12年前の僕-3
2022/03/19
本日のblogの難易度【★★★★★】
今朝の体重は78.8キロ。
今朝のYouTubeチャンネル登録者数は954人。
現状の問題点
①眼鏡を道具として機能させられる職人を育てられる制度がなく、
その被害を国民(消費者)が被っている。
(令和四年より名称独占による眼鏡士の国家資格化が始まります。2022/3/19加筆)
②また、日本の視生活をケアする仕組みとして視力にのみスポットを当て、
それで問題なければ良しとしている現状があり、それにより眼の機能が上手く働かず、
学習障害、集中力散漫、運動機能の低下、地域社会に馴染めず弾かれる、
また眼のストレスから精神や体に悪い影響を与えている。
この眼のストレスが継続的に存在することで発病する可能性すらあると私は思っている。
(この件については今後の検討課題で結論には至っていない。)このような現状が起きている。
この方達は競争社会の土俵に立つことも許されず、社会の中で底辺や、
場合によっては裏社会に回り、犯罪に手を染めている可能性すらある。
実際に他国でのレポートだが、刑務所の中の受刑者と一般市民をランダムに抽出し
両眼視機能検査を実施すると塀の中の受刑者の方が視機能に異常をきたしている確率が高いそうだ。
これを仮に視力至上主義の弊害と命名するが、この視力至上主義が
今の日本の眼鏡業界の現状でありそれを改善する必要があると私は考えている。
③現状の専門学校では処方の研究が出来ず、検査論に終始する。これにより眼鏡処方
技術はなかなか進歩しない。また技術論についても業界内でのコンセンサスも得られていない。
④眼科医が屈折矯正(眼鏡やコンタクト等での視力矯正をさす。)で真剣に研究出来る体制にない。
これは診療点数の配分が低すぎて余程、屈折矯正に特化するか知名度が無ければ、
屈折矯正に真剣に取り組んでも事業を継続出来ない。
よって眼科医は満足な知識を屈折矯正には保持しておらず、
眼科医に処方箋を出してもらえば国民の健康が維持できる訳では決してない。
実際に6年生の医大での眼科屈折矯正についてのカリキュラムは6年間で1時間~10時間程度、
各医大によって差はあるが、真剣に研究対象とされていないことはこのことから伺い知れる。
また眼鏡店勤務者の立場から見ても眼科医の発行する処方箋の度数には
疑問符をつけたくなるケースが多々あり、私はその場合には顧客にどちらが良いか
選ばせるようにしているが大概私の処方度数を選ばれる。
⑤眼科、眼鏡店、レンズメーカー、フレームメーカー、
そして消費者全てが眼鏡で目に与える影響を軽視し過ぎている。
専門店独占時代に比較し眼鏡一式単価は安くなったが、
機能性が落ちたことに気づいていない。
10年前の提言書が、それ程陳腐化せず、
むしろ僕にしてみれば改革の必要性は増すばかりだと思えます。
眼科と眼鏡店はタッグを組むべき、それは間違いありません。
ですが、責任の所在を明確化すべき、だから分業であり棲み分けが
必要だと僕は言ってきました。
お医者様は病気の発見、診断、治療を
僕らは眼鏡を用いた屈折矯正を。
これにより疾病の発見義務はお医者様が責任を負い、
眼鏡の度が合わない場合のクレームは全て眼鏡店が受け止めれば良いのです。
この改革案を先日ある業界の有識者とお話しましたが、
やはり非常に興味深いディスカッションになりました。
僕らは現状に問題を感じ、改革の必要性を互いに感じているという
認識を共有したのです。今回の国家資格化でどう変わるのか、
今後の経過を見つめていきたいと思います。
皆様がなにを感じて、何に不満を感じるのか、
それらを精査し、更なる改革が必要なのかを熟慮するべきでしょう。
連日憂鬱なニュースが続きますし、泣きっ面に蜂のように
東北を大地震が襲いました。どうか地球で僕ら人類が住むことを
許されますようにと願います。
それではまたこのblogでお会いしましょう。