遠視、だけど裸眼
2021/10/24
本日のblogの難易度【★★★★★】
今朝の体重は78.6キロ。
うお!太ってる。
今朝のYouTubeチャンネル登録者数は778人。
さて昨日いらした方は、10年来のお付き合いですが、
いつも単焦点レンズで老眼鏡というか
お手元用の眼鏡を作られていました。
ところがそのお客様の眼を拝見すると
遠視眼、来店当初は正視と若干の遠視
来店当初のレフケラ値は以下の通りで、2012年の測定値です。
屈折 | SPH | CYL | AX | ADD | PD | 片眼視力 | 両眼視力 | |
他覚 | R | -0.25 | -0.50 | 13 | 31.5 | 0.7 | 1.0 | |
L | ±0.00 | -0.25 | 54 | 31.5 | 0.9 | |||
角膜乱視 | R | -1.25 | 171 | |||||
L | -0.75 | 13 |
裸眼視力も問題なく、普通であれば遠く用の眼鏡は不要な人です。
ただしこれが第二次変動期のこわさですが、
これから事態は裏で自身のあずかり知らぬ場所、
つまり目がゆっくりと動き出します。
そして2021年の10月、お手元用の度数調整を依頼され、
目を見ると眼が正視から遠視に変化していました。
実際の完全矯正値は以下の通りです。
両眼解放 | R | 1.00 | -0.50 | 40 | 63.0 | 1.0 | 1.5 | |
L | 1.25 | -0.50 | 95 | 0.9 |
こうなると立派な遠視であり、更に乱視も生じています。
ただしここで怖いなと思うのは裸眼視力に変化がない事です。
変化がないばかりか、初回の測定時よりも裸眼視力が
改善させしています。
裸眼視力は以下の通りでした。
右目=1.2
左目=0.9
両眼=1.2
これだけ見れば普段は裸眼で問題ないねと
結論づけてしまいそうです。
更に物事を複雑にしているのは、
そもそも
この程度の遠視をしっかり矯正する必要があるのか?
それとも無いのか?という「専門家間」の解釈の相違です。
専門家でさえ、この程度の遠視であれば、
視力にも問題ないし、普段は裸眼でよいよ。
と案内してしまうことがあるのです。
僕はこの程度の遠視でも、ちゃんと矯正した方が良いし、
そもそも老眼世代に入っているのだから、
老眼対策は、手元を注視する時だけでなく、
本来は普段から遠近両用レンズ等でケアする必要があるよ。
っとうちのお店ではご案内しています。
ではなぜ視力に問題がない
遠視を矯正しろと僕はオススメするのでしょう?
それは遠視の未矯正は、
著しく生活の質を落とすからです。
一例をあげれば、
肩こり、
眼精疲労、
慢性的な頭痛。
これらを僕は目のストレスに伴う
不定愁訴の三種の神器と命名していますが、
これらが同時多発的に押し寄せるのです。
実際にこのお方も近年頭痛に悩まされていたそうです。
普段から目を酷使していたからです。
ですから眼鏡を作る作らないの基準は、
視力だけ、じゃないよ。
そして目の状態は第二次変動期(40~46歳)以降は
常に変化するんだよ。
って少なくともこのblogの読者様は
知って頂きたいと願います。
それでは今日はこのへんで失礼します。
明日の体重はどのように変化しているのか、
していないのか~!!!