ごみ処理マナーの改善と眼鏡の貢献度。
2018/05/20
福井県は鯖江市、そして静岡県、伊東から熱海へ。三日間の旅の道中は
様々な景色と出会い、感動を数多く頂きましたが一番感動を頂いた
旅の風景、その一幕は、熱海第二小学校の生徒さんの書いた川柳でした。
何年生が書いたのかはバスの中での一瞬の出来事だったので不明ですが、
何しろバスに乗ってぼんやりと遠くを見ていると、
その立て看板の様に掲示されている川柳が目に留まったのです。
早速ご紹介しましょう。
「ポイ捨ては
みんなの心も
汚れるよ。」
お見事!!僕は長文を書くのは苦にならないのですが、こうして一文で
言い表すことが苦手な僕の脳みその構造であり、思考回路なのです。
そんな小学生の慧眼に恐れ入った次郎さんですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今日は東北から斜視でお悩みのお客様、地元の眼科でも眼鏡店でも
斜視に関しては対策を提案して貰えなかったとお嘆きでした。
見てみると25△(25プリズムディオプター)のずれ、かつ先天的な
斜視ではなく、後天的に斜視になってしまったパターンでしたが、
その斜視の期間が長かった為か、網膜の異常対応という状態、
いわば眼が開いた状態で環境に適応してしまったパターンでした。
原則論としてこの網膜の異常対応のケースではプリズムを入れると
猛烈な違和感を伴い、
プリズム処方は受け付けない=慣れないケースが圧倒的に多いのですが、
このお方(49才)は意欲的で、検査の仮枠にその度数を入れて掛けてみた状態では
問題なく使用されていました。検査の過程では、
僕が必要と思ったプリズム量を眼に入れても
すいすいと店内を歩いています。
使用したフレームは既存のフレームで、それのレンズ交換だけを承りました。
僕の基本的な考えとしては、今使える物は最後まで使う。
ですから、使える物はなるべく使って下さいと促すスタイルです。
その場合には持ち込み加工料として一本あたり1.080円頂いています。
今回は普段の運転等の室外用で一組のレンズ、
もう一つはデスクワーク用に度数調整されたレンズ。
そのどちらも東海光学のレゾナスRという遠近両用に設計されたレンズを
使用しました。強度のプリズム+遠近両用という組み合わせでは
この東海光学さんというレンズメーカーは積極的にその製作範囲を超えた
レンズでも作ってくださいます。
昔は作れない度数でも今では遠近両用のレンズで作成できるのですから、
隔世の感を否めませんね。願わくば他のレンズメーカーもこの様に積極的に
製作範囲を超えたレンズでも作れる体制を整えてくださいと僕は
開業してから大手レンズメーカーさんにはお願いしています。
あるレンズメーカーさんの話によるとC-2.00という度数を超えたレンズで
受注する比率は全体の2%程度と言っていました。更に言えばC-4.00を超える何て
確率は間違いなく1%を大きく割り込むでしょう。
ですが、それに対応したレンズは何種類かは各メーカーからは発売されています。
一方斜視の方の眼に対応しようとすると、そもそも斜視の方の全人口比での比率は
3%(眼科学会HPより)と言われています。およそ400万人弱の方が斜視でお悩みだと
推察できます。ところがほとんどのメーカーはこのニーズに対応していないのです。
何か商売上の問題があるのでしょうか?
違うのです。メーカーさんだって、そのニーズがあって注文を請けられるなら
それに対応するに決まっているのです。ところがそれが出来ていないのは、
「ニーズが無いから」です。あれ?僕は先ほどニーズはあるって言ったのに、
今度は無いって言いきっています。
簡易に解説しますね。
先ず斜視の方々400万人弱いらっしゃる、これは事実でしょう。
ところが、その斜視の対策としては多くのケースでは今までは
手術で対応していました。でも僕はメーカーとコラボして
眼鏡で殆ど(先天的な斜視は対応は難しいケースが多い、ただし、可能性ゼロではありません。)
の斜視が対応できる(外斜視で今のところ実績ベースで9割
内斜視では8割)ようになったと考えています。
その新しい考え方なり、検査の方法を多くの方がまだご存知ないのです。
ですから、知られていないのですから当然ニーズは現状はなく、僕が
先ほど申し上げたニーズは、「潜在的な」ニーズがあるという方がより的確だと言えるでしょう。
まだまだこれからだというお話なのですが、今日いらしたお方は途方に暮れて
いらしたので、僕と出会えて良かったと言って頂けましたが、
まだまだそういった眼でお困りの方は沢山いらっしゃると思いますので、
僕も更にこの方法を広く普及させなくてはとふんどしを締めなおした次第なのであります。
ポイ捨て禁止のスローガンも立派な社会貢献ですが、
斜視でお困りの方の為に眼鏡一本でダブりが消えて場合によっては
物が立体的に見える状態まで回復する可能性があるこの方法は
立派な社会貢献だと僕は思います。
皆さんはきっとこう思うでしょう。
「たかが眼鏡でしょ?」
いえいえ
「されど眼鏡なのです。」
ではまたこのブログでお会いしましょう。
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