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眼石祝応のBLOG

老眼バレ。

2018/11/13

昨日は一に遠近、二に遠近、三四があって、五に遠近と

遠近両用DAYでした。

 

グラシアスでは4歳のお子様にも遠近両用レンズを提案する等、

PCの普及もひと段落し、スマフォが全盛の今では、

10代でも遠近両用レンズを使うなんてのは、

 

少なくともグラシアスでは当たり前になっています。

 

そんな僕にとっての常識は世間にとっては非常識で、

 

①遠近両用レンズは怖くて使えない

 

とか

 

②遠近両用レンズを使うと早く老眼が進むから出来るだけ我慢した方が良い。

 

とか、

 

③遠近両用レンズを使うとレンズの下に窓みたいな別のレンズがついている

から、遠近両用レンズを使うとすぐに老眼とばれて嫌だ。

 

とか、

 

巷に流布されている常識は眼鏡屋さんからするとどうかな?

と思うことが現場では多々あります。

 

では上記の三つの世間の常識は、正確な知識ではなく、

間違った知識ですよ~と知らせなくてはいけないのですが、

それがなかなか難しい、本当の情報を広く報せるには企業規模と

体力が必要です。僕のような中小零細企業にはそれが欠落しているのです。

 

せめてこのblogの読者様は、

 

この稚拙な文章からでも、正しい知識を得て賢い買い物を

して頂きたいと切に願うのです。

 

では一つ一つ解説しましょう。

 

遠近両用レンズは怖くて使えない

解説~そもそも遠近両用レンズは怖くない。こう言いきって良いのでしょうか?

僕は違うと思います。怖い遠近両用レンズと怖くない遠近両用レンズとあるのが

正解だと僕は思っています。では怖いのと怖くないのと何が違うのでしょう?

 

実はこの答えは非常に複合的な要因が絡み合っています。

 

要因①~設計が古く歪みが強いタイプの遠近両用レンズはどちらかと言えば怖い。

設計が新しく歪みが弱いタイプの遠近両用レンズはどちらかと言えば快適。

 

何故ここでわざわざ「どちらかと言えば」と控えめに言うのでしょう?

 

先ず、新しい設計の遠近両用レンズの方が歪みは少ないのは事実です。

所が、歪みの少ない最新のレンズで全ての方のご要望を満たせるのか?

というと、そうでもないから困るのです。

それは、設計を変えること、そのものが違和感の要因になる事があるからです。

 

そして同じ度数、若しくは同じ設計で装用していた時間に比例して

新しい度数、新しい設計にした時の違和感は増していきます。

 

一例を挙げれば、頻繁に眼鏡を購入し、常に新設計のレンズを試している方、

この方にとっては、比較的、設計や度数の変更はストレス要因になりにくく、

 

10年間、同じ度数、同じ設計でいる方にとっては、新しい設計の方が違和感を

感じてしまうリスクが実はあるのです。

 

この様に設計変更が裏目にでてしまう事も少数ではありますが、

事実として現場では起こっているのだと報告させて頂きますね。

 

一つだけお伝えするとすれば、

 

同じ度数、同じ設計で長期間いらした方は、少しずつ変えていくのが

最良かもしれませんね。先ずは設計を変えずに、度数だけ変えるとか、

設計だけ、変えて、度数はそのままとか。

 

またメーカーを変えるとそのメーカーの設計の癖というか

こだわりが反映されているので、メーカーを変えることも

リスク要因かもしれません。

 

一気に変えると慣らしのハードルは上がりますが、

変えた効果も高まります。ここが難しいところですね。

 

要因②の解説をしようと思ったけど、思った以上のボリュームになったので、

 

予告に留めます。

 

要因②~加入度や度数の設定で歪みの量をコントロールできる事実。

 

要因③~アイポイントの測定精度を高めて、狙った位置に狙った

設計上のポイント合わせる。

 

要因④~フィッティング精度を高めて安定的に要因③で合わせた位置から

対象物を見させる。

 

要因⑤~レンズの加工精度を高めて、レンズに歪みを入れないように

手間暇かけて加工する。

 

なんか、壮大な長編になりそうだな~(;^_^A)

 

ともかく、今の遠近両用レンズを使っても老眼だとバレることはなくて、

むしろ近くを見る時に眼鏡を外したり、不自然な姿勢で見ていることの方が

余程老けてみえてしまいますよ~。だから老眼や老化を周りから指摘されない

為には早めに遠近両用レンズを使ってくださいって事が一番言いたかった事で、

 

早めに遠近両用レンズを使うともう一つご褒美があるのですが、

それはまた明日のblogで。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

g-02-01

 

 

 

 

 

 

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