2018年11月

老眼バレ-5

今日は朝から吉祥寺のあさひ病院で、定期健診を受けてきました。

もう僕もよんじゅうきゅうちゃい。50手前ですから、

 

何も無いという訳にはいかない様です。

 

今日も5種類の薬を出してもらいました。

朝からマーブルチョコを食するかのように口に放り込みました。

 

健康という物を意識せざるを得ない状況に追い込まれたのが、

痛風という病気になってから、33歳くらいから発作という

形でこの病気に気づかされました。

 

以来この発作を何とか薬で抑え込めないか?と格闘しましたが、

結局お酒を止めて、大好きなラーメンの回数を減らしても

この発作は抑えられませんでした。

 

僕は眼鏡を通じて国民の健康に微力ながら寄与したいと

願っておりますが、翻り自分の暮らしぶりを見てみると

不健康そのものだったりもします。

 

これではいかんし、きっと神様が与えてくれた天職の様な

この仕事に長く携わることもかなわないでしょう。

 

50目前、より健康的な暮らしを追求して

日々暮らしていこうと思います。

 

健康的な暮らしと言えば、ここ数日長々と書いている

老眼バレシリーズですが、老眼であることがばれるのが嫌なので

極力無理してでも老眼鏡を使わない。

 

または遠近両用レンズの悪い噂だけを聞きつけ、

遠近両用レンズは使わない。こう決めていらっしゃる方が

相当数いらっしゃいます。

 

この選択は僕に言わせれば、自分の体に鞭打つ行為に

等しいのだと感じています。

 

どうかこの遠近両用レンズに対する誤解が少しでも解かれて、

その利便性を感じて快適な暮らしを送って頂きたいと願います。

 

さて今日は要因⑤ですが、要因⑤とは以下の通りです。

 

要因⑤~レンズの加工精度を高めて、

レンズに歪みを入れないように手間暇かけて加工する。

 

今まで一生懸命説明してきました。勿論度数調整だって大切、

そしてフィッティングだって大切。でもここで手を抜いたら

快適な眼鏡にはなりませんよ~というお話です。

 

そもそも歪み(ひずみ)って何でしょう?

からご説明しなくてはいけませんね。

 

僕はお客様にはこんな説明をします。

 

歪みとは、紙で言えば、くしゃくしゃって丸めて

伸ばした時に出来ているしわ、このしわがを歪みと言います。

歪みが出来る原因としては、以下の要因が考えられます。

 

①フレームのサイズより大きめに加工時に入れてしまう。

 

②フレームのカーブとレンズのカーブが著しくずれてしまう。

 

③フレームの形状とレンズの形状が著しくずれてしまう。

 

④フレームが経年変化で縮み、結果としてレンズに歪みが入る。

 

この様に時に複合的な要因でレンズのしわ、歪みは発生します。

ではすんごくぼやけた写真で恐縮ですけど、歪みが入っている状態をお見せしますね。

 

IMG_3692

 

これで見るとフレームの鼻側下部と耳側の上下に青い色が入っていますね。

これは特殊なフィルターを通すと見えますが、皆さんが普段他の人の眼鏡を

見ていて、こんな青い光を見たことはありませんよね?

 

通常は見えない=こんな歪みが入っていても問題ない。

 

こう結論づける眼鏡屋さんも一部いらっしゃいます。

僕は自分の体験を元にしても、歪み入りのレンズが

非常に眼が疲れやすく感じ、

そして時に頭痛の原因になったりもします。

 

では手前味噌ですが、弊店で加工したレンズを見てみましょう。

 

IMG_3694

これで見ると青い光は全然見えませんね。

 

これも特殊なフィルターを通していますが、

歪みは発生しておりません。

 

今回の遠近両用レンズシリーズの中でもこれは言えていて、

僕は以前に某レンズメーカーのモニタリング企画に参加したことがあります。

そして、二つの遠近両用レンズの比較をしてレポートするという企画でした。

 

その時のモニター企画としては、以前の最高峰レンズと新発売の最高峰レンズ、

その比較をする企画でした。

 

