2018年11月

正しい知識、正しい選択。

次郎君、好きな食べ物ランキング

 

第1位 ラーメン コッテリ大盛りマシマシ系

 

第2位 カレー スパイス強めのグリーンカレー風

 

第3位 カニクリームコロッケ コロモ薄めのとろける感じ。

 

第4位 松屋の牛焼肉定食

おろしポン酢とフレンチドレッシング サラダに七味はたっぷりかけて。

 

第5位 「わ」のハラミ。わさびとキムチを添えて。

 

特別枠 丸山吉平さんのぼーヒレカツ。廃業の為、選外。む、無念。

 

こうして並べてみると、非常にジャンク感が大いに漂う選考結果となりました。

今僕は

 

痛風

 

高血圧

 

高脂血症

 

高コレステロール

 

の4種類の薬を服用していますが、僕の好きな物だけを食べていれば、

こうなっても仕方がないですね。

 

今日のお話は、眼鏡がどうしても好きじゃないから、常に裸眼でした。

という方のお話です。このアラサーの方の眼を見させていただくと、

 

右目が中度の近視と乱視、

 

左目が弱度の近視と乱視、

 

という状態でした。どうして近視が進行するか、

この結論は世界中の誰も解明していません、そんな状態であることを

承知していながら、敢えて推論を申し上げれば、利き目の方が

近視が強めに出やすい結果になっていることが多い。

 

これは統計学的にはそれ程的外れな見解ではないと思います。

少なくとも僕の数千名のカルテの結果はその利き目の方が

近視の場合は度が強くなる傾向にあります。

 

今回も利き目は右目でした。

 

そして右目の方が左よりも強い近視になっていたのです。

その結果、アラサーという僕に言わせれば、まだまだこれからの

ご年齢なのに、モノビジョンという眼の状態で、遠方を見る時は、

左目だけを使ってみている状態でした。

 

右目の画像の質が未矯正の為に悪いので、その画像は

左目の画像に重ね合わせない方が良好な視界が維持できると

無意識に判断し、右目の画像信号をカットするのです。

 

この脳の機能を抑制と言います。

 

その抑制している状態で、遠方を見る状態になっていたのです。

それだけならまだ良いのですが、この方は斜視の自覚もありました。

疲れると片方の眼が外に開いたり上下にずれたりする感じを訴えていました。

 

実際に眼位を測定してみると確かに斜視であり、

外に開き、左目が上にずれる上下斜視もありました。

 

ただし、それが物凄い大きなずれではなかったのに、

斜位ではなく、斜視になっていたからびっくりしたのです。

これは視力が出ない状態を放置していたために、

 

両目で捉えた画像を重ね合わせて見る事を何年もして来なかったために、

斜視になってしまったケースです。眼鏡は掛けたくないという自分のご意思で

その状態を選択してしまっていたのです。これは見過ごせないなと思っていたし、

 

やはり斜視になっているという状態は本人としても気になっていた

ようで、眼鏡で眼の位置が安定しているのを確認するとホッとしている

様子が見てとれました。

 

どうか皆さんも、ご自分の思いが、どんな結果を生むのかを

しっかり理解した上で、眼鏡を掛けるとか、掛けないでとかを

ご判断頂きたいと切に願いますが、

 

プロの中でも見解の相違があるような屈折矯正を

正確に正しい道を選択できるとは到底思えないのも

正直な僕の思いです。正しい選択にたどり着ける道として僕らは

MORE~快適眼鏡研究会~という研究会を立ち上げ、

 

プロとして僕らも勿論常に研究しますが、是非、皆さんも

正しい眼鏡選びなり、正しい眼鏡屋選びをしっかり研究してみては

いかがでしょうか?

