上を見ようよ。
2017/03/25
上を向い~て、歩こ~うよ。言わずと知れた故坂本九さんの歌ですけど、
この僕の属する眼鏡業界は、ここ数年ずっと下を向いて、何とかあんなとこに
落ちたくないと落ちなくなる方向ばかり見てきた気がします。
皆さんもちょっとイメージしてください。底が真っ暗で見えない。大きな縦穴の
ふちに自分が立っている状態をイメージしてください。本当は穴から離れたいんだけど、
自分の右手には大きな穴、左を見れば見渡す限りの崖、もしも動けるとしたら、
その穴の周りをぐるぐると回るしかない。そんな絶望的な状況を
バブルが弾けて約30年弱日本は繰り返してきたのです。
でもね、僕に言わせると穴から落ちたくない(売上が下がって廃業に追い込まれる。)
と強く願えば願う程に、人って、その穴に引き寄せられると僕は思うんです。
ではどうしたら良いの?と誰かに相談されたら、
僕は今日のタイトルにもあるように上を見ようよと、言うと思います。
勿論、穴に落ちても、左手の崖から転げ落ちてもどちらも嫌ですから、時に下の
足場をチェックする事も大切ですよね。でも、もっと大切なのは、ふと上を見上げてみる
事だと思います。この業界の重鎮と言われる人たちも、多くの人が
「この業界はダメだ、先が無いよ。」
と訳知り顔でお話しされます。僕は何度もそういった場面を目にしました。
でも、僕に言わせれば、この業界の浮沈の鍵を握っているのは、業界人全ての方々です。
別に専門店とか量販店とか、そんな括りも不要で、それぞれの立場で頑張れば良いだけの
話です。そして闇雲に頑張るのではなく、
時に上を見上げてみる事が大事じゃない?
って事を僕は言っているのです。
それは新しい需要の創出であったり、新しいサービスの提案、または新しい業態の提案。
こんなことは、穴から落ちたくないという思いに支配されていては決して閃かないアイディア
だと僕は思うのです。ただ僕は上を見過ぎているといつも妻に叱られていますので、
僕は妻にいつも
「あんたはもっと足元見なさい。」
と言われ続けての12年でした。でも僕は自分で言うのも何ですが、ちと特殊な気がします。
僕は夢を食べないと死んじゃうタイプだと思っています。現実だけ100%見ていろって
言葉は僕にとっては死に等しい重た~い言葉なのです。
皆が僕みたいになっちゃいけないと思いますけど、それでもたまに上を見るともしかしたら
次のステージに行ける階段がふっと現れるかもしれません。下ばかり見ていたら
その階段が現れたことにすら気が付けないよと、僕は老婆心ながら思ってしまうのです。
今日は本当にぼやっとしたお話しですが、どうですか?皆さん、死にそうな目で働いている
眼鏡屋さんより意気揚々と楽し気に働いているお店の方がいいでしょ?
少なくとも僕は何年後かに
「こうなると思っていたよ。」
なんて訳知り顔で寂しそうに言っている自分をイメージしたくないんですね。
その為に微力であろうと何だろうとやれる事を皆でやろうよって
って生意気ながらも何となく思った今日の僕でした。
ではまた明日。
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