ある程度の御年齢から、室内と室外で使い分け

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眼石祝応のBLOG

ある程度の御年齢から、室内と室外で使い分け

2021/02/15

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は、75.6キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は497人。

告知:2/22 9時~9時30(僕の出番は5分程)

   TOKYO MX  HISTORY(パーソナリティは藤井サチさん)

   に出演致します。僕のこれからの夢や僕自身の紹介を

   僭越ながら、させて頂きました。是非是非ご視聴くださいませ。

 

さて、さて500人までカウントダウンが始まりましたね。

まさか始めた当初はこんなにチャンネル登録者数が増えるとは

予想もしませんでした。ただただ僕に出来る事をやりましょうと

必死で始めてもう10カ月。早いですね~。

 

今朝の予約のお客様は、70代で女性のお客様でした。

おおよそ1年半前に作ったばかりなので、

少しレンズ交換のタイミングとしては早いな、

が最初の印象、では実際に見てみると

1.2の遠見視力で作った眼鏡が1.0しか出ていなかったのです。

そして実際にご本人様の言葉を借りれば、

「家の中のテレビが見え難いから、遠くが見える様にしてくれ。」

 

がご要望であり、主訴でした。

実際に測定してみるとこの世代では珍しいのですが、

遠視が減っていました。

一応比較してみましょう。

【2019/9/7】

両眼解放 R 3.50 0.00 68   55.0 1.0 1.2
L 3.25 -0.75 105   1.2

今日の度数がこんな感じです。

【2021/2/15】

両眼解放 R 3.00 -0.25 170   59.0 1.0 1.2
L 2.75 -0.25 145   0.9


左右の眼が共に遠視が二段階減っていました。乱視が多少変化しているのは、

別にそれは珍しくもなんともないのですが、第二次変動期のこの世代のお方が、

一年半で遠視が二段階減るのは、どちらかと言えばレアケースです。

 

さて、今回はご要望に合わせて遠視を減らしましたが、

ここで一つお願いが、この度数設定で、近業作業が快適とは

言えなくなり、むしろ前のメガネの方が手元が快適だと予想します。

つまり、手元は手元用でケアをお願い致しますと僕の考えをお伝えしました。

 

つまり、タイトルにあるよう様に、

室内用メガネと室外用メガネの使い分けをお願いしたのです。

無論、お客様のご要望としては一本で何とかしたいという

思いは理解しているつもりですが、それでも言わざるを得ない状況にあります。

それは、目的用途と焦点距離の一致という問題があるからです。

 

例えば目的としては遠くがバッチリ見えるという今回のメガネの設定で、

近くを長時間見る。これは目的とする度数設定に、

実際の使用状況が合ってないいないと僕は主張しているのです。

 

近くを長時間みたい、例えばスマフォや針仕事を長時間したいのであれば、

その目的距離は近くになります。更に言えば、針仕事なら20㎝、スマフォなら30㎝

なんて設定になるかもしれません。その目的距離に度数を合わせれば、

当然遠くが見えずに近くが快適な度数セットになる訳です。

 

この使い分けでロス退治になります。

見えないな~っと思って眼を凝らしてみるのも

ロスですし、見えていると思っていたけど、実は

間違えて認識しているのもロスです。

 

針に糸が入らなければロスですし、

遠く用度数で、近くを見ればピントフリーズみたいな状況になり、

遠くが見える筈のメガネでも遠くが見えなくなる事も、これまたロスです。

 

このロスと、室内用メガネと室外用メガネと掛け変えるロスと

そのどちらのロスが自分の生活の質を下げているかを天秤にかけて

ご判断頂きたいのです。少なくとも僕は室内に入れば、一日近く用メガネで

過ごしています、この一回の掛け変えロスは

僕にとってロスとも言えない習慣になっています。

 

皆様も家に戻ったら室内用メガネに変える事が習慣化してしまえば、

それ程大きなロスだと感じないのですから、是非一度お試しください。

 

この中と外で掛け変える事、いわゆる使い分けは、

ご年配だからではなく、お若い方でも、有効ですし、

実際に近視系の眼鏡を何本も作っている人は、

家に帰ると昔の弱いメガネに掛け変えるという事を

誰に教わる訳でもなく掛け変えています。

 

これは弱いメガネで近くを見ると楽だという

ご自身の経験則に基づく物なのです。

ファッションに合わせて眼鏡を掛け変えるのも

勿論良いでしょう。でもこういった生活習慣や、

眼の使い方に合わせて機能的目線でレンズや眼鏡を変えるのも

皆様の暮らしが豊になるという意味ではオススメです。

 

欲を言えば、そのどちらもこだわって頂きたいというのが

僕の本音なのですが…。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

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