 

少なくとも僕は冒頭羅列した自分の好きな食べ物を見て

猛省し、もう少しだけでもバランスを

考慮した物を口に入れようと決意したのです。

 

MORE~快適眼鏡研究会~のHP

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

MORE縦型

 

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台湾の友からのメッセージ。

台湾の友人からの紹介記事。

 

先日ビッグサイトで開催された眼鏡の国際展示会、IOFT2018にて

僕らが手掛けるレチルドは新作を発表させて頂きましたが、

数社の取材も受けました。

 

今日はそのうちの一社、台湾最大の眼鏡に関するWEBメディアさんから

のご紹介です。

 

台湾の皆さ~ん。

 

宜しくお願い致します。m(__)m

 

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感動のスペクタクル巨編~プリズム四部作~

プリズムを正しく理解する。

 

プリズムのマイナスの効果。

プリズムにまつわる負の歴史。

プリズムに対する誤解。

プリズムプリズムってうるせ~よ。という読者の方々のお声が聞こえてきそうですが、

一つ一つステップをふんで説明した方がより分かりやすいかと思いました。

 

もしも僕の言っている事が本当ならプリズムを入れて眼鏡を作るという手法は

その効果がマイナスの効果ばかりだから普及しないのではなくて、

導入の方法を間違った、若しくは制度的な問題が普及の足を引っ張っている可能性を

僕は指摘しています。

 

技術的な問題に関しては、少なくとも僕は既に克服しているので

後は、そのハウトゥーを皆で共有出来れば一気に普及機に入ると思いますが、

過去の失敗に囚われ、今の理論を否定する方がいらっしゃるとすれば

それは勿体無いし、その方法論を皆で議論する場を作ることこそが

 

肝要だと僕は思っています。現状は各派閥の長が集い侃侃諤諤の議論を

繰り広げる場は皆無に等しいのです。

 

それも僕や仲間と場の構築と提供を目指して頑張ります!!!!

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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プリズムに対する誤解。

昨日は三部作~って言いきってみたわりに実は書ききれなくて

どうしても四部作になってしまったプリズムシリーズ、

 

今日はプリズムに関する誤解を解きたいと思います。

 

良く言われるのは

 

「プリズムをベースインに入れる(いわゆる外斜位を矯正する。)

と眼が開いて斜視になるよね?」

 

という僕に言わせれば「誤解」を解きたいと思います。

 

プリズムを入れると専門的に言えば基底と反対側に眼が動きます。

それは間違いない事実です。

 

基底とは皆さまに分かりやすくいえば厚みのある側だと思ってください。

 

ベースインに入れれば鼻側が厚くなるので鼻側が基底方向になり、

 

ベースアウトに入れれば耳側が厚くなるので耳側が基底方向になるのです。

 

ここまではついて来れますか?

 

僕は死亡時/気絶時に、人は99.9%外に眼が開くと説明してきました。

従って本来人は眼が外に開きやすい状態で、それを様々な輻輳という

寄り眼の力を使って遠方見る為には両目の目線で平行線を描き、

 

更に近方の対象物を見ようすれば更に寄り眼になって、

目的距離に応じて目線が三角形を描く。

 

そして目的距離が近くなればなる程に

 

その三角形の高さは低くなる。

 

イメージで言えばこんなところです。

 

そして遠方を見ている方にとって

 

ベースイン、外斜位を矯正すれば、1△(プリズムディオプター)当たり

目は0.25mm耳側、つまり基底と反対側に開きます。

 

これは事実です。

 

この0.25mmでも右目と左目の瞳孔間距離が広がることですら嫌だと

言われれば、返す言葉はありませんが、一体何人の方がこの1mm以下の

眼の位置の移動を目視で確認出来るのでしょう?

 

僕は皆無とは言いませんが、皆無に等しいとは言って良いと思っています。

 

そしてプリズムメガネを掛けていると斜視になる。

 

とか

 

延々とプリズムの必要量は増えていって最終的に斜視になる。

 

こう主張する人が一定数いらっしゃるのですが、

僕はこれを誤解であり、都市伝説に等しいですよ。

と主張しているのです。

 

ただし先ほどご説明したように1△あたり0.25mm広がるのは

事実です。そしてややこしいのが、

 

実際にプリズムを入れると

 

一部融像除去眼位が

 

実際の眼位

 

に限りなく近づいていくのもこれまた事実なようです。

 

この一部融像除去眼位の測定値を斜位量だと定義すれば、

この一方的に斜位量は増えていくと主張する方々の見解は

正しかったという話になります。

 

ここで僕は

 

