遠くと近くの斜視量の変化について。
2019/04/28
本日のblogの難易度【★★★★★】
さて今朝は85.7キロ、昨日は85.2キロ、本日は
85キロ割れか?と期待しましたが、残念ながら逆に増えていました。
過去の例を見ても、一進一退と予想します。
またダイエットを始めて一か月で既に6キロ落ちていますから、
少しペースが早すぎるかもしれません。
んでは今日の事例ですが、強度の近視とかつ外斜視で
お悩みの方がご来店頂きました。
早速見てみると
遠くは40△(プリズム)くらいの外斜視。
近くは50△くらいの外斜視。
過去に105△という斜視量をお持ちの方がいらっしゃいましたので、
40△くらいは中程度の斜視と言えますね。
そこで皆様に説明しなくてはいけないのは、
遠くの斜視量と近くの斜視量が違うという事です。
これも眼鏡屋さんなら知っている常識でも
一般の方には殆ど知られていません。
原則、
外斜視は遠くよりも近くの方が斜視量は増える傾向にあります。
内斜視は遠くよりも近くの方が斜視量は減る傾向にあります。
そしてその度合いの平均値は、
外斜視の場合では4△~6△増えると思っていてください。
内斜視の場合でも4△~6△減ると思っていてください。
これより多かったり、少なかったりは当然ありますが、
原則外斜視の方の方が圧倒的に多いのですが、
外斜視の場合はより近くを見る時の方が斜視になりやすく、
内斜視の場合はより遠くを見る時の方が斜視になりやすく。
外斜視であれば、遠くは問題なくとも近くで斜視になっていたり、
内斜視であれば、近くは問題無くとも遠くで斜視になっていたり。
限定的に斜視になったりする場合があるのです。
今回の事例では、
遠くも近くも外斜視になっていました。
その為、しっかり矯正しますが、
特に注目すべきは、先ほど述べた平均値(4△~6△)よりも
大きく近くがずれている(10△)のですが、
この場合にはよりプリズムを多く欲しがると理解してくださいね。
では実際に検査してみるとどの程度のプリズム度数に落ち着いたのでしょう?
右が8プリズムベースイン
左が12プリズムベースインでした。
過去の事例では斜視になるケースは圧倒的に弱度が多かったのですが、
昨日は二例続けて強度近視の方がいらっしいました。
レアケースと言えますね。
レンズは東海光学の1.76SD(内面非球面)
フレームはコンセプトYでお作りさせて頂きました。
きっとそれ程思くならず、掛け心地の良い仕上がりでしょう。
このご報告がどこかのお店の
どなたかのお役に立ちますように。
それではまたこのblogでお会いしましょう。
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