こんにちは、この間のお休みは石川県の橋立漁港に行き、ズワイガニをたらふく

食べてくるという自分自身にご褒美。でもゆでる、焼く、そのまんまのカニちゃん達を

口に入れる度に変化する、調理法の味わいを噛み締め、同時にこんな事できる自分って

幸せだと、もう一回、幸せとカニと同時に噛み締めるのです。

んな訳で僕の自慢はそれくらいにして、今日は僕の失敗談です。

 

僕に限らず、老眼世代の方々にPC用の眼鏡をお作りさせていただく時には

その目的距離を適切にヒアリングして、使用想定距離とレンズの焦点距離を

しっかり合わせる必要があるのですが、

 

今回の目的とする対象物は、

40㎝先のPCモニターでした。

 

このお方の仕事は建築業、当然CADを使います。

 

そこまで聞いていれば、図面をPCの脇に置いて、PCモニターの奥まで

視界が確保されていないと困る。

 

これを想像して僕が確認するべきでした。

 

僕はPCモニターの距離を真に受けて、65㎝を視界の端に設定したレンズで

今回お作りしましたが、実際にヒアリングしてみると図面の奥が霞んで見えないので

非常に困るというご指摘。

 

僕は当然

 

「あ！しまった～。僕の聞き取りミスだ。」

 

と猛省したのです。ではこの場合には最低80㎝まで見える状態を確保するべきですが、

それでは、40㎝は霞んでしまいます。40㎝も80㎝も一つの眼鏡の度数ではまかないきれない

のです。そこで僕は提案しました。

 

モニターを60㎝程度まで奥に設定し直せませんか？

 

60㎝と80㎝なら一つの度数で行けるのですが…。

 

と聞くとご理解頂き、モニターのレイアウト変更を快諾頂けました。

最初から40㎝に囚われていなければ、70㎝先の図面の設定に気づけたと思うのに。

とご迷惑をお掛けしてしまった事を申し訳なく思いました。

 

っという訳で、PC用といってもその使用しているモニターの台数レイアウト、

そしてインチ数等、お聞きしなくてはいけない事が沢山ございます。

 

ですから、もしも弊店でPC用眼鏡を作りたいなんて、希望される方は事前に使用している

環境をメジャーを使って、いったい、眼からどの程度の距離に目的とする対象物があるのか

をしっかり調べてからご来店いただくことをお勧め致します。

 

今日は失敗談でした。

 

ではまた明日。