一部融像除去眼位という専門用語と

 

実際の眼位という酷く曖昧で、専門用語としても認知されていない

言葉を使いました。それは斜位量の測定に関して絶対的な

測定法が確立されていないという僕の私見に基づき、

 

一部融像除去眼位が斜位量ではない、

 

では完全に融像を除去した斜位の測定法が、

実際の眼位を表しているかといえば、それも違うと

「僕は」言っています。

 

ふ~む。

 

これは一般の方はついてこれない話になってきました。

ここは流し読みで結構です。でもここを避けて説明すると

猛烈な反論を食らうこと必至なのですね。

 

その為、少しボリュームを使います。

 

少し整理しましょう。

 

一部融像除去眼位が一部しか融像刺激を除去出来ていないのですから、

それが実際の斜位量全てを表している筈はありません。

 

この見解は議論の余地は無くご賛同頂ける話です。

 

では

 

完全に右目と左目の像を分離させた状態で斜位量を測定すれば

それが実際の斜位量全てを測定出来るのですか?

 

と聞かれれば、そうではない。

 

と僕は説明しています。

 

では僕が力説している。

 

一部融像除去眼位はプリズムを入れると実際の眼位に限りなく

近づいていくという説明は、実際の眼位とはどうやって測定しているのでしょう?

 

それを僕は片目を隠して、交互に隠す眼を交代させる

交互カバーテストというやり方で測定しています。

 

実際の眼の動きから、実際のプリズムディオプター量に

換算して測定しているのです。

 

それは

 

1△あたり0.25mm

 

従って

 

4△では1.00mm

 

になります。

 

両目で

 

①2.00mm動けば 8△

 

ただし、ここに潜伏しているずれがあるので、

 

目視での測定値に3△足した状態が実際の眼位になる事が

多いと説明してきました。

 

上記の①であれば

 

8△+3△=11△

 

11△が実際の眼位であると説明しているのです。

 

例えば

 

カバーテストでは11△だと測定出来た。

 

でも

 

斜位量の測定を

 

一部融像除去眼位で測定するとこの場合に

 

正位から11△まで

 

非常に多くの振れ幅が存在します。

 

例えば

 

ある日ある時に

 

3△と測定された30代の男性がいるとします。

 

この方に

 

2△のプリズムを入れて眼鏡を作成したとします。

 

その後快適にご使用いただき、

3年後にそろそろレンズが傷んできたからレンズ交換を

というご要望で来店されたとします。

 

そして斜位量を測定すると

 

多くのケースでカバーテストでの斜位量は11△

 

前回と同様の測定結果になります。

 

ですが一部融像除去眼位の斜位量は前回より増えている場合が多いのです。

 

例えばその測定結果が

 

3△→4△→5△と増えていく事が多いと僕は説明しています。

 

ただし、ここで区別しなくてはいけないのは

人の屈折異常量は、

 

第一次変動期→安定期→第二次変動期

 

という一生のバイオリズムが存在すると説明しましたが、

 

この変動期であれば、

 

近視が増えたり、減ったりする訳ですが、

近視が増える傾向であれば斜位量は減少し、

 

近視が減る第二次変動期であれば斜位量は増えていくと予想しますし、

実際にそういう傾向にあることが多いと言えます。

 

この放っておいても斜位量が増える時期にプリズムを入れて、

かつ近視であれば弱度化していれば、それはプリズムを

入れても入れなくても外斜位であれば斜位量は増えていきます。

 

これをプリズムを入れたからと斜位量が増えたと誤解しているケースも

きっとあるのでしょう。ここはしっかり分けて考える必要があります。

 

僕に言わせればカバーテストは何かの疾病が

無い限り安定期であれば比較的安定します。

 

ただし薬の服用で実際の眼位が変化する事は多々ありますので

 

疾病と薬の服用はしっかり被検者に確認する必要があります。

 

更に言えば、精神的に過度なストレスが発生すると

外斜位だった人が内斜位になったりドラスティックに変化することも

あることは指摘しておきます。心と眼も繋がっているという事ですね。

 

以上急遽四部作になったプリズムシリーズ。

 

今回は非常に難解になってしまいましたが、

 

プリズムを入れた=斜視になる。若しくは一方的に斜視量が増えていく。

 

そんな事例は少なくとも数千事例を見てきた僕からすれば

未経験だとは言いきりたいと思います。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

屈折異常の変動傾向

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プリズムにまつわる負の歴史。

昨日のblog

 

一昨日のblog

 

に続けてプリズム三部作が堂々完成致します!!!!

