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眼石祝応のBLOG

プリズムと眼鏡。~その1~

2017/08/13

僕の座右の銘は

 

「人生生涯ダイエット。」

 

太ってはまた痩せてを繰り返した48年間だったのです。

そして今も僕は過去幾多も繰り返した氷河期の様に、ダイエットブームな訳なのです。

流行は流行って廃るがセットと言われますが、2017年夏の僕はちゃうで~、

 

何故なら僕はダイエットの競争相手を見つけたからなのです。

競争する相手はお客様なのですが、その方とたまたま

 

「僕は(私は)今、過去最高の体重を更新しちゃったのよね~。」

 

とピッタリ一致、でも僕は痩せたいと食べたいの狭間でいつも思い悩んでいたのですが、

今の僕は違います。ハッキリとこれ以上食べたくないと思えたのです。

 

そう、僕は食欲を支配したダイエット王なのです。

 

んな訳で僕は一週間前に過去最高記録をマーク(88.9キロ)し、

そして今は87.9キロおよそ一週間で1キロ落とす事に成功したのです。

んま、最低でも80キロは切らないと痩せたと誰にも思ってもらえませんね。

 

皆さん、僕が健康的にスリムになる姿をイメージしてください。

 

若しかしたら第三のモテ期が来るのかも?

 

因みに僕のモテ期は第一期が保育園の年長さん、第二期が少学6年生、

旨み、恩恵一切なしな二つのモテ期でしたが、第三のモテ期がダイエットに成功してしまうと

来てしまうのでは~!!!という妄想を膨らませながら本題に入りたいと思います。

 

昨日は斜位について解説し、斜視ではないのよというお話でした。

 

今日はプリズムという聞いた事はあるけど、それが眼鏡に何の関係があるの?

って思う方が多数だと思いますのでそんな用語について解説します。

 

先ず、プリズムを入れる人入れない人、この分かれ目って何でしょう?

昨日僕は100人いらしたら73人に弊店ではプリズムを入れました。

この73人の方に僕は何を感じたのでしょう?

 

これも箇条書きの方が分かりやすいかな?

 

①固視ずれがある人。

 

②寄り眼が苦手な人。

 

③慢性的な頭痛や肩こり等不定愁訴でお悩みの方。

 

④遠視の未矯正等、眼に過度な負荷をかけて、ストレス過多になってらっしゃる方。

 

大別すれば僕はこんな方々にプリズムを入れようと思っていれています。

とここまで書いてきて、また深い世界に足を踏み入れたなと少し後悔しました。

だって①の固視ずれって言葉を使ってしまったら、その言葉の意味を解説しなくてはいけない

じゃない?だとするとこの内容の記事は長編になるぜよと覚悟を求められたのです。

 

しゃ~ない。書いちまったもんだから書き終えるまで連載だぜ!!と腹を括りました。

 

①の固視ずれという耳慣れない言葉ですが、これが一番プリズムを入れる要因として

多いケースだと言えます。斜位は誰にでもある、でも固視ずれは誰にでもあるものじゃない。

ここまでついてこれますか?少なくとも100人中23人は僕は固視ずれが無いと判断したので

プリズムを入れなかったのです。

 

では固視ずれって何でしょう?って事を解説しようとすると網膜の構造の話をしなくちゃ

いけません。網膜って、面である。ここまでOKですよね?その面の構造は組織が均一には

なっていません。ある一点に最高感度の部位があります。それを中心窩と言います。

そして中心窩から距離が離れれば離れる程に眼の対象を捉える性能は落ちていくと

思って下さい。視力しかり、物の色を捉える機能もまた落ちていくのです。また

立体視等の両眼視機能も中心窩で像を捉える事で最高のパフォーマンスを

発揮すると言われています。

 

ですから、良い眼とは、固視ずれなく、両目ともに中心窩で捉えられていて、

かつその両眼視をする事に過度な負荷が掛かっていない状態と

いっても過言ではないと思うのです。固視ずれが無くとも、両眼視が苦痛だと

感じる方もいるって話は両眼視疲労という言葉の解説の時にご説明しましたね。

 

そしてこの中心窩で捉えられていない状態を固視ずれと呼ぶのです。

 

では斜位と何が違うのでしょう?

