COLUMN&NEWS

保証でレンズ交換。

今日は、自らの恥部をさらけ出すようなお話しです。

 

グラシアスではほぼ100%僕が検査しています。たまに日曜日だけ修行に

来ているバイト君が検査して度数決定する事もありますが、1%に満たない

状況です。

 

つまりお客様が新調した眼鏡の不具合を訴えられた場合には、その責任は

99%以上僕の責任ですし、1%のバイト君が検査した場合にもしも不具合が

発生した場合にも、責任は、その彼に検査法を指導した僕に責任があります。

 

ここ最近、二件程、この眼鏡を新調したが、度が合わない気がすると

ご相談を頂き、レンズ交換をしました。

 

僕は神様ではないので、僕にミスがあれば、それは謝らなくてはいけませんし、

眼鏡を作ってすぐに再来店して頂くお手間を取らせてしまった事に恐縮すらしています。

 

ただ、お客様心理としては、せっかく作った眼鏡が合わないと眼鏡屋さんに

訴えることそのものが大きなストレスだとお察しします。つまり、言いたいけど

言えない方が、少なからずいらっしゃる。この可能性を僕は疑っています。

 

上記の二件は氷山の一角に過ぎない。という事です。

 

ですから今日のblog記事では、読んでくださっている方々にお願いをしたいと思います。

 

どうかご不満があった場合には、遠慮なく仰って下さい。

それはお客さまの為にもそういったご不満を持っている方に、何らかの改善案を提案をして

解決する方法が見つかるかもしれない、というだけでなく、

 

実は、僕にとっても有益です。

 

僕は、眼鏡屋としては、究極には程遠く、未完成で、成長途上とも言えます。

その今の僕にとって、失敗から学ぶことが多いにあるのです。

でも、失敗したという事に気づけない事から、失敗を失敗と気づけないだけでなく

成功と勘違いしてしまうリスクすらあることを僕は憂慮しています。

 

ですから、どうかご不満は遠慮なく申し出てくださいね。

 

弊店の保証規定としては、お渡し後、一か月でレンズ交換の保証期間ですが、

まずは一か月の時点で一度ご判断ください。

 

そしてその時点で選択肢は二つあります。

 

①何かしらの方法で度数を変えて、今感じている不満を解消する。

 

②当初より慣れてきたがまだ心配だ。⇒この場合にはそこから更に二カ月保証期間を

延長出来ます。つまり保障期間を延長して様子を見るという選択肢もあるということです。

 

僕の方としては、悲しいなと思うのは、この一か月の保証期間を待たずに、

二、三回掛けただけで、お医者様の処方箋を持って来られて、

問答無用でレンズ交換を求めらる方もいらっしゃいますし、

レンズのconceptをご理解頂けなかった事に悲しくなります。

 

僕は本blogで何度も申し上げていますが、

 

眼科医の先生で、眼鏡の度数決定をする為の検査に精通している方は

本当に少数で多くの眼科医は、この度数決定のノウハウをもっておりませんし、

持っていたとしても非常に知識/技術が稚拙と言えるでしょう。

 

それでもお医者様としては、わからないとは言えないので、

無理やり理由をつけて処方箋を書いています。

 

つまり、僕の様な未完成の若造からみても、この処方箋のレベルは無いな

と思う事が数多くあるという事実をまずは、消費者の皆さんに知って頂きたいと

思うのです。セカンドオピニオンを取るというのなら、眼科医でも、

眼鏡の度数を決定する検査に精通している先生に診て頂きたいと思いますし、

 

そんな立派な先生なら、僕も、

 

「あ、あの先生のお見立ては僕と違うな、でもかけてみる価値はあるな。」

 

と処方箋通りレンズ交換をしても良いとは思います。

 

ただし、それでも見え心地にご納得いただけなかった場合にはどうでしょう?

 

僕は他者が検査して度数決定した場合のレンズ交換にも

うちの保証規定を適用するべきでしょうか?

 

皆さんはどう思いますか?

