ティッシュは紙やすり。
2016/10/31
グラシアスでご購入いただいた眼鏡は少しでも長く使用して頂く事を僕らは希望しています。
ですけど、買ってから一年も経たずにレンズがボロボロになってレンズ交換にいらっしゃる方が
少なからずいらっしゃいます。そういった場合にはレンズ交換そのものは喜んでお引き受けするのですが、
毎回毎回、こんな頻度でレンズ交換していてはとお客様のふところ具合を心配してしまう自分も居るのです。
そこでこんな質問を投げかけます。
①「レンズクリーナーを使用せず、中性洗剤の原液をレンズに直接掛けて洗っていませんか?」
②「炎天下の車内にはだかのまま放置していませんか?」
③「ティッシュやご自分のネクタイ、T-シャツ等でレンズ面を拭いていませんか?」
こんな質問を投げかけます。とそういったレンズの痛みが早いお客様は①+②+①+③だったり、
①と③だったり、こちらからすると止めて~と悲鳴をあげたくなる使用状況だったりするのです。
そうです。皆さん、正しいレンズのクリーニングの仕方なんてご存じですか?
え?知らない。そんな事説明されたことが無い。そうかもしれません。でもレンズメーカーからの
保証書にはしっかり書いてあるんですよ。皆さん、車の使用説明なんてきっと豆に目を通したり
しませんか?言いたくないけど、昨日のblog記事じゃありませんが、たかが眼鏡と軽視している
のかもしれませんね。
少なくとも今日言いたい事は、レンズにとってティッシュは紙やすり、研磨しているのに
等しいという僕の見解はご理解頂きたいものです。
近年眼鏡の購買価格は一気に下がり、より身近な存在になりました。それは喜ばしい
事かもしれませんが、無駄を省き、勿体ないの精神で極力長く使う、それが日本人の
美徳だった気がします。今はその古き良き僕らの習慣が薄れてしまい、消費する行為が
社会に貢献しているという意識が強くなりすぎた気がいたします。
消費が経済を支えている事は間違いのない事です。それを否定してしまっては僕の商売
そのものを否定してしまう事になります。でも行き過ぎた消費が地球という環境に
負荷を掛けて破壊してしまわないか?それを僕は心配しています。
何事も良い塩梅というものがある気がするのです。
ともかく今日はティッシュは紙やすりに等しいのでそれでレンズ面を拭かずに
専用の布をつかってください、という僕の思いをお届けしたかったのです。
opteria Glassias
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