スタッフ清水のblog「レンズを活かしてフレームを変える」
2021/07/08
こんにちは。
昨日のお休みに、雨のせいでお散歩に連れて行けない子供を室内で遊べる施設に連れて行ってヘトヘトになったのスタッフの清水です。
一日中遊び続けて疲れたであろうに今日も朝3時には起きる赤子のスタミナに更にヘロヘロです。
体重は64.5キロ最近油断しています(汗)
さて今日は加工のお話ですがちょっと特殊な加工です。
枠替えと言って
レンズはそのまま使ってフレームを交換する加工です。
この加工には注意点があります。
本来、眼鏡のレンズと言うものは目の位置合わせて作られています。
なのでフレームを変えると言う事は少なからず狙った位置とはズレてしまう可能性があります。
また形状を変えなければいけないので元の形よりも小さいレンズの形を選ばなければなりません。
写真の上が元の眼鏡、下が新しいフレームです。
レンズサイズが元のサイズよりも大きいですし、目の位置をなるべく変えないようにするには鼻幅をなるべく変えない方が良いです。
今回はナイロン糸で固定するタイプのフレームですのでレンズの形状はある程度変える事が出来ます。なので元のレンズの形をそのまま活かしてレンズに溝を掘る事にしました。
しかし、今回は大きな問題がありました。
レンズが薄過ぎてナイロン糸を通す溝が掘れない箇所があるのです。
幸い薄い部分がレンズ鼻側だったのでナイロン糸を収めている溝を使うことが出来そうです。
今回は溝を掘る部分と薬研(やげん)を立てる部分をミックスする事で対応する事にします。
まずレンズの薬研を削って平らにします。
そして、今回はかなり手間ですが手作業で溝を掘ります。
そして、レンズはこんな感じに仕上がります。
これをはめ込んで今回は完成です。
今回のようにこんなの出来るの?
が出来るかもしれないので、どうぞごお気軽にご相談下さい。
(特殊な加工の場合は別に加工料が発生する場合がございます。)
それではスタッフの清水でしたm(_ _)m