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眼石祝応のBLOG

斜視と視野。

2019/11/04

本日のblogの難易度【★★★】

 

今朝の体重は76.1キロ。

 

いよいよ76キロ切りも視野に入ってきました。

 

視野といえば、昨日ご相談にいらしたお客様は、

元々斜視でお悩みで、プリズム入りの眼鏡を掛けていらっしゃいましたが、

それでもダブりが消えず、今回は、片目を使わない方向で

 

斜視矯正の為にいれたプリズムを今回は入れなくて良いというご要望でした。

そこではい、かしこまりましたと言えない自分がいます。

 

このお方はダブりを嫌って常に左目を閉じて見る癖をつけてしまい、

左目はしっかり開かなくなってしまいました。

 

いわゆる眼瞼下垂という状態ですが、

それでも開こうと思えば僅かに開きます。

 

でも開くとダブるので生活出来ないので困っていたのです。

そこで僕は簡易に斜視の方向と量を測定し、

大体の見積もりで検査用の仮枠に作成予定の度数を入れて

 

試し掛けをして頂きました。

 

恐る恐る左目を開いて頂くと、しっかり両目を僕を捉えています。

 

僕は

 

「今視界はダブっていますか?」

 

とおたずねすると。

 

「ダブっていない。」と答えられます。

 

(これなら行ける。)と僕は手ごたえを得たのです。

 

結局、精密な視力測定をして、その上で生活の質が上がると予想出来る。

レンズが作れれば、是非斜視矯正もしたいと言ってくださいました。

もしもダブりが取れるのなら、眼瞼下垂の手術もしたいとも仰っています。

 

きっとこのお方にも、サッと希望の光が差したのでしょう。

 

諸説ありますが、そもそも片目の視野と両目の視野では以下の通り

大きな差が存在します。つまり片目をつむって生活をすることが

著しく生活の質を落とすことなのだと皆様にも知って頂きたいのです。

 

片目で115°の視野角

 

両目で230°の視野角。

 

では両眼視を失ってしまうと失われるのは、視野だけでしょうか?

 

いいえ、両目で捉える効果で、

 

物との距離感、スピード感、空間認知の能力。

 

それらが著しく低下します。

 

一例を挙げれば、このお方もPCのキーボードの手前にワイングラスを置き、

そこにワインを注ごうとしたら、奥のキーボードにドボドボと

注いでしまったそうです。この様なことはきっと枚挙に暇がないことでしょう。

 

このblogの読者様には縁遠いことかもしれませんが、

全人口比で斜視の患者は3%(眼科学会HPより)

 

この数百万人の方に対して僕は、手術でしか出来なかった

大きなずれの斜視が眼鏡の進化で随分対応出来る様になりましたと

ご報告したいのです。眼鏡業界の方々(レンズやフレームのメーカーも含む)

も是非、ご一考頂きたいのです。日本というマーケットだけを考慮すれば

 

斜視用メガネの開発なんて、考慮する必要はないでしょう。

でもでは、お隣の中国のマーケットをちょいと見れば、

 

中国での斜視の全人口あたりの構成比が変わらず3%なのであれば、

 

中国の人口=おおよそ14億人、その3%は4200万人

 

日本と合わせて4500万人が対象になり。

 

更に全世界をマーケットに想定したら?

 

76億人の3%は、2億2800万人。

 

あくまでも潜在的なマーケットですが、

これだけの規模が眠っていると僕は思っています。

 

そして僕はこの会社で日本から、アジアから、

更に世界から斜視でお悩みの方を一人でも減らすべく、

普及活動をし、更に日々お店で対応しているのです。

 

そんな途方もない事、お前には無理だ?

そうかもしれません。僕も日々、自分の内面からの

無理を諭す声と戦っています。

 

でも僕が諦めたら、きっとその後誰もやってくれないでしょう?

無理かもしれないけど、試す価値は多いにあります。

それは人一人の一生を掛ける価値は充分にあると僕は思います。

 

日本、アジア、いや世界中?どこを視野に入れるかで、

僕の取り組みは全て変わっていきます。

少なくとも令和元年の僕は、世界を諦めていない事を

ここに宣言しますね。生意気言ってすみません。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

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上海で大きな刺激を受けて帰ってきました。

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