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眼石祝応のBLOG

両眼視疲労-その2

2017/08/01

(昨日より続く)

 

この時に眼に起きている状態は二つあります。

 

一つはピントの調節、

 

そして

 

二つ目は輻輳という寄り眼です。

 

この寄り眼が辛いという方がいるのです。

また、老眼の方であれば、ピントの調節と寄り眼と両方辛いという方も

いらっしゃいます。ですから、若しも眼鏡を新調したら辛いという方には、

この二つの眼の運動が過度かどうかの判断をする必要があるのです。

 

息子さんの運動会で突然走ったら足がつったなんてよく聞く話ですね。

この場合には準備運動とストレッチが必用なのです。

 

眼の場合ではあれば、準備運動というよりも少しずつ負荷を強めるという

配慮が必要になります。これを慣れ戻しと言います。慣れ戻しと慣らしのハウトゥーには

また別項設けますので、今回は説明を割愛しますね。

何しろ両眼視をしていなかった人が突然両眼視をしていた人が突然両の目を使う事に

過度な負荷を感じるという事がよくあると思います。

 

では今まで両眼視をしていた、両眼視機能にも異常なくしていた人が

両眼視疲労を感じる事があり得るのでしょうか?

 

僕はこここそが本丸で、このケアがこれから10年は一番大切だと思います。

 

ではどんな時に人は両眼視疲労を感じるのでしょう?

 

また通常の眼精疲労と両眼視疲労の違いは何なのでしょう?

 

ここに論点が存在しますが、取り敢えず一つ一つ説明していきますね。

 

まずは今までは問題なかった方が突然疲労を訴えるというケースでは

その要因と外的要因と内的要因に分けて考える必要があります。

 

の外的要因とは、眼を使う環境の変化です。その環境の変化としては

 

目的とする作業距離 目的とする対象物の細かさ 職場の照明の明暗 一日の作業時間

 

この様に四つに類別されます。

 

内的要因としてはどうでしょう?

 

寄り眼の力の余力の減少 ピントの調節力の減少 左右の眼の屈折異常量と質の変化

 

この様に三つに類別されます。

 

では解説に入ります。

 

目的とする作業距離=例~PCがデスクトップからノートPCに変えて70㎝から40㎝に変わる。

目的とする対象物の細かさ=例~今までは大きなフォントを使っていたが、エクセルで10P以下のフォントに変わった。

職場の照明の明暗=例~今までは明るい職場だったが、部署が変わったら照明が暗くなった。

一日の作業時間=例~今までは一日2hのPC作業だったが、それが10hに増えた。

 

寄り眼の力の余力の減少=例~昔は寄り眼が上手にできたが今は、寄り眼の途中で二つに分かれたり、

若しくは、寄り眼が辛いと感じる。この様に寄り眼をまかなう筋肉量が減ってしまう状態。

ピントの調節力の減少=例~ピントを調節する水晶体の硬化とその水晶体を膨らませる為に使われる筋肉量の変化。

左右の眼の屈折異常量と質の変化=例~昔は近視だったが、最近遠くが見えるようになってきた。実際に検査

してみたら軽度の遠視に変化していた。

 

この様にの要因が複雑に絡まって眼は時に疲労を感じるようになります。

外的要因が劇的に変化すれば、一気に眼の疲労は高まりますし、

内的要因はゆっくり変化するので、この場合にはゆっくり段々と疲れを感じるようになります。

 

では眼精疲労と両眼視疲労の違いとは何でしょう?

 

僕は、眼精疲労とは疲労を類別する大元であり、その中に両眼視疲労というジャンルがあると

現時点の僕はぼんやり思っています。単純に眼を沢山使えば眼精疲労は発生しますね。

 

でも僕の言っている両眼視疲労のイメージとは上記のに起因する疲労と思っています。

 

例えば眼精疲労を改善する為に僕らは眼鏡を作ることはよくありますが、

それは眼が今まで中腰で対象を捉えていたとするのなら、椅子を用意するという類になりますし、

空港なんかでよく見かける動く歩道がよりそのイメージに近い気もします。

 

例えばその動く歩道を10歩歩いてみると、通常の動かない歩道に比べて遠くに行けます。

ですからこの場合は100m動くと設定するなら、その為の運動量が減るという事です。でもこの歩道を歩いている

から疲れない訳ではありません。例えばご年配の方がこの歩道を、重い荷物を持って1キロ歩いたら

疲れますよね。眼を同じなのです。若い方なら1キロくらいな何とも思わないかもしれませんが、

筋肉量が低下したお年頃なら、それは過度な運動になってしまいます。

 

ですから僕は眼鏡で動く歩道の様な環境を整備しましょうと推奨しているのです。

先日試してガッテンで、寄り眼の検査の大切さを説いていましたが、

 

僕もこの寄り眼の検査(輻輳テスト)と言いますが、この検査の測定結果に重きを置いています。

この輻輳テストがスムーズに出来ているか、そしてここが肝心ですが、左右差がないかどうか?

この観点が大切なのです。両目が無理なく、スムーズに寄ってこれる状態を僕は眼鏡を用いて

整備しましょうと言っているのです。

 

そして両眼視疲労の多くが、この寄り眼という運動が過度になっているケースが多く、

かつ左右のバランス不良によって生じている事をご報告させていただきます。

 

皆さんも眼鏡屋さんを探す時には輻輳テスト(もう覚えましたね?)を

そちらではやっていますか?と聞いてもお店選びの何かの助けになるかもしれませんね。

 

今日は一日分でまとめようと思っていましたが、二日分のボリュームになってしまいました。

ではここまで読んで弊店で検査を受けてみたい方は是非下記ご予約ページよりご予約下さいませ。

 

【弊店ご予約ページ】

https://www.itsuaki.com/yoyaku/webreserve/menusel?str_id=3562&stf_id=0&flg=3&back=1

 

また明日!!

 

$RW3SYVS

 

 

 

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