ところが、そのどちらを掛けても猛烈に眼がしばしばして疲れたのです。

度数は今まで使っていたものと変えていないのに、やけにその二本は疲れました。

今回の企画では、二本のレンズの度数だけ僕が指定して、

それを枠にはめ込むのはレンズメーカーさんのラボで行う段取りでした。

 

そしてあろうことか、レンズメーカーさんの加工精度が低く、

歪みだらけだったのです。これには驚きました。

通常この歪みの状態で何日も枠にはめておくとしわは取れずに

残ったままになりますが、幸いにも今回はあわてて外して手で削ると

途端にしわは消えて歪み無の視界になりました。

 

その後モニターした結果、新しいレンズの方がダントツに素晴らしい見え心地と

結論が出せましたが、当初の歪みだらけの状態では、

正確なレポートすらあげられない、比較の土俵に乗ることも出来ない程の見え心地でした。

この経験からより一層僕は歪みを取ることに執着していきますから、

 

多少掛け始めにつらい思いはしましたが、

今となっては非常に有難い経験と言えますね。

 

つくづく眼鏡作りに必要なのはこだわることと、そしてその全てに妥協なく、

どこか一点だけにこだわっても決して消費者の満足にはたどり着かないのだと

痛感する出来事でした。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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老眼バレ-4

さて、老眼バレシリーズ、お気づきの方もいらっしゃるかも

しれませんが、これはユニバレという言葉にかぶせてネーミング

していますが、要はユニクロ着ていることがばれると

恥ずかしい、そんな消費者心理を比喩した言葉だと思いますが

それを拝借しました。

 

僕に言わせれば、ユニクロだって真面目に作られたプロダクト

なんですから、それを着ていている方を恥ずかしいと言っている

方の心がさもしいとも思っています。

 

別にフルチンで居ろとは言いませんが、人を見た目や

身に纏っている物で判断する評価基準を僕は好きではありません。

 

もっともっと大切なのは心の在り様でしょ?…プライスレス♪

 

っと色々なところからパクッて始まる本日のblogですが、

え?そうやって人のアイディアをパクる行為は卑しくないのか?

それはジョークと捉えて頂きご勘弁くださいね。

 

それでは今日のblogの内容ですが、以下の通りです。

 

要因④~フィッティング精度を高めて安定的に要因③で合わせた位置から

対象物を見させる。

 

今日はお顔に合わせて精度高くフィッティングすることで

遠近両用レンズの見え心地に差が出るよ~。ってな話です。

 

この間から僕の顔ばかり露出して恐縮ですが、

ご容赦くださいね。

 

先ずはこの図を見てください。

 

admin-ajax[1]

 

この図で言えば青い位置に眼が安定してフィットしていれば

問題はすくなく、そして上にずれた黄色い円の位置に

眼が位置してしまうと見え心地に悪影響があり、

 

そして下の黄色い楕円に位置しても、

これまた見え心地に悪影響があります。

 

それぞれ解説してみましょうね。

 

先ずは眼鏡が下にずれると眼鏡の中の眼の位置が上に移動します。

上記の写真で言えば一番上の楕円がその眼鏡が

ずれ下がった位置での眼の位置です。

 

この状態だと視線を右や左に水平に振った時に、端っこの歪んでいる領域に

は視線は入りません。従って、揺れたり、歪みを感知しにくいと言えます。

慣らしの初期には敢えてこんなセットで眼鏡をフィッティングすることも

あるくらいです。

 

でもね、この下にずり下げるセッティングには難点もあります。

それは近くを見る時に、物凄く目線を下に下げないと

近くの目的とする視物が見えるようにならないのです。

 

遠近両用明視域図

この図を見ると近くは黄色い〇の位置で見えることが分かります。

 

眼鏡をずりさげると

 

この遠くの見える位置から近くを見える位置までの距離が遠くなります。

 

眼を下に下げる運動を下方回旋という運動と言いますが、

この下方回旋量は、普段から意識して使っていないと

あまり下に目線を下げられないようになっています。

 

ある意味、目線を下に下げるトレーニングも必要な程です。

 

ですから眼鏡を下にずらして眼の位置を上にもってくると

 

・装用感は改善し、

 

・近方の見え心地は劣化する。

 

と言えます。

 

では眼鏡を必要以上に上に上げてみるとどうなるのでしょう?

