ではうちのconceptって?
2016/12/27
さ~て、年末の営業も残り二日、僕の脳内ではカウントダウンが始まっております。
ここ数年、走り続けてきたので、年明けに元気な笑顔でお会いする為にも気分転換や
息抜きは必用ですよね?皆さんも頑張り過ぎないようにお気を付けください。
では今日のタイトルですが、僕は昨日conceptショップっていう言葉の定義付けを
真っ向から否定しました。またconceptショップって言葉が若しも今後も活用されるのなら、
その「conceptとは?」
ここを皆でしっかり議論するべきだと思うのです。さ~偉そうな事を言っちゃいました。
「だったらあんたのお店はどうなんだ?」
とこういった突っ込みは避けられないのですから多少の覚悟は必用ですね。
ではお叱りをうけないうちに僕はうちのお店のconceptをお伝えしますね。
グラシアスでは11年前から、
「お洒落だけでも技術だけでも満足出来ない方へ。」
これをconceptに掲げ、経営してきました。
それはそういった業態が過去の眼鏡業界ではほとんどお見掛けしなかったからなのです。
検査は頑張ってる。でもファッション提案はまるでダメ。若しくは、バリバリのアパレル
顔負けのスタイルで身を固めて、似合うと思われる提案をバンバンする提案力はあるのに、
いざ、検査やレンズの事を聞いてみると何も理解していない。
この前者も後者もどちらも消費者から見れば興ざめだと僕は思ったのです。
だから僕はファッションも、そして技術もどちらも極めたいと思ったのが創業当初でした。
当時の僕はスリープライスショップというお店を3年程経験したばかりのひよっこで、
僕は技術レベルは業界の底辺と言っても良いレベルでした。
そんな僕がうちの技術は業界一です!!
何て言ったらそれは「嘘」になります。僕は独立したいと願ったのは前職の牛丼屋の
店長時代からでした。そしてその時から思っていた事は、自分の持っているパフォーマンスを
全て活かして顧客にサービスしたいと思っていました。そしてその為には「嘘」はいけないと
厳しく自身に課していました。この「嘘」は顧客に対する嘘と自分に対する嘘の二つの
嘘があります。でも僕はどちらも良しとしないのが自分の武器だと思ったのです。
何故なら、当時の眼鏡業界は「嘘」で塗り固められていたからです。
だから正直に物を言う、それだけで充分な武器になったのです。
その為、僕は嘘はつかない、それも徹底して嘘をつかない事で
技術の稚拙さによるマイナスポイントを打ち消そうとしていたのです。
その代わり、技術は無くとも、手間暇だけは惜しまず掛けました。例えば、全ての顧客の
アイポイントを測定する事、こんなものは技術はそれ程要りません。
例えば、レンズの歪みを取り除くよう徹底的に手擦りでサイズ調整をする事、これも
多少の技術は必用ですが、それでも手間暇かければかなりの精度が実現出来ました。
そして、決定的だったのが全ての顧客の眼位の測定を徹底的に実施し、ご購入者の
50%にプリズムを入れたのです。(現在は73%)これが僕の思っている以上に
お客様に喜んでもらえました。そしてこれが何よりの自信になり、そしてもっと
勉強する必要性もこのプリズム処方が教えてくれました。
そして今では、4年制の眼鏡学校に通う3年生になり、未だに日々勉強中です。
こうして技術の無い僕は限界まで拘り、そして少しでも良い物を提供しようと
その思いだけはパンパンに膨らんでいたのが11年前の僕、そして今の僕は
今生でいつか世界一の眼鏡屋になってやる。それが大きな目標になりました。
別に眼鏡屋技術コンテストなんてありませんから、公的な機関から表彰される訳では
ありません。でも自分自身がこれ以上やる事が無いと思えた時に、それはきっと世界一に
近づいていると思います。
現に今はやる事だらけで、もっともっと知識/技術を習得する事が山積みなのです。
では技術に関しては、足りない技術を惜しまず手間暇掛けてサービスすることで
顧客満足を獲得してきたと説明してきました。
ではファッション提案としてはどうなのでしょう?
行きついた答えは
「自分でメガネをデザインする。」
という事でした。言い換えれば僕らは眼鏡を使って、人のお顔を装飾、いやデザインしていると
言っても過言ではないと思うのです。そしてそれを極めようと思えば、フルオーダーになりますし、
オリジナルブランドの確立になるのです。
そして僕は三年前に
「レチルド」
というブランドを立ち上げました。僕のデザインする眼鏡frameは自然に溶け込むデザインです。
自然の産物である僕ら人類は、基本どんな方も左右非対称なお顔をしています。(万に一人の確率で
左右対称なお顔の方も居るかもしれません。)
でも既存の眼鏡は少なく見ても95%は対称な眼鏡です。
非対称なお顔に、対称な眼鏡を掛けるから、人の顔は更に歪んで見えるのです。
だから僕のデザインする眼鏡は全て左右非対称でかつ、右利き用と左利き用と
同じモデルで二つのパターンを用意しました。これにより人の顔に自然に馴染み、
違和感が消えていくのを狙っているのです。
こんな提案をしたかったんですが、既存のbrandにそれが無かったから、ならば自分で作るしか
ありません。僕は大変である事を承知しながらもこのレチルドを始めて見たのです。
こうして僕は昨日より今日、今日より明日を目指して日々研鑽しております。
どうか皆さまも、その進歩についてきてくださいね。
僕のモットーは僕のお師匠がそうであったように
「昨日の自分を否定出来る柔軟性を保つ事。」です。
間違えていると思ったらすぐに軌道修正出来る柔らかさが必用だと思うのです。
ご理解頂けましたか?
「お洒落だけでも技術だけでも満足できない方へ。」
答えはその真ん中にあると僕は思っているのです。それは中道であり、
そして中道は「王道」につながると思っているのです。
眼鏡王に俺はな~る!(by ルフィ―)
ではまた明日。
opteria Glassias
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