今日いらしたお客様は30代後半の女性でした。

一日ＰＣを6時間くらい見る事務系のお仕事していらっしゃるそうです。

 

今使っている眼鏡は

 

近視を弱めに設定して遠用視力が0.8に設定されていました。

 

何でも今の眼鏡でＰＣをしていて夕方疲れてくると

物がダブって見えるそうです。早速眼を見させて頂くと

 

近視が実際にはもう少し強めにあり、更に言えば右目に決して

弱くない乱視がありました。この乱視の未矯正は見過ごせないなと

思いながらも検査を進めていきます。

 

一通り一般的な屈折測定（遠視/乱視/近視の有無とその度合いの測定）

を終えて、次は眼位の測定に入ります。そこで見て行っても

大きな目線のずれは見つからず、更に言えば寄り眼も余裕しゃくしゃくで

こなします。ありゃ？これは僕では力になれないかな？

 

と思いながらも老眼の検査をすると、ここも問題無。

 

ふ~む、と思案しながらもＰＣ用に僕なりに調整した眼鏡を掛けて頂くと

 

「なんか眼の奥が重たくて疲れる感じ。」

 

といったご感想を頂きました。これは困った。と思いながらも

固視ずれの検査をしてみます。すると隠れている目線のずれ（斜位といいます。）は

わずかではありましたが、この僅かな斜位でも固視ずれは

発生していました。その固視ずれをきっちり矯正しようと最高視力の

出るプリズム度数を探していくと

 

結局プリズム

 

左右合算で2△（プリズム）入れたところが最高視力でした。

 

この状態でまた歩いて頂くと

 

「今度はさっきの重たい感じが無い。」

 

と明るく笑顔で答えられました。

 

これで一安心ですが、今回程に検査結果の殆どはプリズム不要であると

測定されたのにご本人の自覚としてはプリズムを欲しがる。

僕に言わせれば不思議な眼の持ち主でした。

 

こんなことってあるんですね～。

また一つ僕の中でカキーンとヒットをうち、

レベルアップの音が聞こえたのです。

ホイミからベホイミくらいかな？

 

道は険しいですね。もっと勉強せねば。

 

それではまたこのｂｌｏｇでお会いしましょう。