9歳のお子様の眼を守る~近視進行抑制編~

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眼石祝応のBLOG

9歳のお子様の眼を守る~近視進行抑制編~

2021/03/06

本日のblogの難易度【★★★★】

今朝の体重は75.6キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は520人。

 

何でもそうですが、一気に物事は運びませんね。

チャンネル登録者数もダイエットも粘りと根気で継続したいと思います。

 

粘りと根気と言えば、1月に作った9歳のお子様の眼鏡に関して

前回は調節痙攣気味だったお子様の眼がおよそ一カ月を経て

調節緊張気味にコメントが良化しました。

 

それが、上記の図ですが、

僕は何をしたのでしょう?

 

僕が今回提案した内容は以下の通りです。

①目薬を差してください。

(眼の緊張をほぐす効果のある物を、

ドラッグストアの店員さんに相談してください。と伝えました。)

②NIKONのロハスセブンで遠近両用レンズを作成しました。

③フリッパーという器具を貸し出しして、ビジョントレーニングをお願いしました。

 

その結果、これは成果と言いきるのも問題あると思いますので、

あくまでも今回のケースでの結果報告と理解してください。

【前回の裸眼視力】

右目:0.3

左目:0.2

両目:0.4

【今回の裸眼視力】

右目:0.4

左目:0.5

両目:0.5

 

と片目でも両目でも裸眼視力の測定結果が改善しています。

これは単純に成果とは言いにくく、ただ単に疲労が

レンズと眼薬の効果で改善しただけかもしれないと一応言及しておきます。

何故ならば、レフケラという機械の数値はそれ程変化していないからです。

一応、そのレフケラの数値も前回と今回で比較してみましょう。

【2021/1/31】

他覚 R -1.50         0.30 0.40
L -1.25 -0.25 151   30.50 0.20
角膜乱視 R       色覚特性 8  9  
L     5  2

【2021/3/5】

他覚 R -1.25 -0.25 149   30.50 0.40 0.50
L -1.50 -0.25 153   30.50 0.50
角膜乱視 R   -1.25 4 色覚特性 8  9 調節微動も改善視力は回復、次は半年後
L -1.25 170 5  2

この様に大幅な変化を見せていません。

ただし、このぐらいの年齢で近視傾向にあるお子様は、

短期間でも一気に度が変わってしまう可能性があるので、

今後も経過観察をお願いしていることと、お母さまには

半年後にも一応眼の状態を見させてくださいとお願いしました。

 

さて、こんな具合に上手くいくことばかりなら、

ことは単純なのですが、実際の現場で起きている事は

もっともっと複雑で、上で述べた様な対策をしても

まるで効果なく延々と近視が進行しているお子様もいらっしゃいます。

 

いつか、近視進行のメカニズムが解き明かされると良いなと思います。

推論である事を承知で僕の見解を述べれば、

近視の進行に関しては以前に書いていた次論公論というblogで

解説していますので、そちらをご覧になってみてください。

おおよそ10年前に僕はこの仮説を立てて検証してきましたが、

それ程その考えはぶれていません。

 

近視=悪なのか?

 

このblogに補足するなら、

近年指摘されている事は

光刺激が近視進行を抑制する可能性があるという事で、

これは複数の眼科医が検証しています。

 

この光にも紫外線から、可視光線、更に赤外線まで

あるとは思うのだけど、紫外線が有効なのか、それら全て含めた光が

近視進行を抑制する効果があるのかにはまだ、議論の余地があるようです。

 

また、僕は近視進行過程にあるお子様には、

姿勢の指導もしています。

これも僕の仮説であり、推論ですが、

正しい姿勢が健全な目を育くむ。

と思っているのです。

 

正しい立ち方、

正しい座り方、

正しい歩き方。

 

これらを意識して生きていらっしゃるって方は

どれくらいいらっしゃるのでしょう?

そしてそれらを正しく指導出来る方は

どれだけいらっしゃるのでしょう?

 

そもそも、宜しくない姿勢とは

例えば、猫背、

例えば、体幹を緩め過ぎて、体幹の筋肉が育成されない状態。

だとするのなら、

 

これらの姿勢の乱れが、対象とする視物との距離を

必要以上に近づける可能性があります。

ですから、先ずは適性な距離を維持して

勉強して

本を読む。

これを親御さんが子供にしつける必要があるのです。

 

更に言えば、外的要因としてはスマフォ等の

デバイスの普及が近づけて物を見る癖をつけてしまっている現状もあります。

近づいた方が没入感が得られる為に、ついつい近づけてみてしまっています。

僕はバス通勤をしていますが、そこではスマフォ等の使用状況をチェックしますが、

 

ま~近いこと近い事、おおよそ20㎝近くで画面に見入っています。

せめて35㎝程度は離してくださいねと老婆心ながら思ってしまいます。

 

そろそろまとめに入ります。

近視進行に関しては、

そもそも近視そのものを害悪と捉えるかどうか

その後の付き合い方が変わります。

 

そして、今ではお子様でも高校生でも

近視進行抑制を目的として遠近両用レンズを使う事がある。

更に、光を浴びる必要性と、正しい姿勢、デバイスとの距離は適性に維持する。

 

これらの対策が結論とは言えないまでも、

近視進行過程のお子様には大切だと言えます。

 

そして何より、それらの対策を常日頃意識して、

それを無意識下に落とし込むが肝要で、

その為には粘りと根気が大切なのだなと思うのです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

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