右利きの様に生きている人々

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眼石祝応のBLOG

右利きの様に生きている人々

2021/11/16

本日のblogの難易度【★★★★★】

今朝の体重は76.5キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は804人。

おお!気づけば800人を超えているではないか~!!!

では次のステップ、900人に向けて頑張るぞい!!

 

さて、昨日はMORE~快適眼鏡研究会の月例会、

ZOOMで事例共有したり、意見交換したり。

ま~、無知な僕にはとても有難い仲間であり、

そして有益なZOOM会議なのです。

 

そこで昨日の議題の一つですが、

利き目と利き腕の関係について意見交換しました。

先ず利き腕は引っ張ってくる統計データーにより、

多少の差異はありますが、

 

おおよそ

 

右利き9割:左利き1割

 

という比率らしいです。

 

そこまで何も異論がありません、

ところが、これに利き目を絡めると途端に議論が複雑化します。

 

多くのケースで利き目は利き腕の影響を強く受けます。

例えば遠方の対象物を指さし、片目を交互につぶった時に、

ずれない、もしくはずれの少ない側の目が利き目という指さし法による

利き目測定法があります。ところが先ほど述べた議論からすれば、

利き腕が右腕であれば、多くの方は無意識に利き腕を使って対象物を指さします。

 

ところが、この測定法は無意識に利き腕を使わせた時点で、

利き腕側の目を利き目として使ってしまう測定法としての脆弱性があります。

ですから本来は左利き目の人でも、右手を使って指さしをすれば、利き目も

右だと測定されるケースが多いのです。というかほとんどそうなります。

 

僕の私見にすぎませんが、利き目の測定は、必ず両手を使わせる、

これが測定精度を上げる為にはマストだと言えます。

 

では、先ず問診の段階で、利き腕は?と僕は聞くようにしていますが、

右だと答えた方の利き目が左目だった時、僕はあれ?っと思います。

本来はセットで同一な目であり手であるのが相場だからです。

 

腕が右なら目も右だ。

 

これが僕に言わせれば常識であり、自然だと言えます。

さて、右利きが本当に9割いるのであれば、僕の理屈からすれば、

利き目も9割が右だと測定されると容易に予想が出来ます。

 

ところが実際の現場では、まるで違った事象が観測されています。

1割の筈の利き目のお方が、もっともっと沢山いらっしゃるのです。

これが僕にはまるで腑に落ちませんでした。

 

そもそも利き目は絶対的な物ではなく、例えば利き腕でさえも、

ある日交通事故等で、その機能を失ったときは、誰でも残った手を使い、

生活するでしょう。否が応でも残った手を使うのです。

 

目の場合には、機能が全消失せずとも、視力の低下や

明度の低下、時に斜視や、左右の視力差等で、簡単に利き目は変化します。

 

利き目の縛りは、利き腕程絶対的ではないと理解してください。

 

にしてもです。しっかりとした統計データーはとっていませんが、

僕の実感ではおおよそ3割くらいの人の利き目が左だと測定されます。

 

では3割の利き目のお方のうち何割が、利き腕が右だと測定されると思いますか?

 

僕に言わせれば、利き目が左だと測定された人の控えめに言って

8割は利き腕も左だと測定されています。

 

3割のうち8割が利き腕が左だと測定されているとご理解ください。

 

だとすると24%の人が利き腕が左だと測定されています。

ところが問診の段階では、多くの方、う~んと、

敢えて言えば、9割の人が右利きだと回答しています。

 

では僕は何を根拠にその右利きだと思い込んでいる人達が

実は左利きだと言っているのでしょう?

 

それは以下のような方法です。

 

 

 

 

 

生まれつきの右利きのパターン

右の親指が上ですね

右の腕が前ですね。

このように先天的に右利きで生まれてきた方は

手を合わせて組めば右の親指が上、

胸の前で腕組みすれば、右の腕が前にきます。

 

これを先天的に左利きの可能性が高く生まれてきた方は、

以下のようなパターンになります。

生まれつきの左利きのパターン

左の親指が上にきます

左の腕が前にきます

私見を交えて解説していることはどうかご容赦ください。

では、なぜ左の親指が上、左の腕が前に来る方が、

自分では生まれつきの右利きだと思い込んでいるのでしょう?

 

それは生まれた瞬間、子育てする親御さんに、

利き腕の診断法が、レクチャーされていないからだと推察します。

また、若しも自分の子が左利きだと分かった瞬間に、それは悪い物と

判断し、利き腕を直すようにしつけします。

 

このしつけの是非についても議論の余地は多いにありますが、

そこは僕は専門ではありませんが、敢えて眼鏡屋の立場で言えば、

可能な限り自然な状態で腕も目も使わせてあげた方が良いと思います。

 

初めて持った箸とペンを右で持てば、

ひよこが最初に見た物を親だと思い込むのと同様に、

その環境に順応していくと予想しています。

 

その中でも頑固さを兼ね備えたベイビーが、

左利きのまま成長するのです。

因みに僕、頑固な左利きです…(汗)

 

何しろ先天的には左利きだった人達の多くは、

世間の常識にさらされて、右利きに矯正されていると推察します。

元来左利きだったのに、矯正されて右利きになっている事を

知らないばかりか、自分は元々右利きだと思い込んでいる人が多数だと言えます。

 

さて僕の推論が的を射ているのかは、

今後わかるのかもしれません。

 

皆様も若しも乳児、幼児がご家族にいらっしゃるのであれば

是非腕組み法をお試しいただき、子供の本来の能力を使いこなせるように、

利き腕の測定をし、そのうえで、自然に使える手、

そして目をメインに使わせてあげてみてはいかがでしょうか?

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。
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