もう一度最初の写真に戻ってください。

 

下に一番下がった楕円は、赤い線の領域に鼻側では入ってしまっています。

これでは少し目線を内側に向けただけで、歪む領域に入ってしまいますし、

二番目の写真を見ればわかるように、レンズは下に行けば行くほどに

手元にピントが合うように度数は変化しています。

 

まとめると

 

眼鏡を上に持ち上げて眼の位置を下に持ってくると

 

・装用感は劣化し歪みを感じやすくなり。

 

・遠方を見る時の視力は低下し、

 

・近くを見る時には少し目線を下にずり下げれば楽に手元の距離が見えます。

 

ですから僕ら眼鏡を作る側としては、

 

適性な位置に留めるようにフィッティングするだけでなく、

お客様の下方回旋量も考慮してレンズ選びをする必要があります。

 

あまり上手に目線を下に下げられない人に歩きやすいからと

累進帯と言って度数の変化領域が長めにセットされたレンズを選ぶと

歩くのは歩きやすくとも、近くが見えない。

なんてクレームになってしまいます。

 

逆に言えば、上に持ち上げて近くを見れば楽ですが、

それは歩くのには適していないという事です。

 

このレンズの特性を考慮して、鼻パットの高さを特殊な工具無で

変えられる鼻パットもパーツ屋さんから開発されています。

 

ただし、僕らの目標はお客様の普段の生活を少しでも詳しく

理解し、その生活習慣に合わせてレンズを提案するという

測定も併せた提案力も大切なことが以上の説明からもわかりますね。

 

少なくとも人は習慣化という物からは逃れないのです。

それが本当なら、どのくらい目線を下げたら、どの距離に合うという

状態を習慣化させる必要があるのですが、いつも掛ける位置が

ずれてしまっては、いつも何処に目線を持っていけばいいの?

と戸惑ってしまいます。僕はこれを良くないよと説明し、

 

だからお店でも安定して

いつも同じ場所に掛けられるようにフィッティングしますし、

今日はその大切さを説いたのです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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老眼バレ-3

老眼バレ

 

老眼バレ-2

 

なんだか一冊の本になりそうなボリュームで書いていますが、

皆さんついてきてくれるでしょうか?

 

今日は老眼バレシリーズのその3、

昨日は①遠近両用レンズは怖くて使えない。の

 

要因②~加入度や度数の設定で歪みの量をコントロールできる事実。

 

について解説しました。

 

今日は

 

要因③~アイポイントの測定精度を高めて、狙った位置に狙った

設計上のポイント合わせる。

 

について解説します。

 

遠近両用レンズは設計毎に、見える範囲や歪みの量が変わり、

そして加入度の設定によっても変化すると説明しました。

 

今日はその遠近両用レンズの特性として、

見える範囲の中で中心から物を見させることが大切ですよ~。

というお話です。レンズのどこに眼の位置がくれば適性なのでしょう?

 

少なくともレンズ面という面の中で座標を設定して、X軸とY軸をもって

始めて二次元の平面の中にある一点を指定します。

 

このある一点をアイポイントと言いますが、このアイポイントの測定が

難題であることは、僕らは当たり前でも皆さんには意外と知られていません。

皆さん創意工夫をしてアイポイントの測定をしていますが、

これだという決定打はでていないのが現状だと言えます。

 

そもそも論として瞳孔反射に合わせるのか、

それとも黒目の中心にアイポイントを合わせるのかでさえも

業界の中では議論の余地がある課題なのです。

 

万事その調子ですから、業界の中で皆を納得させる統一理論の構築なんてものは

現状を鑑みれば無理難題と言いきって差支えないと思います。

 

さて瞳孔反射って何でしょう?

