片目で見る癖

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眼石祝応のBLOG

片目で見る癖

2020/08/20

こんにちは、今朝の体重は76.2キロ。

最近高止まり安定気味、少し反省せねば。

 

今朝のYouTube動画チャンネル登録者数は280人。

ふむ、少しずつ動き出しておる。

すんばらしいですね。

 

さて、今日ご紹介する事例は

9歳の男の子、はきはきした良い子でした。

 

ただし、眼を見させて頂くと

右目の近視がやたらに強いだけでなく、

左目が上手に使えていない状態でした。

 

僕がボールペンを持って上下左右に動かすと

それに追従する事が出来ません。

事前に検査して分かっていた上下斜位を矯正すると

あら不思議、完璧とはいかないまでも、

両目が連動して動き出しました。

 

今後はビジョントレーニングが必要になるか

半年おきに見させてくださいと伝えましたが、

先ずは両眼を使える環境を整備し、

このメガネをかける事が何より

大きなビジョントレーニングの効果が期待できます。

 

先ずは一日掛け続ける事が最初の目標になりますが、

最初は授業中だけ掛けて、休憩時間は外してくださいと

伝えました。無理をさせてはいけないと判断したからです。

 

では早速度数データーを見ていきましょう。

【レフケラの度数】

屈折   SPH CYL AX ADD PD 片眼視力 両眼視力
他覚 R -3.75 -0.75 1   28.50 0.10 0.30
L -0.50 -1.00 174   28.50 0.30
角膜乱視 R   -0.75 2 色覚特性 8  9  
L -1.00 173 5  2

裸眼視力は右目はまあ、屈折異常の量からすれば妥当、

でも左目の視力が出ていない事が気がかりです。

早速検査してみると完全矯正値は以下の通りでした。

【両眼解放屈折検査完全矯正値】

両眼解放 R -3.00 -0.75 1   57.0 1.0 0.9
L 0.00 -1.00 175   1.0

片目で測定すると1.0ずつ出るのに両眼視すると視力が下がるパターンでした。

幼少期から、右目だけを使う癖をつけてしまったが故に両眼視のレベルが低いのだと予想します。

本来は1.2の視力が出てもおかしくないと感じました。

そして作ったメガネはNIKONのロハスセブン、フレームはトマトグラッシーズで作成しました。

トマトグラッシーズに関しては以前に動画を作ってご紹介していたので、

出来ればそちらもご覧になって下さい。

赤ちゃんから、中学生くらいまで行けるかな?っという子供用のフレームで

かゆいところに手が届く良品です。

 

レンズは遠近両用レンズにしましたが、お母さまのご要望で、近視進行を少しでも抑制したい。

そんなご要望でしたので、今回は遠近両用レンズで作成し、さらにプリズムを上下左右に入れてあります。

 

つまり、

近視

 

乱視

 

近視進行抑制が目的で遠近、

 

プリズム

 

と慣らしやすさで言うと相当に慣らしににくい組み合わせだと言えます。

近視進行抑制が目的とは言っていますが、

かといってこれで全てのケースで上手く行っている訳でもないので、

その点はどうかご理解頂きたいと思います。

 

何をしても、近視が病的に進行してしまう人に対して

有効な手立てがないのも事実としてフェアにお伝えしたいと思います。

 

あなたは、近視の進行を食い止めたいと思いますか?

それであれば、先ずは眼鏡に投資してみてはいかがでしょうか?

 

しっかりとした技術の積み重ねがある

お店で作ればきっと新しい発見がありますよ。

僕の仲間は皆、それぞれの立場で頑張っています。

ご興味ある方は、MORE~快適眼鏡研究会も検索してみてください。

公式HPはこちら

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

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