 

っという訳で今日はプリズムにまつわる負の歴史、

プリズムが普及しなかった過去の経緯をご説明します。

 

またプリズムに否定的なコメントやblog記事も散見しますので、

それについても簡易に解説します。

 

少なくとも今の日本では間違った知識が世間では蔓延っていたりします。

そしてそんな情報元が眼鏡屋さん、なんてパターンもあるのですが、

その情報ソースが自身の体験に基づくのか、もしもご自身の体験なら

何百、何千の処方事例から、その結論に導いたのか?

 

そこを見極める必要があります。中には本や参考書で聞きかじっただけで

ご自身の体験であるかの様にプリズムの危険性やネガティブな情報を

垂れ流しているケースも僕に言わせればあります。

 

更に言えば、プリズムという度数を普段から入れて眼鏡を作成している

お店さんは明らかに少数派、マイノリティーと言っても差支えないと思います。

それなのに、プリズムはイコール気持ち悪いだけ、とかご自身の体験だけを元に

結論めいたことを言うのは正確な情報を消費者に届けるという観点からは

逸脱しているとも言えます。

 

ただし、今日本でプリズムが普及しなかった時期、何度もトライ&エラーを

していて、それでも普及に至らなかった時期があるのもこれまた純然たる

事実です。つまり何十年も前の日本におけるプリズム処方黎明期に

プリズムはダメだと結論づけられてもしょうがない程に

 

クレームの嵐だった時期があったのです。

 

これが業界全体でアンチプリズムという派閥を生み出した根源でもあるのですが、

少しだけ時代を遡ると、日本にプリズム処方のノウハウを伝えた伝道師とも

言える方がハウゼ(ハーゼ)先生というドイツ人の先生なのですが、

 

そのお方が持ってきたシステムや検査理論を

日本は当初そのまま持ってこようとしました。

 

結論を先に言えば、「だから」駄目だったと僕は推察します。

 

ただし先生の名誉のためにも、弁解すれば、人は他者の失敗を見て、

それを参考にして一歩前進出来ます。つまり先生の失敗(敢えて言いきりますが)

は無駄ではなく、それを考慮し反省し、その後も日本ではドイツ式検眼を

普及させようと尽力した方々が一定数いらっしゃいました。

 

新宿三法堂のA社長、

 

そして元カールツアイスにいらした故南沢先生もその一人です。

 

そして僕は、その先生方の弟子のひとりに過ぎないのですが、

僕は少なくともこの検査理論であり、プリズム処方で救われた一人なのですが、

そういった意味で僕はこの検査理論を普及させることが僕のライフワークでも

あるのです。教わった先生に対する恩返しの意味も勿論ありますが、

 

一人でも多くの消費者の方々に手を差し伸べ、良好な視環境を提供できるように

業界の構造そのものの改革までが僕のライフワークだとも思っています。

 

決して検査理論の普及で満足してはいけないということです。

 

少し話を戻します。僕はドイツ式のシステムをそのまま日本に導入しようとした、

だから失敗したと推論であることを承知しながらも言いきりました。

 

では何故ドイツ式をそのまま日本に輸入してはいけないのでしょう?

 

それは

 

先ず、正視遠視系の多いヨーロッパと

 

近視大国の日本という民族の差異による、屈折異常の傾向の差が

プリズムという処方度数の必要性に対する差にも繋がってきます。

 

人間の多くが、死亡時、気絶時には眼が外に開く反り目だと

一昨日の記事で説明しました。それはドイツ人でも日本人でも

差異はありません。

 

ですが

 

ドイツ人=正視/遠視系

 

日本人=近視系

 

という差異があります。

 

すると

 

僕は勉強会でも力説しているのですが、

 

遠視の外斜位は近視系に比してプリズムを欲しがる、

それはこういう風に言いかえることも出来ます。

 

