50代の遠視と外斜位、自分の目との付き合い方
2021/01/11
本日のblogの難易度【★★★★】
今朝の体重は、74.9キロ。
今朝のYouTubeチャンネル登録者数は412人。
さて、昨日いらしてくれたお客様は、
なななんと~!なんと僕が10代毎日の様に一緒に遊んだ女子。
んでも寄る年波には勝てず、老眼鏡を作りたいと仰ってご来店頂きました。
早速検査するとしっかりと遠視傾向、でも遠視って潜伏する事があるので、
一度の検査では完全に遠視が炙り出るかどうかは分からないのです。
それでも時間を掛けて一生懸命視力測定をして、
それで出した答えが以下の度数でした。
両眼解放 | R | 1.00 | -0.75 | 90 | 56.0 | 2.0 | 1.5 | |
L | 1.25 | -0.75 | 80 | 1.5 |
結構しっかりとした遠視があるなってのが僕の印象です。
これに+1.50の加入度でHOYAのシンクロというレンズの
Cityという設計で提案しました。勿論プリズムも入りました。
今回はCItyですから遠くが良く見えませんが、それでも慣れてくれれば
先ずは室内は常用してください。またその先には遠くが見えない事に慣れちゃえば
常用しちゃって良いですよ~、ってお伝えしました。
先日のハピスタ出演時にも僕は力説しましたが、
プリズムをBIに入れた時に肩の筋肉が緩み
可動域が広がり、更に体幹が強くなるとメカニズムが不明ながらも
僕はやってみせました。今日の女子も実際に肩も体幹も改善していました。
本当に人体って不思議で、
僕らは分かっていない事の方が多いのだと
改めて思います。彼女は元々頭痛と肩こりが酷かったと仰っていたので、
あわよくばそちらも改善してくれたら良いな~っと思います。
皆様も覚えておいてください。
このお方の裸眼視力は1.5で遠くは良く見える方でした。
でも視力が良好=眼が良いと思いがちですが、
それは明らかに事実誤認です。
視力は眼の機能の一部のパラメーターに過ぎません。
ですから視力が良くともこうして遠視や乱視が隠れているケースは
いくらでもあって、それが眼の疲労や肩こり、更に言えば
原因不明の頭痛の源だったりもするのですから、
意外と怖い遠視の世界と言えるのです。
若しも眼精疲労/慢性的な頭痛/肩こり
これを僕は三種の神器と設定し、眼に不具合のある人は
この三つの不定愁訴を訴えるケースが多いと説明してきました。
では視力の良い人は全て、
この三つの体調不良を必ず訴えるでしょうか?
勿論そんな事はありませんね。
ただし皆様が思っている以上に
こういったケースで遠視や、
そして外斜位が悪戯しているケースを僕は
本当に数多く見てきました。
つまり視力が良好でも、体の調子が悪いと感じれば、
真っ先に内科に行くべきでしょうが、
そこで原因不明で、取り敢えず痛み止めを出しておくと
言われた場合には、若しかしたら眼鏡屋が
お力になれる可能性があるのだと
どうか知って頂きたいと思います。
最後に繰り返しますが、
遠視+外斜位
この組み合わせはよろしくありません。
視力に問題が無い人も、
自分に遠視が隠れていないか、
斜位の方向は内か外か、
更に言えばその目線のずれ(斜位)の量を
しっかりと測定して欲しいなと願います。
その上で、自分の体や体調不良と向き合って欲しいなと願うのです。
それではまたこのblogでお会いしましょう。