、自覚としての老眼の感じ方がまるで

違っているという事を消費者が理解すべきでしょう。

 

よく聞く話ですが、50代後半の方で

 

「私は、全然老眼じゃないのよ。」

 

と得意げに話す方がいらっしゃいます。

そんな方の眼を見させていただくと

 

多くのケースで弱い近視の状態で、

遠くは良く見えないけど、近くは良く見える。

 

眼の屈折異常をお持ちなのです。

 

また近視性の乱視をお持ちの方も

近視の様に手元が見えることもあります。

 

ですが、乱視にしても遠くは視力が出にくいケースが多いのです。

 

つまり老視眼ではないと言われた場合には、

 

遠くも見える。

 

かつ

 

近くも見える。

 

という二つの条件を兼ね備えて初めて老視ではないと言いきれる

という知識を是非もって下さいね。

 

では老視が遠近両用レンズを使うと進行が早まるか?

 

というのが今日の本題なのですが、

 

今まで説明してきた経緯からすれば、

二つの要因で老眼は進行するとして

それらを分けて考慮する必要があることがご理解頂けると思います。

 

①毛様体筋の筋肉量の低下

 

②水晶体の硬化

 

①毛様体筋の筋肉量の低下については、遠近両用レンズを使うと

ピントの調節運動をサポートします。いわば杖です。ですからそのイメージ

からすれば、サポート無に頑張れば、多少老眼化は進行スピードを

抑えることが可能かもしれません。

 

ですが…。

 

その解説はまた次に、

 

②の水晶体の硬化については、遠近両用レンズを使っても

使わなくても硬化してきます。例えば10才の水晶体の柔軟性と

20才の水晶体の柔軟性でさえ、10才に比べれば、20才は柔軟性に劣ります。

つまり硬化していて、ピントの調節力は衰えているのです。

ですから、10才の子供にとっては、20才の人の眼は老眼だと思うかもしれません。

 

ですから、②に関しては僕は遠近両用レンズを使うと

云々という理屈は不自然に思います。

 

①については、確かに議論の余地はあります。

 

ところが、生活の質という観点からすれば、

まるで別の見解が見えてきます。

老眼を放置して生活の質が落ちていませんか?

 

という話です。

 

初期の老眼を放置すれば、それは当然見える見えないの前に

眼は疲れます。そしてそれを更に放置していれば、眼に掛けている

過度な負荷は、眼以外にも悪影響を与えるでしょう。

 

具体的には言いにくいのですが、敢えて言えば、

 

真っ先に考えられるのは

 

慢性的な頭痛や肩こりです。

 

これを放置して時に痛み止めを飲んでいても、

それでも老眼鏡を掛けたくないと言われれば、

それ以上僕は言える事はありません。

 

でも

 

出来れば薬なんて飲みたくない。健康的に暮らしたい。

 

もしもこう仰るのなら、

 

前向きに初期の老眼の時から遠近両用レンズを使う事を

僕はお薦めしますし、一日にPCを10h見るなんて

負荷を毎日掛けている様なIT系企業で働く方々は

 

それこそ20代から、遠近両用レンズを使う事も

グラシアスでは推奨したりしています。

 

増してや、老眼を放置していて、近視系の方々がよくやる仕草、

眼鏡を上に上げて裸眼で見たり、眼鏡を下げて上目使いにしたり、

その仕草の方が、より実年齢よりも老けて見えたりします。

 

そうなると老化の進行を抑える為に、老眼鏡を使わないという

選択が自らを老けさせてしまうイメージを作ってしまったりもするのですから、

こうなっては本末転倒とも言えますね。更に先ほど述べた目線を下方に移す運動に

とっては、老化を防ぐ効果もあるのですから、

 

遠近両用レンズを使う=老化が早く進むとは決して言いきれないと僕は思います。

 

何が本当で、何が自分にとって最善か?

 

数多くの選択肢があるなかで、何が自分にとって必要なツールなのかは、

正直言えば、正しい知識がないと選べないのです。消費者の自由に任せる

法制度や社会の仕組みは、僕にしてみれば、皆で崖に向かってあるいて

飛び降りる行為にさえ思えます。先に崖があるなんて誰も思っていないのです。

 

でも、実は…。

 

ね、知らないって怖いですね~。明日も続きますから

着いてきてくださいね。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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