加齢と共に始まる乱視

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眼石祝応のBLOG

加齢と共に始まる乱視

2020/11/07

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は74.8キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は351人。

体重は戻して、チャンネル登録者数は変わらず。

何かリアクションが取りにくい変動値だがね。

 

変動と言えば、第二次変動期に近視は減少し、

遠視は増大するというお話は何度もここでお話しております。

 

では乱視は?

 

っというお話を今日は実例を交えてお話してみたいと思います。

先日ご相談にいらした71歳、女性の場合です。

主訴としては、今の眼鏡だと遠くが見えずに困る。

近くも専用の老眼鏡に掛け変えないと見難い。

 

一本ではなんとかならんのか?

 

っというご要望でした。手元の細かい字を見るのに

それ用に合わせた単焦点レンズで提案する事は

間違いだとは思いませんが、ご本人曰く新聞のルビが読めないから

いちいち掛け変えるのが面倒くさいと仰っていました。

 

新聞のルビくらいは何とかしてあげたいなと思い、

先ずは視力測定してみました。

 

先ずは今まで使っていたメガネの度数です。

旧度 R -1.54 -0.03 0 3.27 31.50 0.40 0.90
L -1.84 -0.08 45 3.26 30.50 0.30

弱い近視ですね。

遠くの視力が0.9と確かに快適に遠くが見えるという視力ではないのかもしれませんが、

一方、ご年齢を考慮すれば、0.9出れば御の字とも言えます。実際に70才を超えた御年齢で

0.7の免許更新がギリギリなんて方は、枚挙にいとまがない程にいらっしゃいます。

では僕が今、目一杯の視力を狙うとどんな度数になるのでしょう?

両眼解放 R -1.25 -0.75 70   62.0   1.2
L -2.00 -0.75 105    

この様に近視は殆ど変わらず、一方両目共に

乱視を含めて眼鏡を作ると視力が出る事が見て取れるという事です。

完全矯正値下で1.2の視力が出せました。つまり近視の度数調整ではなく

乱視の矯正が遠見の視力に対してプラスの効果があるという事ですが、

 

話はここで終わりません。今回も遠近両用レンズでご提案しましたが、

その度数で近くも見て頂くと新聞のルビが見えると感動して頂きました。

 

つまり乱視矯正で近くを見る時の視力も改善したのです。

 

この乱視が遠くだけでなく、近くの視力にも悪戯し、

遠近両用レンズによる、乱視矯正で

遠くと近くの視力が同時に回復するという事もありうるのだと

どうか知って頂きたいと願い今日のblog記事にしました。

 

 だから僕は出来合いの老眼鏡に対して否定的です。

加齢と共に始まる乱視に対して未対応であり、

それでは期待される視力が維持出来ないからです。

 

その解説を百均の老眼鏡を買って見たという動画で解説しておりますので、

ご興味ある方はどうぞご覧になってみてください。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

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