 

うちのお店は、とおことわりした上で僕の見解を述べれば、

僕はその場合にはレンズ交換する場合には実費頂いています。

 

先ほど述べた通り、眼科医の先生も千差万別、僕から見て納得できる

処方箋もあれば、これは酷いなと思うレベルの処方箋も数多く、存在しています。

 

それでもお客様が望めば、どの処方箋でもレンズ交換は一回お付き合いします。

ここはしっかり約束しますが、二回目は、今度はその先生が責任を負うべきでしょう。

 

そうしなければ、眼科医の検査レベルは上がらないと思うからです。

 

でも実際眼科医の先生にその責任を負わせることは可能でしょうか?

 

現実的にはほぼ不可能に近いのです。もしも患者さんに見え心地の不満を

訴えられたら、ほぼすべてのお医者様はこう切り返します。

 

「あなたの眼は、今回の度数であっているから、問題ない。使っていれば必ずなれるから使い続けない。」

 

と答えます。そうしないで、

 

「分かりました。ではレンズ交換の費用は当クリニックで負担しますので、新しい処方箋を作りますね。」

 

とやってしまうとあっという間にクリニック経営は傾き、廃業の憂き目にあうでしょう。

それ程に屈折矯正の診療点数の配分が低すぎるのです。

 

また僕ら眼鏡店は、レンズとフレームの販売により

利益がありますが、眼科医での検査にはその利益がありませんから、到底レンズ代金を負担する

何てことは出来かねるのです。まずこのレンズ交換を出来ないというリスクが眼科処方箋にはあると

言えるでしょう。ただし一部の眼科と眼鏡店が提携して、処方箋でも眼鏡店がレンズ交換の

リスクを負担してくれる場合もありますので、それでしたら安心ですね。

 

少なくともグラシアスでは、そういった提携眼科がありませんし、処方箋を回してもらう事も

ないのです。これにも良し悪しありますが、それについてはまた別の機会でご紹介します。

 

では屈折矯正に精通していない眼科で診てもらうメリットって何でしょう?

そもそもメリットがあるのでしょうか?

 

勿論あります。

 

それは、疾病の早期発見につながり、そして治癒までトータルで診てもらえる事です。

 

僕らは、白内障だと思って、白内障ですと診断を下すことは違法ですし、医療行為になります。

勿論、治療なんて出来ませんね。

 

皆さんは視力低下を安直に、度が進んだ(変化した。)と考えがちです。

ですが、本来はその視力低下が病気である可能性を疑い、その不安を払拭してから

眼鏡店に来るべきでしょう。

 

そこで処方箋が必用ですか?

 

と僕は聞かれることが多いのですが、処方箋を

 

「あなたの視力低下の原因は病気ではなく、屈折異常(近視/乱視/遠視)ですよ。」

 

というお墨付きで良いのなら、それには大きな意味がありますが、それ通りに作らないと

怒る眼科医の先生もいらっしゃいます。そうなってしまうと眼科医と眼鏡店の板挟みで

苦しむのはお客様になってしまう事が多いので、

 

僕のお店では上記の

 

「処方箋は必用ですか?」という問い合わせには

 

「眼科医で診て頂く事はお勧めしますが、処方箋は貰わないでください。」

 

と答えるようにしています。僕には疾病の発見のスキルはありません。ですから

まずはその病気の可能性を消して、眼鏡の度数決定の責任は全て僕が負担したいのです。

 

一番まずいのは責任の所在が明確にならない事です。

 

眼科の処方箋通りに作っても、見え心地にご納得いただけない場合、

眼鏡店と眼科が責任のなすりあいになってはいけないと僕は思いますが、

現状そういった現実も散見されます。ここには大きな問題が存在していますね。

 

いかがですか?いち眼鏡士が多くの眼科の技術レベルが稚拙だと言っている事に

多くの方が驚くでしょうし、これについて言及するのは禁断の領域に踏み込む事かも

しれませんが、僕は創業した時から一貫して眼を含む医療行政の問題と矛盾について

指摘してきています。多くの眼科医のスキル不足を個人の責任にしてはいけないのです。

 

