斜視は手術が先か、眼鏡が先か?

来店ご予約

眼石祝応のBLOG

斜視は手術が先か、眼鏡が先か?

2020/06/08

上下斜視の場合には迷います。

両眼視出来ても段違いではね~(>_<)

こんにちは、昨日はblogに穴を空けてしまいした。

実はそこそこ来客が続き忙しかったのです。

勿論忙しいのは喜ばしい事ですが、

だからと言って責任感の塊のような僕が(←自分で言うと途端に嘘くさい)

blogを書かなかった訳ではないのです。

 

約三千文字程度のボリュームで書いたのですが、

登録の仕方を間違って削除してしましったのです(涙)

 

そんな訳で仕切り直して今日も元気に皆さんこんにちは!

 

今朝の体重は75.0キロ。

ヒリヒリするような75キロをめぐる攻防が続きます。

 

しかし、だがしか~し、YouTube動画チャンネル登録者数は

事件が起こりました。なななんと登録者数が200人を超えたのです。

今朝のYouTube動画チャンネル登録者数は201人。

 

よっしゃー!

 

では次の目標300人に向かって突き進みたいと思います。

 

ではタイトルの斜視についての解説に入りたいと思います。

昨日ご相談にいらした方は、眼が大きく上下にずれる上下斜視のお方でした。

ずれの量は42△(プリズム)と水平の場合にはそれ程珍しくないずれの量ですが、

上下でこれだけあると両眼視を維持するのに非常に辛いとご本人も自覚があったようです。

 

ただし、今回の様に上下斜視の場合は、

そのずれをしっかり矯正すると眼が段違いになります。

目線は正面を向きます。でも眼の位置そのものが段違いになるのです。

僕の顔でその様子をお見せします

この様に右目が下に下がり、左目が上にずれますが、

目線は正面を向いていますよね?

 

水平の斜視の場合には、

外斜視であれば、外に広がり、内斜視であれば内に入ってきます。

 

片方だけ明らかに内外に出入りする訳ではないので、

美観を損ねることなく眼鏡で矯正出来ます。

 

今回のケースでは、両眼視する事が目的ではなく、

美観を整えたいというご要望でした。

また、手術に関して否定的でも無かったようなので、

それならば一度手術も検討したらいかがでしょう?

と提案しました。ただし、斜視手術で人気の先生では

半年待ちが当たり前なので、半年、いや一年待つ場合には

どうします?と迷います。また、手術前に、斜視量を安定して

測定するという目的で先に眼鏡で矯正しておくという考え方もあります。

 

事前に眼鏡で矯正しておく事で、斜視角が安定的に測定できるだけでなく、

斜視角の減少する事例も見受けられます。それはまるで遊びっ放しだった

片目を使えるようにする事で、斜視の量を変動させているかの様です、

そして多くのケースで斜視量が減少するのです。

 

その為に、斜視の手術が待たされるようなら、

一度眼鏡を作る意義もありますよ。とお伝えしました。

 

斜視矯正の目的が、両眼視という機能の獲得にあるのか、

それとも美観を整えたいという目的なのか、

それによって、対策が変わるというお話です。

 

また、上下斜視矯正の場合にはフレームの選定がすんごく大切です。

美観を整えたいというご要望に一番反するのは、

眉毛に沿って一本線を引いてしまうようなデザインです。

これは、そのフレームが物差しになり、

こっちの目は高い、こっちの目は低いと段違いな目を強調します。

 

ですから上下斜視矯正の場合にお勧めするフレームは

アンダーリムや、フレームの上部が円を描いている

オーヴァルやラウンドとの相性が良いと言えます。

 

フィッティングも目なりに、少し斜めに傾けた方が外観が自然になる事があります。

その為、前傾角の調整が出来るフレームが望ましいですね。

この様に眼鏡を仕立てるって、検査だけ分かっていても決して究極には近づかず、

全ての知識を網羅する必要があります。でも、多分人間がそれをやる以上、

そんな膨大なデーターを得るだけで一生が終わってしまいますから、

だから皆、どこかに特化して、自分の得意分野を作るのでしょう。

 

僕はそれが何か、逃げているみたいで嫌で、

目標としては、全ての分野を浅く広くなることは承知の上で

アンテナは張っているつもりです。

 

それは遠回りで、一生掛けても技術や知識は習得出来ない道なのですが

それでもそこから逃げたくない。その一心で日々勉強させて貰っています。

 

今日は上下斜視の場合には、色々問題があり、

それらを全てクリアして初めてメガネを作れるというお話でした。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。