コンセプトY新作 Y2F
2019/11/14
本日のblogの難易度【★★】
今朝、立川の眼鏡屋さんから、眼鏡と書かれた荷物が届きました。
?をつけて恐る恐る開けてみるとコンセプトYの新作が届いていました。
新作お披露目ツアーで、この後はいつも懇意にしている笹川時計店
さんにまわすようです。
そんな訳で、コンセプトYのファンの皆様、
11/14 11/15 11/16 の三日間限定ですが、
新作5型が現物としてご覧になれますので、
是非一度コンセプトYの素晴らしさを再確認してみてくださいね。
コンセプトYって何?
っという方には簡単にご説明しますが、
コンセプトYは日本の眼鏡ブランドです。
そのコンセプトがまた斬新で、
軽量
堅牢、
そして環境に優しい。
という三つの大きなコンセプトがあります。
そしてデザイナーが意図しているかどうかは不明ですが、
このコンセプトYは、実は
美しいのです。
それは機能美という言葉で表現するのが相応しいでしょう。
ミニマリズムともいうべき、無駄を排除して残った物が放つ
独特の魅力があります。
特にグラシアスでは斜視矯正を一生懸命していますが、
その斜視矯正をするときのプリズム入り眼鏡としても
大変重宝しています。それはコンセプトYの根本的なデザインコンセプト
として、
顔幅
と
瞳孔間距離(左右の目の中心から中心までの距離、PDともいいます。)
の不一致というアイウェアデザイナーを悩ませる根本的な問題にメスを入れた事に
このブランドコンセプトの素晴らしさがあります。
顔幅が広ければ、瞳孔間距離も広い。
こう思いがちですよね?ところがここには人種間の骨格的な傾向は有ったとしても、
顔幅が広い=瞳孔間距離も広いとは一概に言えない事に、眼鏡フレームの設計の難しさがあります。
顔幅が狭い、でも瞳孔間距離は広い。
こういった顔に合わせるニーズがあるという事です。
コンセプトY以前の眼鏡はこのニーズに対応出来ていませんでした。
それこそ、一本ずつ特注で仕上げるしか方法が無かったのです。
特注で仕上げれば一体いくらで一本の眼鏡が手に入るのでしょう?
綿密な積算はした事がありませんが、自分の本当に作りたい物を一から
作れば数百万は軽く掛かるでしょう。
それをセミオーダーとはいえ、38.000(当店価格 税抜き)で実現したのですから、
まさに革命と言える出来事だと僕は認識していますし、
このフレームが出来たお蔭で斜視矯正の段階が一つ先に進みました。
そしてこの顔幅に関係なく瞳孔間距離を合わせる効果は、
過去に例がない程の仕上がった状態でのフレームの軽さを生みます。
例えば、度無では軽かったフチなし眼鏡でも度を入れようとすれば、
一気にレンズの厚みが増して、厚く重たくなってしまいます。
ところが、レンズの位置を自分の眼の中心に持って来れば、
小さなレンズでも視界をカバー出来る効果があり、
小さなレンズにすれば軽く仕上がります。
更に副産物とも言える効果があります。
それは
見え心地が良くなるという事実です。
近視にしろ遠視にしろ度が強くなればなるほどに、レンズの見え心地は
中心と周辺では見え心地が変化します。別の言い方をすれば、
中心から距離が離れれば離れる程に視界は歪むとも言えます。
どんなレンズも度が入る以上、均一な見え心地は提供出来ないという事です。
そしてレンズは中心部が一番の光学性能であるという事です。
コンセプトYはその一番美味しい部分をくりぬいて使えるのです。
これが見え心地が良いという根拠になるのです。
それでは短い間ですが、プチコンセプトYトランクショーの始まりです。
それではご来店お待ちしております。
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