遠近両用は先ずは掛けられるものから。
2017/11/06
昨日はサラダバーで野菜とパスタをしこたま食べて、ご満悦な次郎さんですが、
皆さまいかがお過ごしですか?
昨日いらしたお客様のお母さまが、こんな事を仰っていました。
「私は遠近両用メガネを作ったんだけど、全然掛けられなくて、
今では箪笥の肥やしでどこに行ったかもわからないわよ。」
と嘆いていらっしゃいました。
遠近両用メガネをもっともっと便利にお使い頂ける会(←そんなの無い。)の
会長である僕を目の前にしてそんなセリフを吐くとは、一気に僕のテンションは沸点に
あがるのです。そこで
簡易にお客様の眼を測定し、弱度の近視であり、弱い乱視をお持ちの眼だと把握すると
その近視を外して、乱視だけの眼鏡にして、更に加入度と言われる近用部分に入れる
度数の変化量を初心者向きに抑え、更にHOYAの最高峰のRSIという最先端の設計の
テストレンズを入れた仮枠という試用する為のフレームに入れてお試し頂きました。
すると、
「あら?これ遠近なの?」
と仰るので、
「では手元を見てみてください。」
と僕のお店の嫌がらせセット(嫌がらせの様に小さい字で表記されている株式欄や時刻表などをひとまとめにして
そんな小さな字でも見えるかどうかをチェックするA4のツールです。)
をご覧になって頂き、更にご自分のスマフォも見て頂くと
「あら、よく見える。」
とまるで通販のCMの様なリアクションでした。
では僕は何か特殊な事をしたのでしょうか?
僕のしたことは以下の通りです。
①裸眼時に遠くの視力に問題を感じていないそうで、眼鏡に掛け慣れていない事をお聞きしたので、
まずは遠用視力は必要最低限に設定しました。
②加入度を初心者向けに設定しました。
以上です。このたった二点だけでも楽に使いこなせる遠近になるのです。
このノウハウとも言えないさじ加減で視生活にご不満を感じ、
プチストレスを日々感じながら暮らすのと、多少は高くとも手間暇かけてくれる
お店で使える道具を仕立てるのか?そんなの答えは決まっていますよね。
でも多くの方が眼鏡の可能性というか、プラスの効果も、そして安直に選ぶとこうなるというマイナスの効果も、
そのどちらも軽視している土台の上に日本の眼鏡業界の現状があるのです。
僕らは過去の自らの行いを猛省し、真摯に顧客一人一人と向き合い、
賢い消費者を育てる必要がある様です。
ではまた明日。
opteria Glassias
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