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眼石祝応のBLOG

眼鏡相談室開設!

2022/04/08

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は79.0キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は978人。

 

最近Twitterで眼鏡相談室なるものを開設して

質問を募り、僕が回答しています。

今回は眼鏡で出来る事、そして出来ない事を

まとめて解説しました。

 

(転載始め)

眼鏡相談室5)まとめ

 

40代 男性から。

 

Q:眼鏡って何が出来るのですか?出来る事、出来ない事を教えて下さい。

 

A:は~い、良いご質問ですね。眼鏡で出来る事って知れていて、遠くや近くが見えない人が見える様になる。それが多くの方の眼鏡に期待する機能性ではないでしょうか?そしてそれが全てですか?そしてかなり期待し過ぎて眼鏡で病気が治ったりしますか?なんて聞かれていると理解しました。

 

では眼鏡で出来る事からいきましょう。①視力矯正②両目のバランスを整えて両眼視機能を高める③両眼視が高まる事によって空間認知の能力が高まる④眼鏡を掛けて感度の良い部位に焦点を当てれば全てが明るく見える⑤感度の良い部位に焦点を当てれば解像度が上がった様に見える。

 

⑥上手に必要な距離に焦点を合わせれば疲労度が軽減する⑦目の緊張が緩む。実はこの目の緊張が緩む事で多くの効果が期待できます。ですが、それを謡うと薬機法に抵触する可能性があります。例えばお叱りを受ける表記としては、眼鏡で偏頭痛が治る。←こんな表現は不味いのです。

 

ところが原因不明の不定愁訴がメガネ一本で劇的に改善するという事例は枚挙に暇がありません。ですから眼鏡で出来る事の可能性としては僕に言わせれば、そのメカニズムが解明されていない以上無限に広がっているように見えます。眼鏡で出来る事について明言出来る日はまだ遠いのです。

 

この様に眼鏡を医療器具として捉えれば、眼鏡は皆様の暮らしを下支えし、生活の質を改善し労働生産性を向上させます。例えば文書を読む時の効率に大きく作用します。文書の行が追えない、何度読んでも頭に入らない。こんな方が眼鏡一本で劇的に改善したりするのです。

 

眼鏡をファッションアイテムとして捉えても、実は多大な効果①お顔が小さく見える小顔効果②頬の垂れを分かりにくくするリフトアップ効果③目力を強くする④肌のシミや皺を目立たなくする。この様に眼鏡は医療器具かつファッションアイテムでその効果は広範に及ぶのです。

 

一方眼鏡の限界はあります。疾病を理由にした視力低下は眼鏡ではどうにも出来ないのです。何をしても視力が出ない人がいますが、そんな時には眼鏡屋の限界と自身の無力さを痛感します。更に結果として病気が治ったとしても、僕らは病気の治療を目的にはしていません。

 

だから病気の相談を眼鏡屋に行くのは少し違う気がします。うちのお店に頭痛の相談をするお客様がいらしたら、当然ですが先ずは内科の受診をお薦めします。ただし目と自律神経は直結していますから、眼鏡の不具合が自律神経に影響を与えている事はプロでなくとも容易に想像がつきます。

 

この様に眼鏡が心に影響を与え、心の乱れが目に影響を与えている可能性を考慮するのもこれからの眼鏡屋には求められていると思っています。御茶ノ水の井上眼科の若倉先生は心療眼科という新たな科を開設しました。これもストレス時代を反映された現象でしょう。

 

大阪の田村先生は「眼・心・体」と自らの視力測定理論を分かりやすく表現されています。僕らの目は心と体に影響を与え、自律神経とダイレクトに繋がっている事を鑑みれば、胃腸の不具合とも相互に影響を与え合っているとも言えます。目だけを見て分かった気ではいけないのです。

 

この度僕らの悲願である眼鏡士国家資格化法案が施行開始されました。やっと日本でも眼鏡の専門家、プロを育成する体制がやっと構築され始めました。僕らは医療行為は出来ないまでも医師と連携し国民の暮らしを担保すべきで、決して雑貨の様に包んでお仕舞の様な商売ではないのです。

 

眼鏡で出来る事が視力で止まり思考停止しているのが今の日本です。でもこれからの眼鏡は劇的にそのお役目を、担う機能を変貌していく事でしょう。ですから今日のtweetもいずれ時代遅れになる日が来るのです。それ程の変革期を僕らは生きているのです。常に情報収集を心掛けて下さい。(転載終わり)

 

日本では視力至上主義という視力「だけ」で目の優劣をつける傾向にあり、

それが本来の眼鏡の機能性をぼやかし分かりにくくしていると今回のTwitterでは

言いたかったのです。眼鏡のプラスの効果をもっともっと広く知らせたい。

 

それが僕の大きな願いなのです。

 

皆様からご質問もお待ちしております。

遠慮なくご依頼ご質問くださいませ。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

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