国民の眼を守る制度が疲労している。

ですから改革が必用だという事を言い続けてきたのです。

 

思ったより長文になってしまいました。

 

ではまた明日。

 

無題

 

 

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https://opteria-glassias.jp/
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コンタクトレンズの上から眼鏡。

今日は10年来お付き合い頂いているレチルドのロゴをデザインしてくれた

グラフィックデザイナー、イナコさんが来てくれました。

 

そのイナコさんはライブに行く時に贔屓の人の顔をもっと見たいというニーズがあるそうです。

ライブの時は、諸事情あり、コンタクトで現場に行くそうですが、

 

それでも遠くが見えないので、もっと視力出る度数は無い?とご相談にいらっしゃいました。

結論を先に言うと、乱視だけを両目に入れた眼鏡を作られました。

 

こういったケースはそれ程珍しくないのですが、グラシアスにいらっしゃる方は

結構な眼鏡のヘヴィーユーザーなので、皆さん、経験豊富で、それぞれ創意工夫して

らっしゃいます。

 

例えば、普段はcontact。でも近くを見る時だけPC用のブルーライトカットと、近視を弱めた

眼鏡。こんな事も可能なんですね。

 

またこんなケースもあります。手元を見る事が生活のほとんどなので、

度数を弱めたコンタクトレンズ。でも遠くを見る時だけ、近視を入れて目一杯遠くに合わせる。

 

この様に、コンタクトと眼鏡の合わせ技って意外と便利に使いこなせるんですよ~。

 

と眼鏡初心者向けに情報発信してみました。

 

ではまた明日。

 

$RW3SYVS

 

 

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エイプリルフールの真相。

今日僕は、エイプリルフールって、午前中に嘘をついて

午後になる前に、その嘘を撤回しないと、その嘘が本当になる。

 

って空恐ろしい話をお客様より聞きました。

 

え!?

 

っていうと宝くじが当たった~って嘘をついたら

当選しちゃう?んな訳ないか。(苦笑)

 

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修理という引き出し。

以前にメーカーさんとお話ししていたら、日本のフレームはオーヴァースペックで

壊れない、だから、なかなかユーザーが新調しない。だからもっとやわに作るべきと、

堂々と持論を訴えている方がいらっしゃいました。

 

もしもこの言葉を真に受けて、日本製がすぐ壊れるなんて風評が広まったら

どうなるのでしょう?答えは誰でもわかりますね。

 

誰も日本製を買わなくなります。中国製よりも高い、でも丈夫さという尺度で

見れば中国製も日本製も変わらない。もしもこんな状況に陥ってしまったとしたら?

 

日本の眼鏡の主要な産地は福井県、鯖江市ですが、その産地の崩壊を間違いなく招くでしょう。

 

冒頭の壊れやすい方が云々というご主張には、まるで消費者目線も、

その商品を扱う小売店目線も入っていないと言えるでしょう。

 

要は自分の売り上げを上げる為に、悪魔と契約を結んでいるように僕に見えます。

だって、人の故障という不幸を招きやすいプロダクトを確信犯的に作るなんて。

まともな発想とは僕には到底思えないのです。

 

何故海外でランドクルーザーの人気があるのでしょう?

それは壊れにくいからです。また日本製のプロダクトに対しては

未だに根強く高品質というイメージが存在しています。

 

壊れにくい商品を作る事が日本の物づくり文化を守る為にも必須である。

ここまでは良いと思いますし、議論の余地はありません。

 

では、どんなに頑丈に作っても、それでも壊れる時は壊れます。

そして、それを修理するのと、新調して頂くのとどちらが消費者の為になるでしょうか?

 

因みに、小売店にとっては新調してもらった方が良いに決まっていると思っている方

いらっしゃいますか?僕は違うと思います。僕は、いえ、僕のお店は極力良い物を

売りたいと願っています。良い物はメンテナンスしながら長く使って欲しいと僕は思います。

 

そうすると、眼鏡一本を長く使って、そして壊れたら新調する。

 

この流れがあるとすると、壊れてから、新調するまではそのお客様はどうするのでしょう?

