色がもたらす効果の底力

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眼石祝応のBLOG

色がもたらす効果の底力

2022/06/19

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は79.2キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は1085人。

 

今日は朝から嬉しい知らせ、先々月にフィジカルサポートカラーで

お作りした6歳のお子様の眼鏡が非常に具合が良く、

ご本人様も気に入って頂けたそうです。

今回は度は変えずにカラーだけ変えました。

 

ではどんな度で作製し、どんなメリットを感じて頂けたのでしょう?

早速度数をご紹介してみたいと思います。

 

【レフケラという簡易に測定出来る機械の数値】

他覚 R 1.50 -3.75 170   26.00 0.20 0.20
L 2.25 -2.75 173   26.00 0.30
R瞳孔径   角膜乱視 -3.50 169 夜間矯正視力   夜間近視 追加加算
L瞳孔径   -2.75 177      

この様に裸眼では視力も出ず、遠視と強度の乱視である事が一目で分かります。

では実際に完全矯正値はどの程度だったのでしょう?

暫定度数 R 3.00 -3.50 170
L 2.75 -2.25 180

この度数で矯正視力は1.5と眼科で測定されたそうです。

ではその喜びの声をお届けしたいと思います。

 

(以下メールより転載開始)

昨日眼科の定期検診でして、眼鏡下で右1.5左1.5 左右1.5でした。(3月の定期検診では全て1.2)

今までは1~1.2が常で、それ以上視力が出た事が無かったので、嬉しく思っています。

また、カラーレンズに変えてから、

 

表情が優しくなり、

走り方の体のブレが減り、

眩しさが軽減し、

かけ心地も楽になったそうです。

 

レンズの色も目立たない為、学校生活もカラーレンズで過ごしていますが、

お友達から何か言われる事もなく、楽しく過ごせています。

(以上メールより転載終わり)

 

この様に目の屈折異常を整えたり、カラーレンズで

光の透過する量と質をコントロールすると驚くような効果が発する事が

近年おぼろげながら分かってきました。

 

ではここで一般の方がおやっと思う事、

視力が1.5って出し過ぎじゃない?

 

って感じるかと思います。

痒い所に手が届く次郎さんですから、

ばっちり解説したいと思います。

 

そもそも遠視と近視ではまるっきり考え方が僕は違います。

先ず原則論からご紹介します。

 

近視の処方の原則は「最高視力で最弱度」

遠視の処方の原則は「最高視力で最強度」

 

もう少し嚙み砕いていうと

 

近視の場合は視力が変わらないなら弱めがいいよね。

遠視の場合は視力が変わらないなら強めがいいよね。

 

っという話になります。

 

この場合に遠視で度数を弱めて作製すると何が起こるのでしょうか?

それはピントの調節が無限遠、つまりめっちゃ遠くを見ている時にも

ピントの調節を無意識に入れないと遠くの視力が出なくなります。

 

お子様の場合にはその程度のピントの調節は負担にはなりません。

有り余る程にピントの調節力があるからです。

 

でも、ピントの調節を入れると必ずより目になります。

程度問題ですが、これが酷くなると遠視の未矯正や弱矯正による

調節性内斜視になります。斜視にならずとも目が内側に入る内斜位にもなります。

 

目はうちに寄せる事は構造的に比較的たやすいのですが、

外に開くことはめっぽう苦手なのです。

 

ですから、外に開けずに恒常的に目が内側に入り、

それは健全な両眼視の育成すら阻みます。

 

ですから遠視の量がある程度確定していれば、

視力の出し過ぎ云々は忘れて

しっかり遠視度数を組み込み眼鏡を製作するべきだと

僕は思っています。一方、物凄く強い遠視の度数になれないという場合も

当然ございます。その場合にはやむを得ず段階矯正と言って、

当初は弱めに調整し、その後段々と完全矯正値に近づけるという

選択肢もありますが、これは妥協案であり、原則は遠視の場合にはしっかり矯正する。

 

これを僕は推奨します。

 

近視の場合には近視の弱矯正が

逆にピントの調節筋を助ける事になりますので、

場合によっては弱矯正は十分にあり得ます。

 

何しろ遠視と近視ではまるっきり考え方が違うんだよ。

って事は覚えておいても良いでしょう。

 

お母さまは、こういった事例でお悩みのご家族がいらして、

若しも多少なりとも参考になるのであればと事例紹介に快諾して頂けました。

そのお母さまから一言頂きましたので最後にご紹介させて頂きます。

 

(以下転載開始)

娘の様に恐怖麻痺反射の統合に時間を要し、

HSC(Highly Sensitive Child)に当てはまる子供が増えたり、

発達障害、グレーと診断される子、

弱視の子が増えた様に思います。

 

そんな子供達が

少しでも自身の辛さに気付き、楽になってくれる事、

子供を心配に思うご両親の不安が軽減する事を願っています。

(転載終わり)

 

まだまだ僕らは謙虚に学び続ける姿勢が必要な様ですね。

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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