昨日はおよそ、３年振りにゴルフコースにてラウンドしてきました。
ここ三年間は痛風の治療に専念していて、ラウンド出来ない状況だったので
たまの練習場で我慢していました。でもやっと一日歩き回っても
発作が出ないレベルまで尿酸値が安定してきたので、昨日は恐る恐る芝生を
かみしめラウンドしましたが、筋肉痛にはなりましたが、痛風の発作が出るような
傾向は一切無い状態で久々のゴルフを楽しんだ次郎さんなのですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか？

え？スコアですか？それは聞かないでください。お聞かせ出来るスコアではないのですが、
一方、三年ぶりにしてはよくやったと自分で自分をほめてあげています。
ま、そんなスコアです！！！取り敢えずゴルフを語れるほどの腕前も経験もありませんが、
一足飛びにスコアが上がるなんて魔法を僕は知りません、っつうお話しです。

今日のご紹介するお話も段階を踏んで矯正していくというケースのお話しです。

以前に作った眼鏡に何の不満もないのですが、
でも最近老眼が少し気になる４０代後半の女性にご来店頂きました。

このお客様は僕が１３年前に創業する前に修行させていただいたお店、
新宿の紀伊国屋書店の1階のお店、三邦堂さんでお買い上げいただいていました。
僕が修行して一から両眼視機能検査を教わったお店ですから当然のようにプリズムは
入っていました。その度合いが少なくとも今の眼の斜位というずれの量からすると
控えめにプリズムが入っていました。それでもこの状態で肩こりが軽減する等
快適にご使用いただいていました。では今回検査したのですが、それでも今回の様に
控えめなプリズム度数で良いと僕は判断したのでしょうか？

結果だけお伝えするとプリズムという度数の量は、

１２５％程度に設定いたしました。

前回より増やしたのです、これで充分かどうかは正直分からないのですが、
それでも網膜の感度の良い部位を使える度数を設定しましたので
より一層快適な視生活が送れるかと思います。

この様に段階的に強める方法を斜位量が大きい場合にはよくあるのですが、
この方法を僕が選択する意味って何でしょう？

それは違和感が強いと感じる方に、慣らしのハードルを少しでも下げてあげる事です。
僕の作る眼鏡はプリズムという度数を入れて作る事が本当に多い
（直近の２００名程のサンプル数ですと、その比率は９０％を超えます。）のですが、
その方々でも、出来上がった最初の眼鏡を掛けた時の反応の個人差は本当に大きな振れ幅があります。

①ある人は掛けた瞬間に快適と言ったり、

②ある人は吐き気や頭痛がするとか、

③ある人は長時間掛けると疲れる。

④ある人は空間が歪んでみえる。

⑤ある人は物が飛び出して見える。

本当に千差万別で作ってみないとどんな反応があるのか、その予測は困難を極めます。
ですが一つだけ言える事は違和感を最初から強く感じる方は、検査の段階である程度の
違和感を感じる共通点があります。その為、この方の慣らしや違和感に対する耐性を
大まかに見極め、僕らは、そのプリズム度数のさじ加減を考慮し決定する必要があります。

これが実は一番難しいのかもしれません。検査何てものはそれ程難しいとは
少なくとも僕は思わないのですが、

違和感に対する耐性を見極めそのさじ加減を決定することに
多少の難しさを感じています。

では皆さんがうちにいらした時には、どうすればよいのでしょう？
それは僕はお客様に数多くのご質問を投げかけます。それにご回答いただくことと
違和感を多少でも感じるようであれば、それを具体的に①～⑤の様にお伝え頂きたいのです。

「こんなの掛けられるか～！ぼけぇ～。」

でも結構ですので、ここは遠慮なくお願い致します。そのすべての反応を見ながら
アドバイスしますし、相談しながら慣らしのハードルの高さを設定していきます。

ともかく今日言いたかったことは、何でも一足飛びに行く事ばかりが
最適解ではなく、あくまでもパーソナルにお客様の個性に合わせて提案してきますし、
それが肝心なのですよ～とお伝えしたかったのです。

え？そんなに辛い慣らしが終わったらなんかご褒美あるの？

勿論ございます。そのプラスの効果も人により、まるで体に出る反応が違いますので、
その話もおいおいしたいと思います。

ではまた明日。