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眼石祝応のBLOG

遠視と老眼。

2016/12/15

昨日は、忘年会で、いい年したおっさんとお姉さま方(気を遣った。)が、狂喜乱舞に踊りまくっていました。

勿論クールな僕は、それを横目にもくもくと自分のミッションを完遂しようと企んでいましたが、

そこは狂った人たちですから、何とか僕も仲間にいれようと横やりを入れてきます。

 

それにも負けずに僕は、一人(ウーロン茶の入った)ワイングラスを片手にフライドポテトを

頬張るのでした。ふ~、本当みんな世話が焼けるぜ。

 

とまるで遠視や老眼と関係の無い話をしていましたが、実は、そこで無理やり遠視や老眼と

結びつけますと、昨日集まった人たちの多くはアラフィフ、当然老眼の方が大多数だったのですが、

カラオケボックスで曲を選ぶのにも端末があって、それを見なくてはいけません。以前の端末より

大きかったので、非常に楽に物が見えたのですが、老眼になっている人は当然遠近両用を掛けているので

僕も含めて皆さん、いわゆる、眼鏡を上に上げたり、逆に眼鏡を下げて上目使いで見たりなんて

決してスマートとは言えない仕草が皆無だったので、さすが業界の忘年会、

皆さんしっかり管理されてるなとほっと一安心したのです。

 

ところで、皆さん遠視と老眼の違いを説明出来ますか?

 

実は近視大国と言われている日本では遠視の人は少数派で、辛うじて幼児期に遠視の子供がいる程度、

でもそれでも小学校低学年から近視化している子供の数が増えているなんてリサーチもあるようです。

ますます遠視の人に接する機会は減っていきます。

 

これはかわばた眼科の先生のセミナーで聞いた話なのですが、

 

産まれた時に遠視だった子供は、20歳くらいまでの間に正視化していき、そして20歳から40~46歳(諸説あるそうです。)

まではその正視の状態で安定し、そして40代からまた遠視化していく、このように一生涯のバイオリズムがあるようです。

 

ここで物事をややこしくしている点は二つあります。

 

①成人になっていく過程で遠視は消えていくか弱くなっていきます。でも若い頃は、本当に遠視が消えていないのに

遠視が消えてしまったように思えてしまいます。それは裸眼視力で問題ないというだけでなく、遠視をしっかり

矯正しないと例えば集中力が維持できないとかネガティブな面があるのですが、20歳程度であれば、それは問題ではなく

快適に普段の生活が出来てしまう事、この為、本人は眼がいいと思い込んでいますから、当然眼鏡屋にはいきません。

つまり遠視矯正の必用があるにも関わらず、そのケアを受けられない事を意味しています。

 

この様に遠視は潜伏する。ここが一つ目のややこしくしている問題点。

 

②もう一つは、40代から遠視化していくと僕は上記で説明しましたが、もう一つ始まる事があります。それが老眼です。

つまり遠視化しながら、更に老眼も進行するダブルパンチが眼に襲い掛かってくるのです。だから、最近手元が見えなくなった

な~、と感じると人は思わず、あら?老眼かしら?と思うかもしれませんが、それが遠視、かつ老眼である可能性を

考慮する必要があると僕は言いたいのです。

 

でも遠視にしろ老眼にしろ手元が見えなくなるなら、老眼鏡を掛ければいいじゃない?そう思いますか?

ところが、遠視+老眼の人と、屈折異常の無い正視+老眼の人では対策も変わってくるのです。

 

ここら辺から一気に難しくなりますね。その対策に入る前に、遠視と老眼の解説をしましょう。

 

まず

 

遠視とは、~人の眼が無緊張の状態で、結んだ焦点の位置が網膜より後ろにある状態、つまり屈折異常であるということで

屈折異常の他の状態としては近視や乱視があります。近視は網膜の手前で焦点が像を結んでいます。乱視は

正乱視という状態であれば、その結像している焦点が二つある状態をさします。この様に遠視も近視や乱視と

屈折異常という意味では同じ状態になります。

 

老眼とは、~人は手元を見る時にオートフォーカスでピントを調節できる機能を有しています。ですが老眼になると

そのピントを調節する水晶体というレンズの硬化と、そのレンズの形状を変える為に力を入れる筋肉の運動量の

低下、この二つが同時進行します。その為、ある手元の距離を境にピントが合わなくなります。つまりオートフォーカス

量が減ってしまっている状態をさすのです。

 

では何故、遠視+老眼と正視+老眼では対策を変えなくてはいけないのでしょう?

 

それは遠視の人は老眼が始まってくると近くも見えにくくなるのですが、

遠くを見る時もストレスが掛かっているからです。ここで整理しましょう。

 

ではそれぞれの対策として考えられる方策としては以下の通りです。

 

遠視+老眼 ①遠視矯正眼鏡(常用)②遠視+老眼矯正眼鏡(近用)③遠視+老眼矯正用遠近両用眼鏡(常用)

 

正視+老眼 ①老眼矯正用眼鏡(近用)②老眼矯正用遠近両用眼鏡(常用)

 

この様に遠視+老眼になると①の遠くを見る時にも矯正が必用になる事を覚えてくださいね。

ちなみに遠視であろうと正視であろうと近用になると原則その眼鏡では遠くが見えません。

ですから遠くも近くも見たいという方向けに遠近両用レンズの出番になるのです。

 

いかがですか?少しはご理解頂けましたか?

 

明日は、では普段の生活に問題ない遠視の方が何故眼鏡を作らなくてはいけないのか?それを解説しますね。

 

ではまた明日。

無題

 

 

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