遠視系の方が近視系に比してプリズム処方が有効だ。

 

とも言えるのです。

 

ハウゼ先生がそれにどこまで気づいていたのか、気づいて

いなかったのか、今となってはお聞きすることはかなわず、

真相は闇の中ですが、近視系の方の方がプリズムの必要性が

遠視に比べて少ないと言えます。

 

ですから、近視系の方にも闇雲にプリズムを入れると

クレームが発生するのです。

 

「こんなの気持ち悪いよ、違和感が凄い。」

 

と消費者はたまらずレンズ交換を迫り、せっかく新しいドイツ式検眼を

勉強し、それを消費者にサービスしたいと願った眼鏡士の方々の志は

ぽきっと音を立てて折れ崩れていったのです。

 

次に、これは難しいですよ。

 

先生は一部融像除去眼位の測定値、それを斜位量と定義付け、

そのずれは全てプリズムで賄いなさいと指導されたそうです。

これは複数名の方からお聞きしましたので間違いないと思います。

 

先生の指導した方法は偏光板という器具を用いるポラテストと言いますが、

この偏光板の十字視標という視標を使って測定された測定結果をそのまま入れると

一時的に視力が大きく落ちるケースが僕が検査しても散見されます。

 

ですから、その後ドイツ式を日本で普及させようと尽力した先生方は

一部融像除去眼位での測定値をそのまま入れて眼鏡に作るのでなく、

 

遠視外斜位ならその 7割

 

近視外斜位ならその 5割

 

この様に新しい指針を作りました。

この効果で僕の様な13年前のずぶの素人だった僕でも

プリズム処方で喜んで頂ける環境が出来たのです。

 

次に問題点は資格の問題です。

 

ドイツではマイスター制度という国家資格が整備されています。

きちんと勉強した人だけがマイスターを名乗れるのですが、

日本にはそういった制度がありません。

 

辛うじて、業界内資格である認定眼鏡士制度がありますが、

それは国家資格に比べて権威付けという意味では程遠いと言えるでしょう。

 

そう、僕ら日本の眼鏡士は権威が無いのです。

ですから僕らの発する言葉の多くは信用が無ければ

ただの戯言に過ぎないと理解してください。

 

そんな状態で、

 

眼鏡をお渡しした時に消費者の方々が猛烈な違和感を感じたとします。

そこで本来僕らはこう言いたいのです。

 

「私が検査したから間違いない。しばらく慣らして使って見て、

その上でご判断ください。」

 

若しもこういったとしましょう。すると顧客はこう感じます。

 

「お前は何者だ?」

 

となってしまいます。つまり僕らは消費者から信頼を得るだけの

バックボーンが無い、そんな状態で多かれ少なかれ違和感が発生する

プリズム処方は普及させようとしても、

到底無理、僕でさえそう感じてしまいます。

増してや今の日本は業界に対する不信感で満たされていると

言っても過言ではありません。

そんな状況では、先ずは僕らの言葉を信用してくれる

信頼関係の構築こそが優先事項になります。

 

まだ続きます。

 

まだディスカウンターが参入する前の時代、僕らの先輩方は、

 

御用達の商売をしていました。

 

お医者様ではありませんが、それでも私に任せて頂ければ、大丈夫。

あなたはレンズの事も何も勉強しなくてよいですよ。

 

と自分の持っている知識を消費者に与えずにむしろ無知な消費者の

方が有難いとすら思っている眼鏡士もいました。

 

これがのちのディスカウンター参入後の一気のシェア逆転に繋がりますが、

今日はそんな話ではありません。

 

つまり予備知識を与えて、かつ、いい訳ではなく、先手をうって

 

「今回お作りする眼鏡はあなたの眼の機能を高める為にプリズムという

度数が今までの度数に加えて作られています。このプリズムという度数は

慣れると様々な効果がありますが、一方掛け始めには違和感を伴います。

ですから慣らしは慎重に、かつそれをある程度覚悟しておいてほしいのです。」

 

とガイドしておけば、消費者も安心します。

 

このガイド、いや一言が無かった為に多くの消費者が面食らったとも言えるでしょう。

 

