複雑な事象を単純化する労苦。
2017/07/02
この間はカタールと断交の話題を取り上げ、一体どことどこが敵国で、
どことどこが味方なのかがさっぱり分からんと僕の知識不足を嘆くblogを
書きました。でも読者の方々でも中東情勢を正確に把握されている方
いらっしゃいます?きっとそれをそらで説明出来る人ってごくごく少数だと思うのです。
世の中複雑だな~と思う一コマでした。
複雑と言えば、僕は眼鏡を作る時の検査理論の究極を一生涯掛けてでも
作りあげ世間のお役に立ちたいと願い公言しているのですが、
皆さんがどう思うかは分かりませんが、検査って本当複雑なんです。
でも僕はその複雑な検査を極力シンプルに考えるようにしています。
師匠のお言葉を借りれば、ちゃんとした検査理論を整えれば、およそ8割の方には対応出来る
検査理論が出来るはずだ。ただし残りの2割にレアケースは残る。この様に僕は教わりました。
だから僕は全ての方に対応出来る検査理論を構築しようとは思っていないのですが、
残りの8割の方々の眼もことはそう単純ではなさそうです。例えば使う器具や視力表によって、
測定値が変わってしまうのです。また、僕ら眼鏡士の使う言葉によっても度数は変わります。
日を改めても答えは変わります。
そもそも人の眼に絶対値があるのでしょうか?
そこからして実は僕の思いは揺らいでいます。人の眼って常にゆらゆらと揺らいで
一点にとどまってないのではないか?何て思い出したら最後、迷宮まっしぐらかと思ったら、
実は、そこで腑に落ちたというか、思考がスッキリしました。
(絶対値が)あると思うから見失う。無いと思えば、それを探さずに済む。
今の僕はこんな心境です。これは大阪の田村先生という方の受け売りですが、
眼・心・体
これらは全て繋がり、リンクしている。
つまり眼だけを見ていても真理が見えてこない事を示唆されていると僕は思っていますが、
どうやらそのようです。体のパーツとパーツはつながっている。こんな事は誰だって知っている事ですが、
西洋医学の考え方からすれば、各部位毎のスペシャリストを育成しようとしています。
それでは真理に辿り着かないのですね。これはどちらかと言えば東洋医学の考え方に近のではないのでしょうか?
僕はこの間の申し上げたように、半分本気で眼鏡王にな~る!と思っていますから、
もっともっと頑張らなくてはいけないのですね。今日は日々検査している僕の心境を少しだけ覗き見て頂きました。
今の僕は西洋医学に偏らず、そして東洋医学でもない。その間を狙って中道を行こうとしているのです。
しかし自分自身がしっかりしていなければ、ついどちらかに偏ってしまいます。
その中道を維持することこそが、一番の労苦だったりするのです。
ではまた明日。
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