 

admin-ajax[1]

この赤い→で指し示している白い点の事なんですが、

これは斜位量や固視ずれ量で水平方向に変化します。

原則論で言えば外斜位であれば、鼻側に、

内斜位であれば、耳側に反射している光が移動します。

 

ですから、このずれの存在を考慮して、黒目の中心をアイポイントと定義する

人もいれば、先日受講したセミナーの先生はこの瞳孔反射をベースにしなさいと

指導されていました。僕は鼻側にインセットされているので外斜位ですね。

 

そして赤い線で収差の領域を線が引いてありますが、

この鼻側と耳側の収差領域のど真ん中にアイポイントが来ていれば良いのですが、

それが僕の瞳孔反射をベースに考えれば、少し内側にこの写真ではずれていますし、

黒目の中心がアイポイントだとすれば、そのずれは軽微と言えます。

 

ともかく、皆さんに知っておいて欲しいのは、

アイポイントを測定せずに遠近両用レンズで眼鏡を仕立てることの

危険性を僕は今日のblogでお伝えしたいのです。

 

どんなに良いレンズを使っても、このアイポイントがてんでバラバラだったら?

 

それは見える範囲が狭まるだけでなく、歪む領域がより視界の中心に

近づきますから、それは気持ち悪く感じるでしょう。

 

因みに人の網膜は構造的に端に行けば急激に感度が落ちるようになっていますし、

それは細胞の密度や分布からも明らかなのです。ですから人は視野としては

広くとれていたとしても、その視界の端では何かあるのは気配としては

分かっても、それを具体的に何だと認識できないのです。

 

皆さんも試しにやってみてくださいね。

 

遠くもみたまんまで視界の端に指を最初は一本で持っていきます。

「では今から指の本数変えるね、これな~んぼん?」

 

と聞いてみてください。目線は真っ直ぐ前に固定したまま、

指の本数を識別できる範囲って意外と狭いのですよ~。

ってなことがご理解頂けると思います。

 

ですから、視界の端の歪みは意外となれますし、

その歪みを端においやればおいやる程に、よりレンズの歪みを

認識しにくいとも言えます。

 

今日はそれ程長文にならずに済みました。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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老眼バレ-2

今日は朝から日本眼鏡技術者協会でセミナーを受講してきました。

内容は分かりやすく言いにくいのですが、遠近両用レンズに活かすノウハウの

お話です。まだレンズメーカーが今では当たり前になっている

ツールの開発30年も前から続けてこられた先生で、

 

僕がblogで遠近両用レンズについて能書きをたれている時に、

受けた講義が遠近両用レンズについてだったので、

何かこういうシンクロって嬉しくなりました♪

 

それでは前回の復習です。

 

復習

 

僕は前回の記事で遠近両用レンズに対する間違った常識として三点挙げました。

 

①遠近両用レンズは怖くて使えない。

②遠近両用レンズを使うと早く老眼が進むから出来るだけ我慢した方が良い。

③遠近両用レンズを使うとレンズの下に窓みたいな別のレンズがついている

から、遠近両用レンズを使うとすぐに老眼とばれて嫌だ。

 

そして

 

遠近両用レンズは怖くて使えない

について要因を五つに細分化しました。

 

要因①~設計が古く歪みが強いタイプの遠近両用レンズはどちらかと言えば怖い。

設計が新しく歪みが弱いタイプの遠近両用レンズはどちらかと言えば快適。

 

要因②~加入度や度数の設定で歪みの量をコントロールできる事実。

 

要因③~アイポイントの測定精度を高めて、狙った位置に狙った

設計上のポイント合わせる。

 

要因④~フィッティング精度を高めて安定的に要因③で合わせた位置から

対象物を見させる。

 

要因⑤~レンズの加工精度を高めて、レンズに歪みを入れないように

手間暇かけて加工する。

 

要因①については前回の記事を

ご参照ください。今日は要因②、

 

加入度や度数の設定で歪みの量をコントロールできる事実。

 

という事です。

 

皆さんは当然歪みは少なく、出来れば裸眼と変わらぬ視界で

遠くも近くも見たい。それが多くの皆様のニーズであることは

間違いなく、そしてそれに近づけようとレンズメーカーも

そして僕ら眼鏡を仕立てる小売店も日々努力している事は

これもまた間違いのない事です。

 

ですが、遠近両用レンズの普及率が日本は著しく低いそうです。

 

それは正しい知識が世間に広まっておらず、逆に風評被害とも言える程に

過去の負の遺産によるマイナス効果で、

 