 

ひたすら耐える。それも正解かもしれませんが、我慢にも程がありますよね。

 

ですから、新調するまでの数日間、何とか使用に耐えるだけの強度を持たせる修理は

出来ないものか?僕はずっと思っていました。簡単に言えば、金属が折れてしまったら

溶接をすれば良い。プラスティックが切れてしまったら、それをつないであげたい。

 

こんな思いでいたのですが、プラスティックは何とかくっつく程度には修理出来ていましたが、

金属をくっつける溶接に関してはノータッチでした。

 

それを先日のセミナーでパリミキの崎谷先生という方に教わってきました。

先生の修理は神業と言えるような仕上がりで、数日間の使用に耐えるなんてレベルでは

なく、ちゃんと使えるレベルでした。一方僕には、まだその技も経験もありませんが、

それでも何とか使えるレベルまでは、一日のセミナーでその方法を覚えてきました。

 

その為、今後は、自店でお店の状況によっては即日修理も可能になりました事を

報告させて頂きます。

 

僕は、眼鏡屋さんに求められるスキルって様々で、例えば、

 

検査、加工、フィッティング、レンズ知識、フレームに対する知識、ファッション提案力

 

等、多岐にわたると思っていましたが、もう一項目増えました。

それが修理であり、溶接です。いつかこの修理という分野でも

崎谷先生の様に感動を与えられる職人を目指したいと思います。

 

残念ですが、今は産み立てほやほやの卵状態ですが、まずはひよこを

目指して頑張りたいと思います。今は卵でも、卵すら無かった以前の自分にとっては

大いなる一歩前進と言えるでしょう。

 

ではまた明日。

 

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スマフォ用レンズ。

iPhoneが発売されてから10年、街ではスマフォを活用して様々な生活のシーンで

スマフォは重宝されていますね、でもスマフォってやはり画面が小さいからつい、

近づいてみてしまいます。僕が良くお見掛けするのは、約20㎝程度まで寄っている方が

多い様です。

 

今までは読書等でも33センチなんて相場がありましたが、スマフォは更に眼に近づき、

眼に過度な仕事をさせてしまっていると言えるでしょう。

 

そんな折に、NIKONさんからシフトオンというレンズが4/1より発売されます。

 

これは遠くと近くで使う度数が変化する眼鏡なのです。

それを累進レンズというのですが、シフトオンは新しいジャンルの累進レンズと言えます。

 

度数が上と下で変化するのですが、上で例えば1.2に設定すると

下の度数では0.9程度に視力は弱まります。(個人差があるので、平均値とご理解下さい。)

 

近視の方は経験則でご存じな方が多いのですが、少し弱めの度数の眼鏡で

PC作業やスマフォを見ると楽なのを多くの方が、そんな使い分けをしています。

 

ですがいちいち掛け替えるのも面倒ですよね?

 

このレンズで全ての作業に対応出来る訳ではありませんが、

それでもこのシフトオンというレンズはスマフォやタブレット、読書に

条件さえ合えばノートPC。そんな作業は一本でこなせるでしょう。

 

また遠近両用の様なレンズというと皆さん、慣らすのに大変ときっと

身構えると思いますが、こちらはそんな食わず嫌いの方にも

遠近両用レンズ入門編としてもお使い頂けます。

 

今まで遠くは見たかったけど、スマフォが疲れるから、

少し弱めに調整していた方。

こんな方は試す価値ありますよ~。

 

具体的に言えば、

 

遠くを0.9にしていた方が、

 

遠くを1.2に調整しても、スマフォが楽に見える。そんな感じですね。

 

遠近両用と言えば、老眼になってから、少なくともグラシアスではそんなことはなく、

以前にもお伝えしましたが、最低のご年齢では4歳から遠近両用を使って頂いています。

 

このシフトオンもまた、老眼になったから販売するレンズというよりは、

お若い方で、スマフォ漬けの方、そんな方に喜ばれるレンズかもしれませんね。

 

ではまた明日。

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網膜前膜でお困りの方。

https://www.ganka-toranomonhosp.jp/%E8%A8%BA%E7%99%82/%E7%B6%B2%E8%86%9C%E5%89%8D%E8%86%9C/

 

ここ最近、どこで検索するとヒットするのかわからないけど、網膜前膜の方から

立て続けにご相談頂きました。そもそも網膜前膜って何?ってところが開業当初の

僕のレベルでした。ですが、何年かに一回か、網膜前膜で困っているという方の

ご相談を受けるようになりました。

勿論皆さんはそんな言葉ご存じないですよね?