まだ続きます。

 

先ほどの資格の話にも繋がりますが、

 

このプリズムという度数を普及させようとした時に多くは眼鏡店を

中心に普及活動をしました。

 

ですが、日本の眼鏡業界の権威は眼科医の先生方です。

それは紛れもない事実なのですが、

 

こんな事例が頻発しました。

 

プリズムを入れた眼鏡をお作りします。

 

すると消費者が違和感に驚きます。

 

お店に相談しに来てくれれば良いのですが、

日本の権威である近くの眼科医に相談に行くケースも当然あるでしょう。

 

すると眼科医の先生の多くはプリズムに精通している訳でもありませんし、

増してやドイツ式の検眼法なんてご存知ないのです。

 

するとその先生方はこう仰います。

 

「この眼鏡はあなたにあっていない。」

 

すると消費者は憤慨します。

 

「あっていない眼鏡を作られた。ふざけるな、処方箋を書いてもらった

から作り直ししろと激怒してお店に来られるのです。」

 

権威である眼科医の先生にそう言われては僕らは返す言葉がありません。

ですから僕らは慣らしの過程云々という説明すらできずに

レンズ交換するのです。

 

これでは一切普及しませんね。

増してや新しい検査理論を取り入れようと

モチベーションには一切なりません。

 

本来は

 

このドイツ式検眼を日本で普及させようと思えば、

先ずは眼科医を動かさなくてはいけないのですが、

残念ながら、この日本では屈折矯正軽視の行政的な

方針があり診療報酬の配分が低いのですから、

精密な検査をしている暇も眼科医の先生方にはありませんでした。

 

ですから今ドイツ式ベースで検査をしている眼科医の先生を

僕は知りませんし、ドイツ式を謡っている人の多くは眼鏡屋さんだと思います。

 

本来は眼科医や眼鏡士の数だけ見解の相違がある。これが正しい知識だと

僕は思いますが、消費者の方々にその考えが無ければ、

権威の先生のお言葉を当然の様に優先しますし、それも無理はありません。

 

この様に複合的な要因で日本はプリズム処方は過去にダメだと決論づけられた

時期があったことも正直にお伝えしますね。

 

あくまでも、それでもこのプリズムという度数に興味を持つかどうかは、

勿論皆様に委ねますが、その前に何故ネットを中心にプリズムに批判的な人が一定数いるのか、

その疑問にお応えしたいなと思い今日の記事を書いてみました。

 

今日の記事の初っ端に、

 

三部作完成と言いきりましたが、書き終えませんでした。

明日は

 

「プリズムに対する誤解。」

 

に関して解説してみたいと思います。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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プリズムのマイナスの効果。

昨日のblog

 

ではプリズムを入れると判断した場合にはプラスの効果があると

見込んだ際には入れていて、その比率がおよそ73%だと申し上げました。

 

昨日の記事だけを見ると良いことばかりの様に思えますが、

そんな甘い話がある訳ありません。

 

ではプリズムのネガを炙り出してみましょう。

 

先ずはネガとも言えないネガティブな一面、

 

①プリズムを入れて眼鏡を作ろうとすると特注料金が発生します。

少なくともうちのお店では100%プリズム特注料を頂いています。

従って安く作りたいという方にはお薦めしませんね。

 

②厚みが増す。うちのお店でプリズムを入れて眼鏡を作る場合には、

ベースインと言って外に眼がずれる人に対して入れるプリズム98%の比率で入れていますが、

逆に内斜位の矯正は2%程。圧倒的に外斜位の方が多いと理解してください。

そしてベースインに入れた場合にはレンズの耳側と鼻側の両サイドのうち

鼻側だけが厚くなります。厚く重たくなるとも言えますが、

弱い矯正度合いであれば、当然のその影響も軽微と言えます。

 

③対応出来るレンズが限られる場合もある。多くのレンズが片目に3プリズム程度の

量しか入れられず、それより強くなると更に特注料が発生したり、

特殊なレンズでないとそもそも作れない可能性もあります。

例えば両面非球面レンズで強度のプリズムというのは、その度合いにもよりますが、

強度になればなる程に、お作り出来なくなる確率が高くなる。これは覚えておいても良いでしょう。

 