「遠近両用レンズなんて怖くて掛けられないわよ~。」

 

という遠近両用レンズ黎明期に痛い思いをしてた先輩方が、

こんなに怖かったと、自分の娘に話、そしてその話に尾ひれがついて

更に怖いレンズ、おどろおどろしいレンズなんて定評が広まっていたりします。

 

僕は今回のこの特集記事で遠近はやり方次第で怖くできたり、

怖くない状態で快適に使えたり、それは自由にさじ加減が出来るのですよ、

とご案内しようと思っています。

 

では実際に怖くしようと思えば、

 

設計を極力古い物を使う、でも少しでも早くなれて快適にご使用

頂くのであれば、極力新しい設計の物を推奨します。

 

ここまでは良いですね?

 

それに加えて今日は加入度の調整という耳慣れない言葉を

皆様にお伝えしなくてはいけません。

 

先ずは「加入度」とは?

 

ここから解説致しますが、

 

遠くを見る時に度数がいる人も、要らない人も、それはそれぞれございます。

遠くを見る時に最高視力を得る為に度数が必要なケースは

 

遠視/近視/乱視

 

一部にプリズムだけ入れるなんてケースもありますが、

多くはこの三つのパターンに類別されるでしょう。

 

そして遠くを見るのに度数が不要な人の眼を

 

正視 と定義付け出来ます。

 

では加入度とは?

 

老眼であったり、ピントの調節の量が過度であったりする状況で

その主訴を改善する為に、遠く用と近く用と二つの度数が必要になる場合があります。

 

例えば、最近作った遠くが良く見える眼鏡は遠くは勿論楽だけど、

近くのPC作業を長時間すると疲れる。

 

そこで試しに昔の眼鏡を掛けると楽に感じる。

 

こうやって遠用と近用とを無意識に使い分けしている方が意外といらっしゃいます。

ではその度数を一本にまとめて、遠くを見る時には新しい眼鏡の度数で、

近くを見る時には以前の弱い眼鏡で、その掛け変えがなくなる、若しくは頻度が減るような

眼鏡ってないかな~?というご要望に応えたのが遠近両用レンズです。

 

そして遠くの度数と近くの度数の差を加入度と言います。

 

そして眼鏡屋さんは誰でも知っているけど、世間の多くの方は

ご存知ない知識としてこの加入度の調整の効果と必要性を今日は

ご説明しているのです。

 

一般的に加入度を上げる=遠くと近くの度数差が広がり、

 

加入度を下げる=遠くと近くの度数差が狭まります。

 

そして

 

加入度を上げると=視野が狭くなり、歪みが強くなります。

 

加入度を下げると=視野が広がり、歪みが減少します。

 

それを図にしたのが以下の図です。(東海光学 新レンズ レゾナスXカタログより転載。)

 

収差図

 

左がレゾナスR,今グラシアスでは主力であり、

ベーシックグレードとして販売されているレンズです。

右がレゾナスX(テン)という新商品です。

 

左の図と右の図を比較すると左の方が赤い部分が多いですね。

右は色が薄くなり、赤い部分の面積も減っています。

 

この様に色が濃くなればなるほどに歪みは増し、

くらくら感じたりする装用感に悪戯したり、

実際にレンズを通して視界の端に行けば行くほどに視力も低下します。

 

この赤い部分は収差の谷と僕らは言いますが、

 

谷が浅くなる=歪みが減り、視力低下の度合いも改善する。

 

谷の面積が少なくなる=装用感が改善し、視野が広くなる。

 

こんな効果があるのです。

 

では

 

設計は最高にした、でもクラクラして慣れない。

 

そこで出番が出てくるのは加入度の調整なのです。

 

では実際にはどうやってこの加入度を減らして

歪みを減らすのでしょう?

