夜間近視と昼間近視、測定結果発表!
2022/01/30
本日のblogの難易度【★★★】
今朝の体重は78.7キロ。
今朝のYouTubeチャンネル登録者数は900人。
さて先日お伝えした夜間視力と夜間近視についてですが、
統計データーとしてはまだ物足りないものの、
少しずつ傾向が見えてきました。
そもそも仮説を立てて検証を始めたのですが、
その仮説からご案内しますね。
①夜間は散瞳する為に、乱反射しやすくそれにより見え難くなる。
②夜間は散瞳する為に、乱視の影響を強く受ける可能性がある。
③夜間は散瞳する為に、角膜周辺の屈折力が中心と異なり、近視が強めに出る。
ここでのキーポイントが散瞳という言葉です。
瞳孔が開く事を散瞳といい、
瞳孔が狭く閉じる事を縮瞳といいます。
人は明るい場所では縮瞳し、
暗い場所では散瞳します。
これは定説ですし、僕らの中では常識です。
では前回お伝えした散瞳した事により角膜の屈折力が変化しているとしたら?
っという仮説を立てて、いつも一緒に学んでいる研究会にて
それを発表したところ、実は新潟のプライオリティーオプティシャンの方が
それを検証しているとご報告を頂き、
瞳孔径が3mmの時と
瞳孔径が5mmの時では、
5mmの方が屈折力が強いと測定されることが多いと
測定されているそうです。
つまり③の僕の仮説は正しかったというお話です。
では瞳孔径と視力低下の因果関係、ここがまだ結論には至っていないというか、
散瞳したときにより広い範囲の光を目の中に取り込みますが、
その時にネガティブに働くケースと、ポジティブに変わるケース。
そしてその変化の程度に個人差があるようなのです。
つまり角膜形状の3mmと5mmの形状変化は
千差万別で、個人差があるという事です。
それを図にしてみましたのでご覧になってみて下さい。
青い部分の方が赤い部分より屈折力が強い=近視が強くなる。
=遠視は弱くなる。という状態が観測されています。
その測定結果も一覧表でご案内しますね。
多くのケースはS-0.25加算程度だとこの表から見てとれます。
そもそもが昼間視力と夜間視力には差があり、
更に近視の量の変動値にも個人差がある事が
この一覧表から見てとれます。
皆様も暗い場所で働く、夜間の運転が主業務なんて
方は、昼用の眼鏡と夜用メガネとで度数を変える可能性がある。
先ずはそれをご理解くださいませ。
それではまたこのblogでお会いしましょう。