本日のｂｌｏｇの難易度【★★★★★】

 

今朝の体重は76.8キロ。

おお、っと朝から声を挙げてしまいました。

久々の76キロ台。ここ数日悪戯していませんから。

 

っと言いながら、先日頂いたバナナチップスを

少しずつ口に放り込む…。旨い！！！

 

今朝は朝から12才で斜視でお悩みの方が

ご相談にいらっしゃいました。

 

百聞は一見に如かずと言いますから、先ず論より証拠、

写真をご覧になってみてください。

 

一番上が裸眼の状態でした。裸眼では特に右目が視力が出ていませんから、

斜視になりやすく遊び癖がつきやすいともいえます。

 

二番目が近視と乱視矯正が入った状態。

 

三番目が検査して僕が提案した度数を入れた状態。

 

上の二枚と比較して目線が両目共に正面を向いています。

ですが今日言いたかった事はそれではなく、

 

上の二枚と比較して

最後の一枚はメガネや眼の位置が水平に近づいているでしょ？

 

上の二枚の状態を首が傾く斜頸と言いますが、

この方は外斜視だったのですが、

何故、水平方向のずれを改善して、左右の傾きがガラッと変わるのでしょう？

 

それは実は上下斜位も矯正しているからです。

 

眼鏡屋さんならわかるとは思いますが、

右目に2.0△（プリズム）というレンズが入っていますね。

今回は右目にダウン方向に2.0△入れてあるのです。

 

これを入れないと何しろ上下にバタバタと慌ただしく

眼は動いていました。決して水平だけを矯正すればＯＫ

ではないというケースなのです。

 

また、今回に限らず良く頂くご質問ですが、

 

「このメガネを掛けたら斜視は治りますか？」

 

と訊かれる事が本当に多いのですが、

僕らはお医者様ではありません。

 

ですから「治療」も「診断」も一切出来ません。

 

ですから僕らは治せないと答えるのが正解です。

ですが、僕はこうも言っています。

 

裸眼や斜視矯正の度を入れていない眼鏡は

右目の遊び癖を放置します。それは斜視の傾向に拍車を掛ける

可能性が高いという事です。

 

ですから、斜視矯正をして、両目で捉えた画像を重ね合わせて

一つにして物を見るという行為は、

眼にとっては立派なビジョントレーニングになります。

少なくとも、放置しておくよりも今回の眼鏡を使うという事は

斜視に対してはプラスに働くでしょう。

 

ですから治せませんがトレーニングの効果はある。

 

と答える様にしているのです。

 

では実際度数データーも挙げておきます。

ここから先は一般の方には難解ですので、メガネ屋さんのみお楽しみください。

仕上日時	2020/4/14	引取日時		利き目	R	L	担　　当	店長
屈折		SPH	CYL	AX	ADD	PD	片眼視力	両眼視力
他覚（裸眼）	R	-4.25	-1.50	11		31.00	0.10	0.40
	L	-1.25	-1.25	172		31.00	0.50
角膜乱視	R		-1.75	7	色覚特性	8　　9
	L		-1.75	175		5　　2
旧度	R	-3.30	-0.96	179		29.00	0.40	0.80
	L	-1.00	-0.51	2		29.00	0.80
片眼遮蔽	R	-3.75			+1.75（40）		0.90
	L	-1.25			+1.75（40）		0.80
両眼解放	R	-2.75	-1.50	10		62.0		0.9
	L	-0.25	-1.50	172
暫定度数	R	-2.75	-1.50	10				0.9
	L	-0.25	-1.50	172
等価球面値	R	-3.50		調節効果	-0.21	補正後加入	-0.21
	L	-1.00			-0.06		-0.06
頂間距離補正度数	R	-3.49	融像幅　視力改善	R		満足度		点
	L	-1.00		L
処方値	R	-2.75	-1.50	10		33.5
	L	-0.25	-1.50	172		33.5
調節ラグ	R	-0.25	L	-0.25	+1.00加入時視力		0.9	明視域

 

裸眼視力、調節ラグと加入度から考えて、片眼遮蔽時の完全矯正値を

疑っています。そして+1.00加入して0.9の視力が維持されている事から、

調節の介入を疑っています。

 

プリズムは両目共にＢＩで10△　右目に右ダウンで2.0△入れて

東海光学の1.76ＳＤ（内面非球面）フレームはコンセプトＹのＹ2で作成しています。

 

4月一杯までお子様の眼の件で心配されている親御さん、

そして当事者であるお子様の目のストレスチェックをしませんか？

というキャンペーンをしています。

 

是非、皆様親御さん、お子様、家族皆様の眼の状況をチェックして

快適な視生活をお送りください。また検査には時間を掛けて検査しますので、

必ずご予約の上でご来店くださいませ。

 

予約はこちら

 

 

それではまたこのｂｌｏｇでお会いしましょう。