レンズの価格差。
2018/12/04
昨晩大手レンズメーカーの方とこんな話をしていました。
今は大手全盛の時代、レンズメーカーは大手の売り上げ無しに
存在すら許されない。それくらい大手小売店と大手レンズメーカー
との取引比率は高く、相互に依存している筈なのです。
ところが、以前の僕のblogで強すぎる小売は
メーカーの体力を奪い、新製品を開発する能力や
設備投資する余力を奪い、結果的に良い商品を受け取れない
消費者が損をするのでは?と2012年のblogで問題提起していました。
以前のblogリンク
➾http://opteriaglassias.blog92.fc2.com/blog-entry-2140.html
今新御三家と言われている会社が
ZOFF JINS 眼鏡市場さんですと
このblogでも何度かお伝えしていると思いますが、
その大手の価格訴求で集客している業態に卸している商品と
僕の様な中小零細に卸している商品は、その質を変えて
提供しているのですとお伝えしていますが、
それは僕らの中では当たり前の事実なのですが、
一方、日本の大手のレンズメーカーは、その当たり前を
堂々と広報出来ません。それはちょっと想像すれば誰でも
分かるとは思いますが、それは価格訴求の会社であろうと
何だろうとお得意様だからです。
一方のお得意様の肩をもつような、広報戦略をとれる筈がなく、
そんな無謀な戦略は大手レンズメーカーには存在しえないのです。
でもそれを放置しておけば、
大手の拡販は止まらず、そして良い眼鏡、上質な眼鏡を
作ろうと頑張っている中小零細企業は大手に軒並み駆逐されるのです。
では誰が、
価格訴求のお店のレンズ
と
こだわりの中小零細に
卸しているレンズの質が違うという事実を
伝えれば良いのでしょう?
これを僕はこの場を借りてお伝えする事は勿論可能です。
でも、それはただの僕らの広告と受け止められる可能性があります。
ではどうすれば良いのでしょう?それはカリスマレビュワーの育成であり、
願わくば、この業界に正確にレンズを論評出来る
評論家の存在が必要だと僕は思うのです。
皆様意外に思うかもしれませんが、今この業界にレンズやフレームを
正確に利害関係なく評論出来る評論家は皆無です。
そしてそれがこの日本の眼鏡業界の大きな不幸だとも思えるのです。
最後に6年前の少しだけ若かった僕の文章で締めたいと思います。
(次論公論より転載開始)消費者が買う買わないの王様の権利を
有しているという話は以前にこのブログでお話しさせていただいた。
だが現状日本は「一億総中流」ではなく「一億総はだかの王様社会」
かもしれない。敢えて幼稚で無鉄砲な僕は
国民にあなたは裸だよと正直にお伝えしたいのだ。(転載終わり)
今の僕は皆様が裸かどうかはともかく、眼鏡に関する商品知識レベルは
大変失礼かと思いますが、赤ちゃん同然だと断じると思うのです。
それではまたこのblogでお会いしましょう。
opteria Glassias
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