ではもっと深刻なネガティブな要素も公平にご紹介しましょう。

 

④多くのケースで慣らしの必要性が増す。言い換えれば掛け始めの違和感が

強く出るケースが多いのです。少し想像してみて欲しいのですが、プリズムを入れると

眼の位置が動きます。それはベースインに入れれば外側に、ベースアウトに入れれば

内側にずれて最高のパフォーマンスを発揮します。

その度合いは1△(プリズム)に対して0.25mm眼が内や外にずれるのです。

でも人はプリズム入り眼鏡を掛けた瞬間に

 

「プリズムを1△入れたから0.25mm、外に動かそう。」

 

と意識的には動かせないのです。

ですから最初はぼやけて見えたりする人もいますし。

ベースインに入れると床が盛り上がって見えたりします。

 

この感覚のずれがどうしても慣れないという方も弊店でも

1%に満たない程にいらっしゃいますが、その場合には狙った

度数より更に弱いプリズム度数から慣らしのハードルを下げるように

再作成すると殆どの方に慣れて頂きます。

 

昨日説明したようにプリズムを入れると眼や体、更には場合によっては

心にもプラスの効果があるので、その効果を得たいと強く思う人程に

強い違和感にも慣れられます。

 

つまり、

 

改善したいという意欲に比例して、

慣らしのハードルもあげられると言い換えられます。

 

逆を言えば、何も困っていない人、特に体調を改善する

必要性を感じていない方にこのプリズムという度数は

無用の長物ともなります。そこは気をつけたいですね。

 

⑤依存性があり、他のメガネとの兼用やコンタクト、裸眼の状態を

ストレスと感じて、プリズムメガネを常用したくなる可能性もあります。

これも100%そうだとは言えないのですが、自身の体験を元にしても

メガネを忘れて裸眼で一日いると頭痛がしたりすることもありました。

 

ありましたと過去形なのは、僕はプリズムメガネと出会って13年程なのですが、

当初よりも随分裸眼で耐えられる時間が長くなりました。これが何故そうなったのか?

実は僕自身も分析出来ていません。単純に慣れの問題なのか、

それとも加齢とともに、良い意味で鈍感になったのか。

僕が考えられるのはその程度です。

 

ともかく、メガネのヘヴィーユーザーで何十本もメガネをお持ちの方が

一本だけプリズムを入れると他のメガネが掛けたくなくなるか、

若しくはプリズムのメガネをたまに掛けるといつまで経っても慣れない。

そんなことが予想されますので、

 

一杯メガネをお持ちの方、

 

コンタクトと併用される方、

 

普段裸眼でたまに遠用眼鏡を掛ける方。

 

この三つの条件ではプリズム入れて、

 

他の眼鏡を全部プリズム入りに変えますか?

 

とか

 

コンタクトは諦めてメガネ常用にされますか?

 

とか、

 

若しくは裸眼は諦め眼鏡を常用しますか?

 

と僕は覚悟を迫るようにしています。

中途半端な気持ちでプリズムを入れるとか、興味本位だったら

止めた方が良いというのが、今の僕の正直な見解です。

 

今グラシアスは駆け込み寺みたいになっていて

困った人たちがご相談にいらっしゃるケースが多いんですが、

そんな方にとっては渡りに船かもしれませんが、

 

そんな覚悟もなく

 

カジュアルにお洒落な眼鏡を買いに来た、何て人には

積極的にはお薦めしないこともあるのです。

 

いかがですか?

 

僕らメガネ屋は困っている人にはお力になれるとは思いますが、

ついつい(親じゃないけど)親心からプリズムをお薦めしてしまうことが

ありますが、余計なお世話になることもあるのかもしれませんね。

どうかその点悪気はないのでご容赦頂きたいです。

 

でも意外と眼で困っている人って多いのですよ~。

 

そんな皆さんの困ったを解決するために、志の高い眼鏡屋さんが

集まってMOREという研究会を設立しました。

もしもお困りの方は是非、そちらのHPも覗いてみてくださいね。

 

MORE~快適眼鏡研究会~

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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