眼鏡士国家資格化法案、パブリックコメント開始

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眼石祝応のBLOG

眼鏡士国家資格化法案、パブリックコメント開始

2021/06/24

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は74.4キロ。

よし戻したぜいえいえい♪

今朝のYouTubeチャンネル登録者数612人。

 

さて、昨日はある人とある場所でミーティング、

僕は以前に

国家資格化は業界を挙げた夢
 

というblogで国家資格化が実現出来そうだ、

なんてお話を書かせて頂きました。

 

本当に過去に例が無い程に動き出しています。

そして厚労省が、パブリックコメントという形で、

意見の収集を始めたのですが、業界の皆様からご意見を頂きたいなと思い、

僕のお友達が管理しているクローズドのFacebookページで

ご意見くださいと募集したところこんなコメントがつきました。

 

ある業界人「製作に関してはほとんど機械化されてる気がするんですが、

そんな資格作るメリットは何があるんでしょう?」

 

僕の回答「コメントありがとうございます。今回の検定では、

視力測定、フィッティング、加工と三科目の実技検定がございます。

仰るように、加工に関して言えば、加工機の精度は年々改善されています。

ですが、ご存知の様に視力測定や、フィッティングは

オートメーション化は実現出来ておりません。

ここから先は私見ですが、加工も僕の基準からすれば、

手擦りを入れないと歪みの正確なコントロールは出来ていません。

その為、こだわる世界では、まだ職人の出番はあると僕は思っています。

ただし今回の資格制度は、名称独占資格で、

別に資格にご興味なければ取得をしなければ良いだけで、

取得するしないは、個人の裁量に任されています。

業界の発展という視点で考えれば、優秀な人材を集めるという観点だけで見ても、

国家資格化は業界にとっても有益であるだけでなく、

消費者にとっても有資格者に眼鏡を作ってもらいたいという

ご要望にお応え出来るという意味でも僕は有益だと考えています。

〇〇様にもメリットとなれる資格であり、業界になれるよう、

頑張りたいと思いますのでどうかご理解頂ければ幸いです。

またそういった意味でもパブリックコメントを有効にご活用下さいませ。」

 

と回答しました。

 

このお方の仰る通りで確かに機械の進化は特にレンズの加工の分野では

オートメーション化しつつあります。一方僕がYouTubeで解説している以下の動画では、

未だに手で微調整を入れる必要性を説いています。

僕は自らをオタクだと言っていますが、

そのオタクからすれば機械の加工精度は

未だに人の手には敵わないと思っています。

 

つまりどのレベルに線を引くかで、

僕らの国家資格化が必要なのかどうかのジャッジした

答えが変わると僕は言っています。

 

ただし雑貨の様に取り合えず、ただただ見えれば良いという

ファーストフードの様なメガネの世界に国家資格化が必要かと言えば

実は僕は必要だと思っています。

 

ですが、その世界にも国家資格者が必要だと改革をすれば、

それは数千円のお店にも国家資格者を

複数名雇用させる必要が出てきます。そしてそれは単価アップという

形で消費者の財布の中身に打撃を与えます。

 

僕に言わせれば、そんな出費を気にするよりは、

手間暇掛けたメガネで快適に暮らした方が良いし、

費用対効果で考えて欲しいと思いますが、

 

現状日本の消費者の多くはそこまで眼鏡という商材を

深く理解していませんから、ただ値段の挙がった業界に対して

クレームの様に不満が募るでしょう。

 

一足飛びな業界改革はある意味リスクを伴うと

僕は指摘しています。

 

そして先ほどのコメントを頂いた業界人の様に

 

業界の中でも、そこまで意識が高まっていない事も

厳然たる事実として僕らは受け止める必要があります。

 

今回業界が目指している資格は名称独占資格、

僕が本来目指すべき資格システムは業務独占資格と言います。

 

名称独占資格という仕組みでは、

良くも悪くも何も変わらない可能性があります。

 

そんな資格制度は意味がないという人もいます。

でも僕はどんな形態であろうと

一歩踏み出した事が素晴らしいと思いますから、

業界を引っ張ってきた方々のご努力に敬意を表します。

 

皆様にも決して無関係ではない、この眼鏡士国家資格化法案ですが、

今後も進展がございましたら逐一報告させて頂きます。

 

僕は僕で微力ながらも、皆様の暮らしと直結している

僕らの業界が皆様により支持されて、皆様の暮らしが豊かになる

業界になるよう努力邁進したいと思うのです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

 

 

 

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