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眼石祝応のBLOG

斜視のご相談内訳

2020/03/03

本日のblogの難易度【★★★】

 

今朝の体重は76.0キロ。

昨日の78.0キロは何だった?

と体重計の精度に難癖をつけています。

 

さて、コロナウイルスの影響で昨日より

小中学校が少し長い春休み。

 

不要不急の外出は控えると指導されていますから、

皆様も不要不急の眼鏡作りの雰囲気ではありませんね。

 

それは僕も承知しておりますので、

今月は色々溜まった仕事を対処し、

次のステップに進む準備期間と捉えて今

色々やっています。

 

早速この間のセミナーの内容を活かして

斜視矯正の方々がここ二年半くらいで

どのくらいいらしたのかをチェックしてみると

おおよそ120名程の方がグラシアスでご相談頂いていました。

 

カルテNO自体は1000名程(直近2年半)ですから

おおよそ12%のここ2年半のグラシアス全顧客に対する構成比率になります。

 

もちろんグラシアスは創業後15年経過していますし、

斜視矯正のご要望は年々増加していますから、

創業当初からも含めて統計データーをとると

もっと斜視矯正のご相談件数の比率は低下すると予想しています。

 

それにしても日本の全人口比で3%(日本眼科学会HPより)

 

が斜視の構成比になりますから、

斜視でご困りの方がうちのお店に集まってきているという事は

間違いのない事だと思います。

 

ですが、仮に創業当初から1.000人(きりの良い数字で大袈裟な数字です。)

の方の斜視矯正眼鏡をお作りしたとしても、

 

日本にいらっしゃるであろう360万人の斜視でお悩みの方には

僕の今やっていることは届いていないか、

若しくは届いていても、眉唾と捉えられて

実際に作ってみようという動機になっていないと予想します。

 

僕は今やっている事は試行錯誤である事は認めますし、

まだ改善の余地のある新しい分野の技術であることも

理解しているつもりですが、かといってもっともっと多くの方の

お力になりたいという思いはいくらもぶれずに保っています。

 

何かもっと多くの方を動かす事が出来ないか、

それをこれからも思案したいと思います。

 

その方法はともかく統計データーをとってみると

興味深く、ある意味当たり前の数値も見えてきました。

 

僕は日本人の多く(外国の方の目はそれ程見た事が無いので分かりません。)は

外斜位であり、斜視であったとしても外に開く事例が圧倒的多数だと言ってきました。

 

ところがうちのお店に斜視でご相談にいらしている方の比率は

それとは変わってきています。統計データーは以下の通りです。

 

斜視の統計データー3

外斜視:57%

内斜視:31%

 

の構成比率でした。

 

これはどういった事でしょう?

僕の認識が間違っているのでしょうか?

 

いえ、それは違うと僕は思っています。

 

外斜視と内斜視の方を比較すれば、

そのどちらも辛いのですが、内斜視の方が

直接的に視覚にダメージを与える事が多いと僕は判断しています。

 

それは外眼筋といって眼の周りに6本ある筋肉の質というか

もっとシンプルに言えば、筋肉量とも密接に関わっています。

 

例えば

 

寄り眼をしてくださいと言えば、大なり小なり多くの方は

寄り眼は出来る方が圧倒的に多いのです。

 

このblogをご覧になっている方の多くも

寄り眼が出来る方の方が多数はでしょう。

 

では

 

反り目をしてくださいと言って出来る方って

どれくらいいるのでしょう?

 

僕が知る限りでは皆無とは言いませんが、

外斜視の方でなく、両眼視が出来ている方と

条件つけをすれば皆無に等しいと思います。

 

この事から

 

寄り眼の筋肉反り目の筋肉

 

となり、実際に寄り眼は反り目の三倍の力を有すると言われています。

ですから、内側に入ってしまった場合には多少内側に入るだけでも

斜視になってしまう事が多いのだと理解してください。

 

外に眼がずれても寄り眼の力が元々強い人が多いので、

そのずれは顕在化しない事が多いのです。

 

実際に外斜視の矯正の方がずれが大きく、レンズメーカーに発注する△(プリズム量)

は外斜視の方が数値が大きくなる傾向にあります。

 

内斜視は

 

「え?この程度?」という微小なずれでも

 

複視を起こしますし、少ない△度数でも

改善する事が多いと理解してください。

 

何故斜視が起こるのか?に関しては

結論めいた事は一切言えないのですが、

それそろ2000文字、皆様もこの硬い話に

付き合わせても申し訳ないので、

 

また改めて書きますので、

またその際はよろしくお願い致します。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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