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プリズムにまつわる負の歴史。

昨日のblog

 

一昨日のblog

 

に続けてプリズム三部作が堂々完成致します!!!!

 

っという訳で今日はプリズムにまつわる負の歴史、

プリズムが普及しなかった過去の経緯をご説明します。

 

またプリズムに否定的なコメントやblog記事も散見しますので、

それについても簡易に解説します。

 

少なくとも今の日本では間違った知識が世間では蔓延っていたりします。

そしてそんな情報元が眼鏡屋さん、なんてパターンもあるのですが、

その情報ソースが自身の体験に基づくのか、もしもご自身の体験なら

何百、何千の処方事例から、その結論に導いたのか?

 

そこを見極める必要があります。中には本や参考書で聞きかじっただけで

ご自身の体験であるかの様にプリズムの危険性やネガティブな情報を

垂れ流しているケースも僕に言わせればあります。

 

更に言えば、プリズムという度数を普段から入れて眼鏡を作成している

お店さんは明らかに少数派、マイノリティーと言っても差支えないと思います。

それなのに、プリズムはイコール気持ち悪いだけ、とかご自身の体験だけを元に

結論めいたことを言うのは正確な情報を消費者に届けるという観点からは

逸脱しているとも言えます。

 

ただし、今日本でプリズムが普及しなかった時期、何度もトライ&エラーを

していて、それでも普及に至らなかった時期があるのもこれまた純然たる

事実です。つまり何十年も前の日本におけるプリズム処方黎明期に

プリズムはダメだと結論づけられてもしょうがない程に

 

クレームの嵐だった時期があったのです。

 

これが業界全体でアンチプリズムという派閥を生み出した根源でもあるのですが、

少しだけ時代を遡ると、日本にプリズム処方のノウハウを伝えた伝道師とも

言える方がハウゼ(ハーゼ)先生というドイツ人の先生なのですが、

 

そのお方が持ってきたシステムや検査理論を

日本は当初そのまま持ってこようとしました。

 

結論を先に言えば、「だから」駄目だったと僕は推察します。

 

ただし先生の名誉のためにも、弁解すれば、人は他者の失敗を見て、

それを参考にして一歩前進出来ます。つまり先生の失敗(敢えて言いきりますが)

は無駄ではなく、それを考慮し反省し、その後も日本ではドイツ式検眼を

普及させようと尽力した方々が一定数いらっしゃいました。

 

新宿三法堂のA社長、

 

そして元カールツアイスにいらした故南沢先生もその一人です。

 

そして僕は、その先生方の弟子のひとりに過ぎないのですが、

僕は少なくともこの検査理論であり、プリズム処方で救われた一人なのですが、

そういった意味で僕はこの検査理論を普及させることが僕のライフワークでも

あるのです。教わった先生に対する恩返しの意味も勿論ありますが、

 

一人でも多くの消費者の方々に手を差し伸べ、良好な視環境を提供できるように

業界の構造そのものの改革までが僕のライフワークだとも思っています。

 

決して検査理論の普及で満足してはいけないということです。

 

少し話を戻します。僕はドイツ式のシステムをそのまま日本に導入しようとした、

だから失敗したと推論であることを承知しながらも言いきりました。

 

では何故ドイツ式をそのまま日本に輸入してはいけないのでしょう?

 

それは

 

先ず、正視遠視系の多いヨーロッパと

 

近視大国の日本という民族の差異による、屈折異常の傾向の差が

プリズムという処方度数の必要性に対する差にも繋がってきます。

 

人間の多くが、死亡時、気絶時には眼が外に開く反り目だと

一昨日の記事で説明しました。それはドイツ人でも日本人でも

差異はありません。

 

ですが

 

ドイツ人=正視/遠視系

 

日本人=近視系

 

という差異があります。

 

すると

 

僕は勉強会でも力説しているのですが、

 

遠視の外斜位は近視系に比してプリズムを欲しがる、

それはこういう風に言いかえることも出来ます。

 

遠視系の方が近視系に比してプリズム処方が有効だ。

 

とも言えるのです。

 

ハウゼ先生がそれにどこまで気づいていたのか、気づいて

いなかったのか、今となってはお聞きすることはかなわず、

真相は闇の中ですが、近視系の方の方がプリズムの必要性が

遠視に比べて少ないと言えます。

 

ですから、近視系の方にも闇雲にプリズムを入れると

クレームが発生するのです。

 

「こんなの気持ち悪いよ、違和感が凄い。」

 

と消費者はたまらずレンズ交換を迫り、せっかく新しいドイツ式検眼を

勉強し、それを消費者にサービスしたいと願った眼鏡士の方々の志は

ぽきっと音を立てて折れ崩れていったのです。

 

次に、これは難しいですよ。

 

先生は一部融像除去眼位の測定値、それを斜位量と定義付け、

そのずれは全てプリズムで賄いなさいと指導されたそうです。

これは複数名の方からお聞きしましたので間違いないと思います。

 

先生の指導した方法は偏光板という器具を用いるポラテストと言いますが、

この偏光板の十字視標という視標を使って測定された測定結果をそのまま入れると

一時的に視力が大きく落ちるケースが僕が検査しても散見されます。

 

ですから、その後ドイツ式を日本で普及させようと尽力した先生方は

一部融像除去眼位での測定値をそのまま入れて眼鏡に作るのでなく、

 

