遠視が増えた。
2019/04/21
本日のblogの難易度【★★★★★】
今朝の体重は86.3キロ、また100g記録更新しました。
着々とダイエットは進行し、いつかモデル体型、
いや細マッチョにすらなれるのでは?と夢見ます。
ここ数年増えていく一方の体重に怯えていましたが、
そんな毎日ともバイバイさ!と今朝も明るい一日の始まりでした。
増える増えるから減る減るへ、くるりんぱと方向転換した次郎君ですが、
昨日いらした方は、50代前半で既に遠近両用レンズをお使いの
お客様でした。ところが、遠くも近くも物足りなさを感じ、
特に近くは見難いと感じるそうです。度が進んだのでしょうか?
それでは見ていきましょう。
早速レフケラという機械で測定してみるとこんな感じ。
屈折 | SPH | CYL | AX | ADD | PD | 片眼視力 | 両眼視力 | |
他覚 | R | 1.25 | -0.50 | 75 | 32.50 | 0.90 | 1.00 | |
L | 2.25 | -0.25 | 89 | 32.50 | 0.50 | |||
角膜乱視 | R | -0.25 | 14 | |||||
L | -0.25 | 27 |
遠視と弱い乱視があることがわかります。
では今お使いの眼鏡はどんな感じなのでしょう。
旧度 | R | 0.78 | -0.10 | 35 | 2.00 | 32.00 | 0.90 | 1.20 |
L | 1.27 | -0.14 | 11 | 1.94 | 33.00 | 1.00 |
これで見ると左右共に遠視は弱矯正、乱視は、ま~こんなもんでしょう。
という感じ、裸眼視力が1.0に対して、矯正視力は1.2、視力も改善していますし、
問題無さそうに思えます。
では実際に検査してみると。
【両眼開放下の完全矯正値】
両眼解放 | R | 1.50 | -0.50 | 55 | 65.0 | 1.2 | ||
L | 2.25 | -0.25 | 95 |
今の眼鏡の右目は3段階弱矯正(一段階は0.25単位)で
左目は4段階弱矯正である事が分かります。
二、三年前に作った眼鏡だそうですから、
仮に二年間で3~4段階遠視が進んだとすると
レアケース、ただし、初めての遠視矯正で
敢えて弱矯正を狙った可能性もあるので、
こればかりは作った人にお聞きしないと
制作者の意図は分からないものです。
何しろ今回は、完全矯正値でかつ加入度もそのままで
お作りしたのですが、遠くの度数を左右ともに改善し、
遠視を強くして作ったので、この場合に、
遠くは安定的に最高視力が出やすくなり。
近くは以前より明らかに見やすくなるでしょう。
実際に僕が検査して出た最高視力も1.2でした。
ここでは同じ視力でも質が違うと僕は言っています。
遠視の弱矯正の眼鏡で遠くは見ると瞬間的には問題無い場合が多く、
運転等長時間遠くを見続けると段々視力が低下し視界がぼやけてきます。
一方遠視を弱矯正な状態から適正な度数に変更すると
掛け始めは、遠くが見え難く、慣れてくると遠くも見やすくなり、
一方近くは掛け始め当初から見やすくなるのです。
では何故弱矯正から適性な度数に戻した瞬間は
視力が狙った通りに出ないのでしょう?
それは弱矯正の状態では多少力んで力を見る癖がついているからと
僕は答えます。力みが消えてくると段々見えてくるのです。
力んでみている状態で適性な遠視の眼鏡を掛けると
掛け始めのその瞬間は一時的に近視状態になっていると理解してください。
そして脱力してくると段々焦点は網膜に近づき、最高視力が出るのです。
この説明を省いて創業当初にえらい怒られた記憶があります。
皆さんも今日の時点では以下の事を覚えておいてくださいね。
近視の弱矯正から度を強くした場合=すぐに視力改善を自覚出来る。
遠視の弱矯正から度を強くした場合=掛け始め当初は期待する視力が出ずに
段々と視力が改善していく事が多い。特にご高齢になればなる程に新しい度数に
順応するのに時間が掛かります。
今日お伝えしたいのはこの二点、ここだけは覚えてくださいね。
少なくとも安定期(20才から40~46才)以外では
遠視や近視が一点に留まることこそ、レアケース、
僕の体重の様に増えたり減ったりしながら
揺らいでいるのが日々皆様の眼を見ている僕の印象です。
このご報告がどこかのお店の
どなたかのお役に立ちますように。
それではまたこのblogでお会いしましょう。
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