本日のblogの難易度【★★】

 

今朝の体重は77.9キロ、じわじわとくる感じが

嫌な感じでございます。

 

昨日と今日は自動車通勤、毎朝の日課作業、30分歩くという

運動が出来ておりません。ご飯は無茶食いをしている訳でもないのですが、

少しずつ増えていく体重に怯えております。（苦笑）

 

ただ、嫌なことばかりではなく、この季節の自動車通勤には

ちょっとしたご褒美もございます。

 

それは、駐車場を出て店に向かうと、その辺り一帯は、

 

キンモクセイが咲いているらしく、キンモクセイの香りが

その住宅地を満たしています。女子大通りという交通量の多い通りに

出るまでの50ｍくらいですが、その間を歩く僕は、

目をつむればお花畑を歩いているかのような錯覚に陥ります。

 

そして通りに出ると現実に引き戻されるのですが、

その余韻を楽しみ、僕は店に向かうのでした。

 

二日間独身だった僕ですが、奥様が大阪の展示会に出展し、

その営業マンとして一人で頑張ってくれたので、

僕とうちの清水君でお店は切り盛りしました。

 

昨年末に清水君が入社して会社は二人から三人へ増え、

それに伴い、組織的な動きの入り口に立ちました。

 

報連相なんて、二人の時は考えなくても良かったのに、

三人になった瞬間に情報の共有の必要性がぐんと増します。

名刺の管理なんてのも、その最たるもので、今は便利なアプリ、

マイブリッジという名刺管理アプリで共有しています。

 

僕はお店を多店舗展開って一切考えた事がなく、

むしろお店の売り上げだって、今のままなら充分にご飯は食べられます。

だからこの十数年、売り上げを一気に上げるなんて考えた事がありませんでした。

むしろ実需にのっとり、堅実な経営を心掛けていたとも言えます。

 

でも、その程度の売り上げじゃ~僕の言葉には重みが無いんです。

だから僕は言葉に説得力や重みをつけるために、

もっとお店の売り上げを上げる必要があります。

 

それは自分で美味しいご飯を食べたいからでも、

住む場所が大きな家に住みたい訳でも、

増してや高級車に乗りたいからでもありません。

 

僕はこの眼鏡業界に拾ってもらいました。

僕は本当に何の取り柄もなく、ただのチンピラでした。

 

※僕の中のチンピラの定義：何もことを成していない人の事。

 

そのチンピラをこのメガネ業界は拾ってくれて、

そして、更にお役目まで与えてくれました。

 

そのお役目とは、

 

「生活者本位の業界に再構築する事です。」

 

いわば業界改革ですが、僕にそんな力はない事は

チンピラと公言している以上、分かり切ったことでしょう。

 

だから、僕はチンピラから一皮むけて、

一つ事を成さなくていけないと感じてしまったのです。

 

その為に僕は経営のギアを一つ上げたのです。

それがパパママストアーから組織化への道だったのです。

 

先日いらした20代中盤の女性が

 

僕の小説を読んで泣いてくれたという話をこのblogでしましたね。

その方は言いました。全ての行動は思うところから始まるのだと。

 

僕は社長になりたい。←小さな会社の社長になりました。

 

デザイナーになりたい。←小さなブランドのデザイナーになりました。

 

組織化したい。←清水君から雇ってもらえないかと有難い申し出を頂きました。

 

さて、次のステップです。僕は

 

業界改革したい。

 

と言っているのです。それは今のままの業界では

高品質な眼鏡を供給することが出来ないと僕は感じているからです。

低品質という言葉が誰かをディスる事になるかもしれないので

あまり使いたくない言葉ですが、

 

食で言えば、ファーストフードばかりになってしまっては、

眼やメガネの事で本当に困った人たちの拠り所が無くなってしまいます。

 

実際に大手量販店の店舗数はスクラップ&ビルドを繰り返し、

規模は安定しています。

 

一方、僕ら中小零細の眼鏡店は

 

年に250店舗前後、毎年減っているそうです。

10年で2500店舗も減少しているのです。

 

そしてその傾向には今後も拍車がかかることでしょう。

それ程に生活者の方々の

 

「どこでメガネ作ったって、変わらないでしょ？」

 

という僕に言わせれば間違った常識は世間に蔓延しています。

その常識をひっくり返す事が必要で、その為に僕は、

僕が業界の中で、何かしらの存在感を示す必要があると判断したのです。

 

さて、今までの社長になるや、デザイナーになるも、

本人が成ったと言えば良いのですから、ある意味言ったもん勝ちの世界です。

でもこれからの世界は違います。多くの人を巻き込み、

うねりを作る必要があります。

 

そしてその改革を生活者の皆様に支持して頂く必要もあります。

御支持を頂く為には、最低限理解が必要です。

 

それはメガネという物の商材としての特質であったり、

そもそものお話、良いメガネとは？という問いかけに対する

正しい見解を広める必要があります。

 

それを僕は何度もこのblogで力説しているのです。

 

例え、同じ商材を使ったって、うちのお店は差別化出来るよ。

って言っています。グラシアスにしか出来ないフライドポテトが

揚げられるよ。って料理に例えて説明してきました。

 

フレームもレンズも素材に過ぎず、それをどう調理するかの

スキル、知識、更に経験がそのメガネとしての価値を高めたり、

低めたりしています。HOYAやNIKONのレンズを使ったって、

例えれば、炊き方間違えれば魚沼産コシヒカリだって台無しです。

 

キンモクセイの香りは、僕に業界の改革を恥ずかしげもなく、

語るように、背中を押してくれました。

 

お花の香りの様に、皆様の生活に密着して、

生活の質を上げ下げするのが、

まさにメガネという商材の特質です。

 

大袈裟などと、どうか笑わないでください。

そう言っている僕は大真面目なんです。(笑)

 

それではまたこのｂｌｏｇでお会いしましょう。

 

 

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