 

それは遠くや近くの度数を調整して加入度を減らします。

 

実際の現場では、

 

例えば一番強い遠くの度数で 矯正視力が1.5でていたとします。

 

そして遠くも近くも見たいというご要望に応えようと、

近くの加入度は+2.00で提案したとします。

 

すると

 

「遠くも近くも良く見える。でも歩くと途端にフラフラして、端の方は

歪んで見える。なんとかならんか?」

 

こんなご要望は日常茶飯事、きっと多くの方がこの道を通って来られていると

思います。そんな時僕はこう言います。

 

「遠くか、近く、どちらか妥協出来ませんか?」

 

とおききします。

 

「本当に遠用視力は1.5必用なのですか?」

 

と訊くと

 

お客様のなかには「最近運転もしなくなったし、年々PCの仕事量は

増えていく。そうだな~。そんなに強くしなくても良いかもしれないな。」

 

と思い返す方もいらっしゃいます。

 

例えば

 

右眼も左眼も

 

S-1.00の近視で矯正視力は1.5だったとします。

 

先ほどの事例では+2.00でしたから、

 

S-1.00+(+2.00)=S+1.00ですね・。

 

では

 

遠くの度数を

 

S-0.50 に設定を変えて、その時の矯正視力が1.0だとしましょう。

 

この場合に、近くの度数は+1.00が必用なのですから、

 

S-0.50+(+1.50)=+1.00

 

この様に加入度を+1.50に下げても

近用の度数は変わりません。つまりお手元は快適なのです。

 

同様にタクシーの運転手さんは遠くの1.5は妥協できないとすれば、

 

S-1.00+(+1.50)=+0.50

 

の様になり、手元は弱いけど、遠くの視界は快適。

と度数を変化させることもできるのです。

 

この様に同じ設計の遠近両用レンズでも

 

遠く重視とか、近く重視のようにキャラクター分けが出来る事が見て取れます。

 

実際の発注単位は 0.25 単位なので、別に0.50と設定せずとも

もっと細かい仕様設定ができるのですから、この加入度の調整は僕らにとっては

当たり前ですが、意外と皆さんご存知ないお話だと思います。

 

良い設計にしてもダメだった。そんな経験をお持ちの方も

次にはこの加入度の調整という手法を試してみるのも一つの手だと思いますし、

諦めるのはまだ早いと僕は思います。

 

では皆さん、次も濃い~内容で解説していきますので

頑張ってついて来てくださいね。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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老眼バレ。

昨日は一に遠近、二に遠近、三四があって、五に遠近と

遠近両用DAYでした。

 

グラシアスでは4歳のお子様にも遠近両用レンズを提案する等、

PCの普及もひと段落し、スマフォが全盛の今では、

10代でも遠近両用レンズを使うなんてのは、

 

少なくともグラシアスでは当たり前になっています。

 

そんな僕にとっての常識は世間にとっては非常識で、

 

①遠近両用レンズは怖くて使えない

 

とか

 

②遠近両用レンズを使うと早く老眼が進むから出来るだけ我慢した方が良い。

 

とか、

 

③遠近両用レンズを使うとレンズの下に窓みたいな別のレンズがついている

から、遠近両用レンズを使うとすぐに老眼とばれて嫌だ。

 

とか、

 

巷に流布されている常識は眼鏡屋さんからするとどうかな?

と思うことが現場では多々あります。

 

では上記の三つの世間の常識は、正確な知識ではなく、

間違った知識ですよ~と知らせなくてはいけないのですが、

それがなかなか難しい、本当の情報を広く報せるには企業規模と

体力が必要です。僕のような中小零細企業にはそれが欠落しているのです。

 

せめてこのblogの読者様は、

 

この稚拙な文章からでも、正しい知識を得て賢い買い物を

して頂きたいと切に願うのです。

 

では一つ一つ解説しましょう。

 

遠近両用レンズは怖くて使えない

解説~そもそも遠近両用レンズは怖くない。こう言いきって良いのでしょうか?

僕は違うと思います。怖い遠近両用レンズと怖くない遠近両用レンズとあるのが

正解だと僕は思っています。では怖いのと怖くないのと何が違うのでしょう?

 

実はこの答えは非常に複合的な要因が絡み合っています。

 

要因①~設計が古く歪みが強いタイプの遠近両用レンズはどちらかと言えば怖い。

設計が新しく歪みが弱いタイプの遠近両用レンズはどちらかと言えば快適。

 

何故ここでわざわざ「どちらかと言えば」と控えめに言うのでしょう?

