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弱矯正と立体視。

僕は以前のblog(次論公論といいます。)で繰り返し言っていたのは、目的距離に

合わせて度数の強弱を切り替えてくださいと伝えていました。これの効果は後程、

 

今日は、それの弊害というか、目的を外した使い方ではやはり

その眼鏡は機能しないのですね。というお話しです。

 

昨日いらしたA様(男性 20代中盤)の方は、元々PCを見る事が多い仕事で一日8h程PCと

にらめっこしていた様です。そして一年前にグラシアスでメガネを作って頂いたのですが、

その時にはあまり遠くを見ないので、それ程遠方の視力は必用ありませんと仰られたので

遠方の視力を1.0に設定し遠方と近距離の間を狙った度数を設定しました。

 

それはそれで見やすいと有難い評価を頂いたのですが、その方が、180度向きを変えて

飛行機のパイロットを目指すという人生の方向転換を迎えたのです。

 

そしてその試験を受けると、

 

「少し深視力が足りないね。でもぎりぎりだけど合格です。」

 

と言われたそうです。昨日の記事でも書いたようにグラシアスでは両眼開放屈折検査も

両眼視機能検査もやっていますし、このお方にもプリズムという度数で斜位の矯正も

しています。それでも立体視が上手くできていない状態だと第三者に言われました。

 

ここで真っ先に思うのは、あら、プリズムが弱かったかな?

 

 

もう一つは、球面度数の設定が合っていなかったかな?

 

と疑いました。そもそも初めてのプリズム度数入り眼鏡だったので、

多少遠慮がちに入れた事が一点、

 

更に

 

今回は遠方よりも近方重視で弱めに設定している事が更に一点。

 

この二つが複合的に絡んで両眼視が上手く機能しなかった可能性がありました。

 

実際に電気式深視力計で現状の立体視の制度を見てみましょう。

 

すると

 

一回目=前に4㎝ずれる。

 

二回目=前に3㎝ずれる。

 

と基準のプラマイ2㎝には達していない事がすぐに分かりました。

 

そして次は球面度数に二段階強くして、今の段階での最高視力で最弱度に設定して

同様の検査をするとなんと±0.00㎝、前に1㎝と見事合格。

 

本人の自覚としてもより良く棒の行き来が分かりやすくなったと指摘されました。

 

更にプリズム量の補正をフォロプターという機会を使ってやってみると

この球面度数を上げた状態では精密立体視の基準はクリアー出来ていない事が

分かりました。そしてプリズムを今より2.00ディオプター強くしたところで

一番の立体視力が得られたことが分かりました。

 

つまり僕の当初の推論通り、プリズムと球面度数、そのどちらも調整をした方が

より良い深視力が得られる事になったのです。

 

この様に僕は目的に合わせる効果を謳うときには、比較的PCメインの現代社会では

少し弱めに設定した方が運動量が減り、眼精疲労の改善につながりますよとお話しすることが

多いのですが、それはどちらかというと、どんな時でも完全矯正値という考えが業界の常識で

かつ主流であるからこそ、こんなやり方もあるのですよと一石を投じる意味があったのですが、

 

この様に極端に遠方の視力と立体視の機能を求められるパイロットという

職種では返って弱めに設定しては非機能的になってしまう事がある事もしっかりお伝えする

必用があると僕はおもったのです。目的距離に合わせる意味。これを皆さんに正しく

伝わって欲しいと願いまたキーをタイプしております。

 

近視で近くを見るのであれば度数は弱く

 

遠視で近くを見るのであれば度数は強く

 

近視で遠くを見るのであれば度数は強く(完全矯正値)

 

遠視で遠くを見るのであれば度数は弱く(完全矯正値)

 

これが基準になるのです。

 

ではまた明日。

 

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