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レンズの質とは?

僕はここ二日程、大手レンズメーカーと中小零細に

卸しているレンズは質が違うと説明してきました。

 

そこで消費者として当然感じる疑問は?

 

それは

 

「レンズの質の差って言うけど、質って何?」

 

「大手は粗悪品で、中小零細が極上な品なの?」

 

と極端に思われるかもしれませんが、

ご安心下さい。勿論大手のレンズが粗悪な筈がありません。

 

ではどこが違うのでしょう?

の前に、そもそもレンズの質、これをグレードと言いかえると

そのグレードの差は何?って話になります。

 

そうするとレンズの価格差やグレードはどうやって決められるのか、

ここを知る必要があります。

 

レクチャー開始!!

 

レンズの三大要素=①屈折率②比重③アッべ数

 

と類別されます。

 

この三大要素をそれぞれ簡易に説明しましょう。

 

①屈折率=そのレンズを光が通った時に、どれだけ比較が曲がるか、

その曲がる度合いを示します。屈折率という数値が大きくなれば

なる程に薄型化しています。よく勘違いしているのは薄型レンズは

圧縮しているから薄くなる。これは間違っています。

圧縮しているから薄型になるのではなく、屈折率が高いから薄く出来るのです。

 

ここ良くある勘違いですから、覚えてくださいね。

 

②比重=重さですよね。例えば同じ屈折率の1.50という素材でも

プラスチックとガラスでは比重は3倍程になります。当然軽い素材が

好まれますが、一方、同じプラスチックでも高屈折率化すればする程に

比重は数値が大きく、重たくなりますね。

 

③アッべ数=これを説明するのは難しいのですが、

色滲みしやすいと感じるのは低アッべ数のレンズで、

これを色収差(いろしゅうさ)と言いますが、これも高屈折率に

なればなる程に低アッべ数化します。

 

ではこのレンズの三大要素は、大手と中小零細は差異があるのでしょうか?

答えを先に言えば、原則差異はありません。

 

例えば、Aという小売店は1.60 1.67 1.74という素材を使っていて、

1.50や1.70という素材の取扱が無いという事はあり得ますが、

同じ1.60の素材を比較して、中小零細に卸しているレンズの方が

高アッべ数で低比重なんてことは無いと理解してください。

 

中小零細の方がより細かい品揃えにして、お客様のご要望に

応えやすくなっているという程度ですね。

 

では、

 

レンズのグレードで質の差がつく、④コーティング、これは

大手と中小零細の間に明確な差があるのでしょうか?

 

これはあるケースもあれば、大差ないというケースもありますが、

最先端の傷に強いコーティングは低価格のお店には卸さず、

中小零細にだけ卸しているケースもあるようです。

 

ところが、今大手小売り店はSPA化(製造小売り)しています。

先日のJINSさんが発表したヴァイオレット光をカットするレンズは

JINSさんが真っ先に手掛け、その後他社が追従したという話を

僕は聞いていません。つまりSPA化の強みでオリジナル商品の開発

まで低価格店でも、独自のサービスを提供出来ている事実もあるのです。

 

この様に④のコーティングは、中小零細の方が良いコートを選びやすい

傾向にありますが、一概に大手はダメだとは言いきれないケースも散見されるようになりました。

 

では⑤設計はどうでしょう?

 

設計と言いますが、

 

先ずは

 

レンズに

 

単焦点レンズ

 

 

累進設計の遠近両用レンズ

 

と大別されると思われます。それ以外にEXレンズやバイフォーカルレンズ等

特殊なレンズは今回は割愛しますので、その点ご承知くださいね。

 

んでは単焦点レンズですが、

 

どんな設計があるのでしょう?

 

・球面設計レンズ

 

・ハイカーブ度付きレンズ

 

・フラットレンズ

 

・外面非球面レンズ

 

・内面非球面レンズ

 

・軸補正機能付き両面非球面レンズ

 

・軸補正/カーブ指定機能付き内面非球面レンズ

 

・軸補正/カーブ指定機能付きインディビジュアル内面非球面レンズ

 

・両面非球面レンズ

 

・軸補正機能付き両面非球面レンズ

 

・軸補正/カーブ指定機能付き両面非球面レンズ

 

軸補正/カーブ指定機能付きインディビジュアル両面非球面レンズ

 

パッと最近の設計の種別を並べてみましたが、

多分多くの方が、非球面レンズという言葉をご存知なく、

知っている方でも外面?内面?なんだそれ?

 

という状況だと思われます。

 

では低価格店ではどこまでこのレンズの設計に関して

品揃えがあるのでしょう?

 

多くのケースは球面設計と外面非球面レンズの二種類で

更に屈折率が複数の屈折率を品揃えしているというケースが多いと

思われます。

 

さ~てここまで説明してきて分かりましたね?

①~④までは大差なし、でもこの設計は大手低価格店と

中小零細では大きな差が出てきていると言えます。

 

更に遠近両用累進レンズは特許の塊と言っても良い程に

レンズメーカーの設計技師の腕の見せ所ですが、

単焦点レンズ以上に低価格店と中小零細企業では

 

その流通している設計が

 

比較的、

 

大手低価格店は数世代前の設計が採用されていて、

 

中小零細企業には最先端のレンズが供給されています。

 

ですから、大手低価格店で、遠近両用レンズを作ってみたけど、

違和感が強くて掛けられなかったという方も、

中小零細の眼鏡店に行けば、若しかしたら意外と掛けられる

眼鏡が仕上がる可能性があるかもしれませんね。

 

僕は、眼鏡作りを料理に例えて解説しましたが、

それは僕らの仕立てる腕前がその価格差の原因になっていると

説明しましたが、こと設計に関して言えば、

 

腕前は当たり前としても素材としてのレンズのグレードも

まるで違う物が供給されていると理解してください。

 

先ほどチラッとインディビジュアルという言葉が出てきましたが、

眼鏡業界でのインディビジュアルとは、フレームのシェイプや

目線とレンズの交わる角度、眼からレンズまでの距離、作業目的距離、

そんなパラメーターを測定後に設定し、

その数値をレンズを仕立てる時にレンズメーカーが研磨といって、

度を出す為に削っていく過程で、パラメーターの数値が反映された

レンズになります。昔は理論ではこういったものが有効だとは

言われていましたが、それを研磨に活かす研磨機の精度が無かったので

実現出来ていませんでした。

 

なんとなく説明してきましたが、皆さんお分かりでしょうか?

別に大手低価格店のレンズが粗悪な訳ではありません、

でも仕立てる腕前に明確に差があるというだけでなく、

 

設計というレンズのグレードを設定する機能は

中小零細に優先的にレンズメーカーも供給しているとご理解下さいね。

悪戯に大手をディスって心配させるのも良く無いと思い、

解説させて頂きました。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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