 

先ず、新しい設計の遠近両用レンズの方が歪みは少ないのは事実です。

所が、歪みの少ない最新のレンズで全ての方のご要望を満たせるのか?

というと、そうでもないから困るのです。

それは、設計を変えること、そのものが違和感の要因になる事があるからです。

 

そして同じ度数、若しくは同じ設計で装用していた時間に比例して

新しい度数、新しい設計にした時の違和感は増していきます。

 

一例を挙げれば、頻繁に眼鏡を購入し、常に新設計のレンズを試している方、

この方にとっては、比較的、設計や度数の変更はストレス要因になりにくく、

 

10年間、同じ度数、同じ設計でいる方にとっては、新しい設計の方が違和感を

感じてしまうリスクが実はあるのです。

 

この様に設計変更が裏目にでてしまう事も少数ではありますが、

事実として現場では起こっているのだと報告させて頂きますね。

 

一つだけお伝えするとすれば、

 

同じ度数、同じ設計で長期間いらした方は、少しずつ変えていくのが

最良かもしれませんね。先ずは設計を変えずに、度数だけ変えるとか、

設計だけ、変えて、度数はそのままとか。

 

またメーカーを変えるとそのメーカーの設計の癖というか

こだわりが反映されているので、メーカーを変えることも

リスク要因かもしれません。

 

一気に変えると慣らしのハードルは上がりますが、

変えた効果も高まります。ここが難しいところですね。

 

要因②の解説をしようと思ったけど、思った以上のボリュームになったので、

 

予告に留めます。

 

要因②~加入度や度数の設定で歪みの量をコントロールできる事実。

 

要因③~アイポイントの測定精度を高めて、狙った位置に狙った

設計上のポイント合わせる。

 

要因④~フィッティング精度を高めて安定的に要因③で合わせた位置から

対象物を見させる。

 

要因⑤~レンズの加工精度を高めて、レンズに歪みを入れないように

手間暇かけて加工する。

 

なんか、壮大な長編になりそうだな~(;^_^A)

 

ともかく、今の遠近両用レンズを使っても老眼だとバレることはなくて、

むしろ近くを見る時に眼鏡を外したり、不自然な姿勢で見ていることの方が

余程老けてみえてしまいますよ~。だから老眼や老化を周りから指摘されない

為には早めに遠近両用レンズを使ってくださいって事が一番言いたかった事で、

 

早めに遠近両用レンズを使うともう一つご褒美があるのですが、

それはまた明日のblogで。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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グラシアスのサービスを漫画にしてみました♪

何しろ長文書くのは苦にならないが、何しろ言い回しがくどく、

ついつい駄文を書き連ねてしまう僕なのですが、

 

そんな僕の弱点を見越して、漫画にしませんか?

と営業を受けたから、そりゃ二つ返事で

 

「やります!」とお答えしたのです。

 

登場人物にはうちの奥様と勿論僕も出ています。

奥様いわく

 

「あんたはスリムで描かれ過ぎね。」

 

とぶった切られましたが、

でも僕らのこだわりが詰まっていて、

そして、分かりやすく自店のサービスをアピールすrには

とても良いツールだと思ったのであ~る。

 

これからはいつもご紹介頂いている方々には

ショップカードをお渡ししていましたが、

今後は名刺代わりにこのグラシアスの漫画を

お渡ししたいと思いますので、是非是非ご協力くださいませ。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

 

IMG_3683

 

 

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吉祥寺のオプテリアグラシアスのNEWSでは、最新の営業スケジュールや最新のサービスのご案内、オススメのブランドやフレームの情報をご紹介しております。定休日や臨時休業のご案内もしておりますので、ご予約前にご確認ください。
コラムではメガネデザイナーによるフレーム選びやレンズ選び、機能性と美容性を同時に追求するためのアドバイスをご提供しております。選び方にお悩みの方も失敗したご経験がある方も、視力矯正が初めての方もぜひご参考になさってください。
吉祥寺のオプテリアグラシアスではご予約制にて、じっくりとお時間をかけてフレームやレンズ選び、視力矯正のための充実の検査と快適に使うためのフィッティングをご提供しておりますので、ぜひ一度ご来店ください。

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