近視と失明?
2016/10/10
http://news.ameba.jp/20161009-533/
意外と勘違いをされている方が多いのが、この記事にもあるように
近視が過度に進行すると失明する、こう思い違いをしている方が実は少なからずいらっしゃいます。
近視は進行すれば、裸眼視力は低下しますが、矯正視力まで比例して低下する訳ではないという事なのです。
よくお客様でこんなことをいう方がいらっしゃいます。
「私は強度の近視なの。」
何て方を見るとS-2.00D、裸眼視力で0.1程度。なんてことがあります。S-2.00Dというと調度弱度と中度の境目
程度の度数で、いわゆる強度の定義とはS-6.00Dからが強度近視という具合に定義付けられています。
実際に弊店での近視の最高度数で言えばS-19.00Dなんて強度の近視もいらっしゃいますし、他店のblogでは
S-20.00Dを超える事例も見かけたことがあります。つまりS-2.00Dなんていう近視はまだ序の口に過ぎないという
事をお知らせしたかったのです。
でも強度近視が=失明という訳ではないのですが、様々な疾病の発生理由になる事もこれまた事実で、
それによって矯正視力が出にくくなってしまっているのも、これまた事実なのです。
ですから近視は弱度に越したことがありません。一方、屈折異常の無い状態を正視というのですが、
では屈折異常は無いに越したことがないのでしょうか?
ここは私見ですが、僕はこれだけマルチデバイス化し、生活の隅々にまでコンピューターが関わってくる
現代社会では、多少の近視の方が都合がよいと思っています。何故なら、その方が手元が楽だからです。
僕に言わせれば、近視化の一因として、手元を長時間見続ける事で、手元を楽に見させる為に
環境に適応して、眼の形状を変えている可能性があることを指摘しています。
せっかく、近視化して楽になったのに、それをまた眼鏡で矯正するから、更に近視化は進むのです。
ですから僕は弱度の近視の場合には、通常は裸眼で、お子様であれば、黒板を見る授業中だけ
眼鏡を掛けてくださいと指導しています。また遠視の潜伏の可能性を疑えば、近くを見る時に
遠視の眼鏡を掛けさせることもあるのです。上手くいけば、数か月後に視力が回復していることが
多々あるからです。
皆さんもどうか、ご自分の眼としっかり向き合って、正しくご自分の眼の状態を知ることが肝心で、
正しい知識を得た上で、まっとうな対策が立てられるのです。僕はよくお店でこんな言葉を多用します。
「ご自分の眼をかわいがれるのは自分だけですよ。」
僕はお客様すべての傍に居て「はい、眼鏡かけて、はい、今は外して。」
とは言えないからです。どうか皆さまご自愛くださいませ。
opteria Glassias
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