6歳遠視と乱視とヨークトプリズム
2022/06/26
本日のblogの難易度【★★★★★】
今朝の体重は78.7キロ。
今朝のYouTubeチャンネル登録者数は1108人。
さて昨日は髪を同級生に切ってもらって、
その後、いつもの街中華「大連」で
中華三昧。五人でお邪魔したので、
沢山のメニューを頼めて、とても楽しかったです。
先日とても印象深いお子様の目を見させて頂きました。
物を注視しようとすると顎を上げて見る癖があり、
外観として非常に特徴的な物の見方をするお子様でした。
何でも発達障害と診断され、
実際に目を見させて頂くと
こんな屈折異常がありました。
まずはレフケラから。
屈折 | SPH | CYL | AX | ADD | PD | 片眼視力 | 両眼視力 | |
他覚 | R | -1.25 | -0.50 | 169 | 27.00 | 1.00 | 1.50 | |
L | -0.75 | -0.75 | 178 | 27.00 | 1.00 | |||
R瞳孔径 | 角膜乱視 | -1.00 | 169 | 夜間矯正視力 | 夜間近視 | 追加加算 | ||
L瞳孔径 | -1.00 | 4 |
パット見、近視ですが、裸眼視力を測定すると
両眼で1.5。この時点で多少の遠視の潜伏を疑います。
これを両眼開放屈折検査で測定すると
実際には以下の様な度数に落ち着きました。
両眼解放 | R | 0.50 | -0.50 | 169 | 29.0 | 1.0 | 1.2 | |
L | 0.75 | -0.75 | 178 | 29.0 | 1.0 |
遠視と乱視、こうして視力に難のない方の乱視も
そして遠視もスパッと切り取られ、異常なしだと類別されてしまう事が
よくよく見られます。ですが、乱視は空間を把握する能力に
マイナスに働いたり、遠視は集中力や、性格的な落ち着きにつながったり、
決して見過ごして良い屈折異常ではないと僕は考えます。
更に
顎を上げるお子様には「ヨークトプリズム」というやり方を
数年前から始めています。
今回も両目に
ベースダウン△(プリズム)3ずつ入れて作りました。
今回は6歳のお子様でしたが、今回に限ってはお子様自身が
この眼鏡を掛けたいと本能的に思ったのか、
見やすさを自覚したのか、どちらかは不明ですが、
喜んで掛ける気になってくれて、お渡しの時にも
意気揚々とお店を後にしてくれました。
今後も継続的にこのお子様の目を見ていく必要がある事をお伝えしました。
それは6歳という年齢により来店であり継続的な定期観察が必要な理由になるのですが、
なにしろ今は、第一次変動期で近視進行期の真っ盛りだと判断したからです。
つまり、今は遠視でも
成長の過程で近視化すると予想を僕はしているのです。
右目で言えば、
RS+0.50
が
RS+0.25→ ±0.00 →RS-0.25
と変化すると予想します。
この変化を予め予測し、
更に変化に合わせて豆に
レンズ交換をする必要があると予想するのです。
幸いなことに眼位はそれ程大きくずれておらず、
しかも外斜位というスタンダードなずれだったのが良い点でした。
何しろ顎を不自然に上げ続ける事が
姿勢に悪影響を及ぼす可能性を心配しています。
今回は楽な姿勢で近くの視物をみてくれました。
このご報告がどこかのお店の
どなたかのお役に立ちますように。
最近blogが更新できずに申し訳ございません。
今が繁忙期である事と、YouTubeの影響で
お店が忙しくなっているから、blogに手が出せないのが
現状です。勿論、撮り貯めした動画の編集も残っています。
皆様に有益な情報を出せるよう、
頑張ります。通常通りなら秋ごろには、
売上も落ち着くでしょう。
そしたら動画のたまったネタを撮影するぞ。
それではまたこのblogでお会いしましょう。