 

昨日僕は斜位を融像除去した眼位であると解説しました。特殊な器具で左右の眼の像を重ね合わせない

ようにして目線のずれの方向と量を測定すると申し上げたのです。

 

でも固視ずれは両目で物を捉えていても発生します。その原因が斜位によるものか、寄り眼が苦手なのか、

また、習慣というか、多少ずれて物を捉える癖がついている方もいらっしゃいます。

こんな方にはビジョントレーニングが有効と言えるでしょう。

 

更に言えば、心因性の固視ずれもあると僕は疑っています。ですからその原因の特定に僕は至って

いません。少なくともこの人は外斜位で寄り眼が苦手、でも精神的にストレス過多ではないと

なれば、斜位や寄り眼が苦手な事が固視ずれの原因と言えるかもしれませんが、

実際は非常に複合的で原因の特定は困難を極めます。

 

原因は分からずとも網膜の中心窩に像をあてて悪い事は何もないので、

先ず僕はそれを目標にしているに過ぎないのです。

 

ともかく斜位の存在は誰にでもあり

 

固視ずれは、人それぞれ状況によって存在の有無に差異があります。

 

それを僕は少なくとも73%の方には固視ずれが存在するのでは?と問題提起しています。

以前にお世話になった眼科の先生にその疑問をぶつけた事があります。

 

斜位をプリズムで矯正すると固視ずれが改善し視力が上がると思うのですが、

先生はそういった事例は見た事がありますか?

 

と僕は尋ねました。

 

すると先生はそんな事あり得ないとお答えになりました。

どちらかというと先生も、プリズムには否定的で斜視の矯正の時くらいしか

プリズムを入れないようです。

 

でも、人の質問や意見を否定する場合に、先ずは、否定する根拠を揃える必要があります。

同様に、人に自分の意見を認めてもらうにも根拠が必用です。

 

残念ながら、その時の僕は根拠がありませんでした。

 

ですからあれから数年、今は根拠を揃えるのに必死になっているのです。

そして両者が根拠を揃えて初めて議論が始まるのです。

 

ただ現状悲しいかな、この業界で究極の検査理論とは?という議論はされていません。

それは議論を戦わせる土俵が整備されていないばかりか、人が根拠を集めてそれを

ぶつけるという必要性を認識していないからとも言えます。

 

今は誰々先生の言う事を信じる。これに終始しています。

その誰々先生は下手したら100年も前の外国の先生の言っている事を日本語に

翻訳しただけかもしれません。言われた事を信じるだけならば、それは科学ではなく

宗教と言えます。今の日本の眼鏡業界は誰々先生教の多数の宗派が乱立しているとも言えます。

 

僕はここ10~20年あまりにも眼を取り巻く環境が変わってきた事により、

現代の事情に即した検査理論を構築するべきで

きっと、それは常に究極のと言いながらも形を変えて、時代に合わせる必要性を

感じています。何故ならこれからは過去10年に比してもっとドラスティックに

視環境は変化すると予測するからです。

 

ですから僕は、きっと究極の検査理論は完成しないのだと思います。

日々形を変えて、消費者のニーズと眼を取り巻く環境に合わせていく必要があるのです。

あ、究極出来たと思った瞬間に時代は変わっているというイメージを僕は思っています。

 

外国では知りませんが、少なくとも日本ではこの固視ずれに対して認識が足りていないと

思っていますし、眼鏡のプラスの効果も、そしてマイナスの効果もしっかり国民に

認知されていないと言えます。眼鏡や眼鏡屋はもっと慎重に選ぶべきだというのが僕の次論なのです。

 

ね、やっぱり長くなったでしょ?明日はプリズムを入れると

眼にどんな変化が起こるの?というお話です。

 

ではまた明日に続く。

 

$RW3SYVS

 

 

 

 

 

 

 

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