目線の上下のずれ

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眼石祝応のBLOG

目線の上下のずれ

2022/01/17

本日のblogの難易度【★★★★】

今朝の体重は77.1キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は874人。

 

昨日はお友達にお礼の品として

マーロウのプリンをお送りしたら、

これです。これ!って喜んで貰えました。

 

 

人にプレゼントというか贈り物をしたときに

喜んでもらえると本当に嬉しいですよね。

 

眼鏡屋さんって、商売でお金のやり取りがあって、

僕はお客様にサービスして、その対価をお支払い頂く、

これが世間の当たり前ですけど、

 

眼鏡って、

 

少なくともうちのお店で提供する眼鏡って、

僕に言わせれば、僭越ながらですが、

ある意味プレゼントに近い感覚になります。

 

だってそうでは無ければ、

お客様から、あれ程

 

「ありがとう。」

 

ってお言葉頂けないでしょう?

きっとお客様の暮らしに何かしらの変化があって、

それに感謝の意を述べてくださっているのだと僕は解釈しています。

 

その変化を贈り届けるのが僕らの仕事って思うと

とれも良い仕事だって今更ながらに思えます。

 

昨日いらした方は50歳、パソコンを4hくらい毎日していて、

更に人前でお話したりするお仕事だそうです。

 

その方は今までは安い眼鏡屋さんや、

出来合いの老眼鏡で自分の目と

付き合ってきたと仰っていました。

 

でもご来店当初からこう仰っていました。

 

「もう、いちいち掛けたり外したりが面倒だ。

だから一本で何とかなる眼鏡が欲しい。」

 

と僕にお題目を投げかけてくださったのです。

こうして明確なターゲットなり、使用方法が分かると

後は早いのです。あとは普段どんな距離でパソコンを見ているのか?

ノートパソコンですか?デスクトップですか?

なんて聞いていきます。

ご参考までにうちのお店のカルテのヒアリングシートはこんな感じです。

ヒアリング ノートPC デスクトップ × スマフォ タブレット
  手元資料 × モニターの数 1 Mレイアウト 正面50㎝ 読書
  新聞 × 針仕事 × テキスト/グラフィック グラフィック 運転 遠方△

例えば、ノートパソコンとデスクトップでも

 

 ①距離

 

 

②目線の角度

 

更に③モニターのサイズ

 

が変化します。 実は更にパラメーターは

いくつかあるのですが、長くなるので今回は割愛します。

 

何しろ①~③が変化するだけで

 

提案する

 

④度数

 

⑤レンズの設計

 

等が変化します。

 

今回は僕の大好きなTHEOとNIKONのセンチュリーAIプレミアム

でお仕立てする事になりました。

 

今回はノートパソコンなので、比較的遠近両用レンズとの親和性が高く、

デスクトップの様に、遠くがまるで見えなくなる様な、極端な処方は

しなくとも常用出来る筈です。

 

そう、遠近両用レンズは本来掛け変えの頻度を減らす目的で

提案しますし、皆様もそこを期待しますが、

ご年齢にもよりますが、老眼世代になると

 

遠くが良く見える遠近両用レンズでデスクトップパソコンは辛くなり、

遠くが良く見える遠近両用レンズでもノートパソコンは比較的快適。

 

この二つの大原則は覚えてください。

今回も遠用視力が1.5程度の方に1.2でお作り出来ました。

これはノートパソコンだから可能なのであって、

デスクトップパソコンの場合には多くのケースで0.8程度まで

遠くの度数をおさえる必要があります。

 

つまり、

 

近視であれば、弱め。

遠視であれば、強め。

 

の度数をレンズの上部(下部は手元用)に組み込む必要があるとご理解ください。

皆さまも眼鏡屋さんに行く時は自分がどんなパソコンでどんな距離で見ている。

最低でもそれくらいは把握してからお店に行くことを推奨します。

 

ぼんやりとしたご要望には、

ぼんやりとした仕上がりの眼鏡が出来上がり、

明確なご注文には、より用途が明確化した眼鏡が仕上がるのです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

あ、今アップしようと更新ボタンを押そうとしてタイトル見たら

目線の上下のずれうんぬんってなってた。(滝汗)

 

そう、今回ご依頼頂いた方は、手元が見えないだけでなく、

酷い眼精疲労の自覚がありました。

 

見ると特に遠視眼でもなく、ほぼほぼ正視、

老眼対策は安い眼鏡で対策していたとすると、

 

そもそもの眼精疲労の原因って何なのでしょう?

 

今回実は右目が下がり、左目が上がるという

上下にずれる目線のずれが見つかったのです。

 

これは上下斜位と言います。

 

復習ですが、水平方向にずれる目線のずれ、

特に外にずれる斜位は異常でもなんでもありません。

多くの方(日本人に限って言えば殆ど)が外斜位です。

 

でも上下斜位で大きくずれる方は少数だと言えます。

そしてその上下斜位が何故深刻かと言えば、

 

そもそも上下にずれている状態を整える目の周りの筋肉、

その筋肉量が水平に比べて少ないからです。

 

これを三対一の法則として何度かこのblogで解説していますが、

これも復習しておきましょう。

 

【三対一の法則】

①より目3対そり目1

②水平3対上下1

③下げる筋肉3対上げる筋肉1

 

と覚えてください。

ですから、上下はつらく、

 

特に③の上げる筋肉も1しかありませんから、

目が下がっている状態から上に持ち上げる事が

ストレスになるケースが多いとご理解ください。

 

ですから今回も下がる側の目にプリズム度数を集中して提案しました。

これで老眼対策と合わせて何らかの効果が見込めるでしょう。

 

どうかこの方にとってのギフトになっている事をお祈りして

本日のblogに締めにさせて頂きます。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。PartⅡ
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