視力を2.0から0.6へ
2020/09/15
こんにちは、今朝の体重は75.8キロ。
ふむ、昨日とほぼほぼ変わらず。
今朝のYouTube動画チャンネル登録者数は297人。
一人増!!う~ん、何とももどかしい。
明日はお休みですが、
今日は色々忙しくさせて頂きました。
今日の事例紹介は
55歳で老眼の自覚があったので、初めて老眼対策を施した眼鏡が欲しいと
ご相談にいらした方についてご紹介します。
早速レフケラという機械の度数はこんな感じです。
屈折 | SPH | CYL | AX | ADD | PD | 片眼視力 | 両眼視力 | |
他覚 | R | -7.50 | -0.50 | 15 | 31.00 | 0.05 | 0.10 | |
L | -7.50 | -0.50 | 148 | 31.00 | 0.05 | |||
角膜乱視 | R | -1.00 | 175 | 色覚特性 | 8 9 | |||
L | -0.75 | 177 | 5 2 |
今日の近視と乱視が少々。
今お使いの眼鏡はこんな感じ
旧度 | R | -7.63 | -0.44 | 8 | 30.00 | 1.20 | 2.00 | |
L | -7.66 | -0.42 | 168 | 30.00 | 1.20 |
お気づきですか?この時点で過矯正気味です。他覚の数値より旧度の近視度数の方が
数値が大きいでしょ?旧度の測定値は詳細に取っているので半端な数値ですが、
発注した数値はS-7.75だと予想します。
では完全矯正値は?
両眼解放 | R | -7.00 | -0.75 | 10 | 62.0 | 2.0 | ||
L | -7.25 | -0.50 | 150 |
この様に更に近視は減っています。この様にしっかり時間を掛けて検査をすると
度数はレフケラという機械の数値より弱くなることが多いのです。
では今回作成した度数は?
処方値 | R | -5.75 | -0.75 | 10 | 1.25 | 32.0 | 0.6 | |
L | -6.00 | -0.50 | 150 | 1.25 | 30.0 |
この様にS-7.00に+1.25足してS-5.75でお作りしました。この度数で遠くを見る時に0.6の
視力だと僕の作ったカルテには記載されています。
更に加入度と言いますが、+1.25足しているので
S-5.75に+1.25を足して近くを見る時の一番弱い度数はS-4.50になります。
二回+1.25を足しているので都合で+2.50を完全矯正値に対して調整されている事になります。
使っているノートPCはモニターまで35㎝~60㎝と幅をとって作業をされるという
特徴的な方でしたので、今回は思い切った度数に決定させて頂きました。
この事例で皆様にお伝えしたい事は
①第二次変動期移行(40歳から46歳以降)
は近視量は減少する期間に入るので、
早め早めに近視量の見直しを意識して欲しい
②老眼対策は後手を踏まずに先手を打って欲しい。
③相談に行く前には自分の職場のデスク周りの目的距離を
事前に測定してご来店頂きたい。
これをどうかご理解頂きたいと思います。
今回は③に関してはなんとかヒアリングで引き出せましたが、
①と②に関しては対策としてはまるで駄目だったし、
そのマイナス効果で労働生産性が低下し、生活の質が落ちています。
僕らがいくらこんなblogで警鐘を鳴らしても
正しい知識は一向に広まる気配がありません。
眼や眼鏡に関して正しい知識が広まらない理由があるのでしょう。
僕はせめてこのblogの読者様くらいは
正しくご自身の目に関してジャッジメント出来て、
正しく対策をうって頂きたいなと切に願うのです。
それではまたこのblogでお会いしましょう。