遠視外斜位ならその 7割

 

近視外斜位ならその 5割

 

この様に新しい指針を作りました。

この効果で僕の様な13年前のずぶの素人だった僕でも

プリズム処方で喜んで頂ける環境が出来たのです。

 

次に問題点は資格の問題です。

 

ドイツではマイスター制度という国家資格が整備されています。

きちんと勉強した人だけがマイスターを名乗れるのですが、

日本にはそういった制度がありません。

 

辛うじて、業界内資格である認定眼鏡士制度がありますが、

それは国家資格に比べて権威付けという意味では程遠いと言えるでしょう。

 

そう、僕ら日本の眼鏡士は権威が無いのです。

ですから僕らの発する言葉の多くは信用が無ければ

ただの戯言に過ぎないと理解してください。

 

そんな状態で、

 

眼鏡をお渡しした時に消費者の方々が猛烈な違和感を感じたとします。

そこで本来僕らはこう言いたいのです。

 

「私が検査したから間違いない。しばらく慣らして使って見て、

その上でご判断ください。」

 

若しもこういったとしましょう。すると顧客はこう感じます。

 

「お前は何者だ?」

 

となってしまいます。つまり僕らは消費者から信頼を得るだけの

バックボーンが無い、そんな状態で多かれ少なかれ違和感が発生する

プリズム処方は普及させようとしても、

到底無理、僕でさえそう感じてしまいます。

増してや今の日本は業界に対する不信感で満たされていると

言っても過言ではありません。

そんな状況では、先ずは僕らの言葉を信用してくれる

信頼関係の構築こそが優先事項になります。

 

まだ続きます。

 

まだディスカウンターが参入する前の時代、僕らの先輩方は、

 

御用達の商売をしていました。

 

お医者様ではありませんが、それでも私に任せて頂ければ、大丈夫。

あなたはレンズの事も何も勉強しなくてよいですよ。

 

と自分の持っている知識を消費者に与えずにむしろ無知な消費者の

方が有難いとすら思っている眼鏡士もいました。

 

これがのちのディスカウンター参入後の一気のシェア逆転に繋がりますが、

今日はそんな話ではありません。

 

つまり予備知識を与えて、かつ、いい訳ではなく、先手をうって

 

「今回お作りする眼鏡はあなたの眼の機能を高める為にプリズムという

度数が今までの度数に加えて作られています。このプリズムという度数は

慣れると様々な効果がありますが、一方掛け始めには違和感を伴います。

ですから慣らしは慎重に、かつそれをある程度覚悟しておいてほしいのです。」

 

とガイドしておけば、消費者も安心します。

 

このガイド、いや一言が無かった為に多くの消費者が面食らったとも言えるでしょう。

 

まだ続きます。

 

先ほどの資格の話にも繋がりますが、

 

このプリズムという度数を普及させようとした時に多くは眼鏡店を

中心に普及活動をしました。

 

ですが、日本の眼鏡業界の権威は眼科医の先生方です。

それは紛れもない事実なのですが、

 

こんな事例が頻発しました。

 

プリズムを入れた眼鏡をお作りします。

 

すると消費者が違和感に驚きます。

 

お店に相談しに来てくれれば良いのですが、

日本の権威である近くの眼科医に相談に行くケースも当然あるでしょう。

 

すると眼科医の先生の多くはプリズムに精通している訳でもありませんし、

増してやドイツ式の検眼法なんてご存知ないのです。

 

するとその先生方はこう仰います。

 

「この眼鏡はあなたにあっていない。」

 

すると消費者は憤慨します。

 

「あっていない眼鏡を作られた。ふざけるな、処方箋を書いてもらった

から作り直ししろと激怒してお店に来られるのです。」

 

権威である眼科医の先生にそう言われては僕らは返す言葉がありません。

ですから僕らは慣らしの過程云々という説明すらできずに

レンズ交換するのです。

 

これでは一切普及しませんね。

増してや新しい検査理論を取り入れようと

モチベーションには一切なりません。

 

本来は

 

このドイツ式検眼を日本で普及させようと思えば、

先ずは眼科医を動かさなくてはいけないのですが、

残念ながら、この日本では屈折矯正軽視の行政的な

方針があり診療報酬の配分が低いのですから、

精密な検査をしている暇も眼科医の先生方にはありませんでした。

 

ですから今ドイツ式ベースで検査をしている眼科医の先生を

僕は知りませんし、ドイツ式を謡っている人の多くは眼鏡屋さんだと思います。

 

本来は眼科医や眼鏡士の数だけ見解の相違がある。これが正しい知識だと

僕は思いますが、消費者の方々にその考えが無ければ、

権威の先生のお言葉を当然の様に優先しますし、それも無理はありません。

 

この様に複合的な要因で日本はプリズム処方は過去にダメだと決論づけられた

時期があったことも正直にお伝えしますね。

 

あくまでも、それでもこのプリズムという度数に興味を持つかどうかは、

勿論皆様に委ねますが、その前に何故ネットを中心にプリズムに批判的な人が一定数いるのか、

その疑問にお応えしたいなと思い今日の記事を書いてみました。

 

今日の記事の初っ端に、

 

三部作完成と言いきりましたが、書き終えませんでした。

明日は

 

「プリズムに対する誤解。」

 

に関して解説してみたいと思います。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

g-08-01

 

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