皆様の今を知り眼鏡の機能性が増す

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眼石祝応のBLOG

皆様の今を知り眼鏡の機能性が増す

2021/08/08

本日のblogの難易度【★★★★】

今朝の体重は76.0キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数657人。

 

さて昨日のblogでは過去の眼鏡史を

曝け出した方が良いメガネが作れますし、

結果的に満足度が向上しますよ~ってお話でした。

 

今日は、今の自分も曝け出してください。

なんてお話です。過去の自分も現状も曝け出すなんて

丸裸にされるみたいで嫌よ!

 

なんて思われるかもしれません。

眼鏡史と同様に無理強いは出来ませんが、

それでも僕はグラシアスにいらしたお客様には

こんなお願いをします。

 

伊藤「言える範囲で結構ですので、今のお客様の現状を教えてください。」

 

っとお願いします。一体僕は何を聞くのでしょう?

 

過去の経緯に関しては昨日お伝えした通りですが、

一方、一見関係なさそうな病歴もお聞きしています。

更に不定愁訴と言って病気とも言えないが、

体の不具合の有無もお聞きします。

 

また職種、業務内容なんてのも非常に眼鏡の度数を決定するのに

大切なファクターです。

 

あ、そうそう、女性に聞くと失礼ですが、

御年齢も眼鏡を作る上で非常に大切なので、

多少のさばよみはOKですが、

極力忠実に教えて頂ければと思います。

 

さて最近は事務系のお仕事をしている方の

メガネを作る事が多いと感じますが、

事務と言えばデジタルデバイス、更に言えばパソコンですね。

このパソコンも常にアンテナを貼っていないと

環境が見るみる変化していきます。

 

例えば、近年の傾向では、

 

①モニターの巨大化

 

②ワイドモニター化

 

③ノートパソコンの普及

 

④ノートパソコン+メインディスプレイの接続

 

⑤ノートパソコンスタンドの普及

 

⑥マルチモニター化

 

部外者の僕からすれば目まぐるしく

職場の環境は変化していっています。

 

今上で挙げた変化は、

 

視野角の変化、

目的距離の変化、

眼球回旋角の変化。

 

と三つの変化を視環境にもたらします。

 

視野角の変化は分かりやすいですよね?

4:3より16:9のモニターの方が横長の形です。

ツインやマルチになれば更に視野角は拡大します。

それにも限界があるので湾曲モニターが開発されたのでしょうか?

 

目的距離の変化とは、

そもそもモニターが大型化すればする程に

人は広大なモニターから出される光刺激を過度だと感じ、

遠ざけたいと無意識に思います。つまりモニターの巨大化は、

モニターそのものを遠ざける要因である事。

 

更に、三角関数は苦手ですが、

真正面を見た時の距離とモニターの端に

左右に首や目線を振った時には

当然目的距離は遠ざかります。

 

その為正面の距離に適切でも端では

焦点距離が合っていないなんて事が生じます。

 

眼球回旋角の変化とは、

モニターが斜めに変化したり、

ノートパソコンスタンドを用いて

パソコンの底上げをする事で生じます。

 

そもそも目線がどの辺りを通る事が多いのか?

その確率を僕らはおぼろげながらイメージしなくてはいけません。

 

見上げているのか?

見下ろしているのか?

それとも

真正面を見ているのか?

 

これらを把握する必要があります。

 

何故ならば、その目線の上げ下げで

度数が変わってしまうからです。

 

そしてその目線の上げ下げで度数が変わるレンズを

累進レンズと言います。いわゆる遠近両用レンズだとご理解下さい。

 

本当は一日その人の後ろに立って

一日の労働環境をしっかり確認したいくらいです。

 

今は視野角と焦点距離の話をしましたが、

今度は視物の種別です。

 

例えば

 

テキスト系が中心なのか?

 

写真や動画なのか?

 

液タブを使って何かを描くのか?

 

大別するとテキストかグラフィックか?

 

という事になりますが、

 

テキスト系であれば多少のカラーレンズを入れても

色の違いをそこまで理解しなくても良いですね。

難しいのは、紙の出版社で、色校を見る人達です。

こういった方々は文字ベースかもしれませんが、

色を正確に把握する必要があります。

 

グラフィック系の方々は何しろカラーレンズを嫌いますから、

無色透明だけど、ぎらつきを抑えたり、

防眩効果のあるレンズを好まれる傾向にあります。

 

ここまでくるともう丸裸同然です。

 

眼鏡を作るのに過去をさらけ出し、今の環境も曝け出す。

どうか勇気を持ってご自分のお困りごとを相談にいらしてください。

解決の為の最良のアプローチは、お客様を知る事から。

 

それが医療器具でもある眼鏡を仕立てる為には必要なのです。

そして眼鏡を仕立てる上でパラメーターはより細かければ

細かい程に眼鏡の道具としての機能性は向上し、

手に取り顔に載せた際の皆様の満足度も改善するのです。

 

いかがですか?

 

御年齢を教えるのに躊躇している場合ではありません。

どうかうちのお店にいらっしゃる時には

丸裸になる覚悟でいらしてくださいね。(苦笑)

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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