 

上記のリンクは眼科さんのホームページですが、よくまとめてくださっているので、

ご興味ある方は覗いてみてくださいね。

 

そのHPで仰っていますが、視力に影響を与える事が多いのですが、

それが全てではなく、少なくともグラシアスにご相談に来る方の主訴としては

 

「左右の眼で見た対象物の大きさが違って見える。」

 

「左右の像の大きさが違うので、上手く重ならない。」

 

「左右の像の大きさが違うせいか、非常に眼が疲れる。」

 

こんな風に言われる事が多いのです。もしかしたらグラシアスにいらっしゃる

方の多くは、まだ病気の初期の状態かもしれませんね。何故なら、ぼくの記憶に

ある限り、左右個別にとった視力ではそれ程の問題を抱えていない方が

殆どだった気がするからです。

 

ですから、グラシアスでご相談にいらした方の多くは、

 

「手術で治るって先生に言われたけど、怖いから手術は避けたい。」

 

とか

 

「手術で治るって先生に言われたけど、左右の視力差っていいう意味では

問題ないから、現状のままで良いと言われた。」

 

こんな風にご相談された方が多い様に思えます。これが片方の眼だけ

視力が明らかに低下した場合には有無を言わせず、即手術という選択に

なり、眼鏡屋の出る幕ではないのかもしれませんね。

 

ただ、一つ皆さんにお伝えしなくてはいけないのは、

左右の像の大きさに差がある状態は、少なくとも両眼視機能を

機能低下の方向に向けさせるという事を知っておくべきだと思います。

 

では、手術したら良いのでしょうか?

 

いいえ、その前にまだやれる事があります。それが今日の本題になりますが、

アニサイクルレンズという特殊なレンズを組み込んだ眼鏡で矯正するのです。

 

それがどんなレンズだって?

 

これを一般の方に説明するのは難しいな~。ではビジュアルで。

 

IMG_2305

 

画面に向かって左のレンズはエライ薄いですね~、右のレンズは分厚いでんな。

でもこの二枚のレンズがほぼ同じ度数だよ、って言ったら驚きますよね。

 

僕も初めて見た時は、驚きました。この左右のレンズはどうしてほぼ同じ度数

なのに、こんなに見た目が変わってしまうのでしょう?

 

それは発注時にそうなる様に指定したからです。

 

簡単に言うと

 

①屈折率②レンズ表面のカーブ③レンズの中心の厚み

 

これらを左右別に発注したらこうなったという訳なんです。

 

これに更にフィッティングの時に④角膜頂点間距離を変えて仕立てます。

 

すると左右の像の倍率の差が縮まります。ある程度まで縮まってくれば、

後は脳みそがエイヤ!と像倍率補正を掛けてくれる事が多いのですが、

今回はどの程度まで脳と眼とレンズの合わせ技でサイズが近付くか。

 

実はこればかりはやってみないと分からないところがあります。

脳の像倍率を補正する力に個人差があるとしか思えない事が現場では起こっているのです。

 

では実際に枠にはめてみましょう。

 

IMG_2303

これが左目、フレームの後ろに大きくはみ出ていますね。

少しフレームのカーブが強めになっています。

 

IMG_2304

一方右目はしっかり枠に収まります。でもカーブが違うので

少し直線気味ですね。

IMG_2302

枠に入れて前から見ればそれ程違和感があるようには思えません。

そして今回は遠近両用で作成しましたが、実は僕の眼鏡屋人生では初の試みです。

 

これが上手くいくのかは不明ですが、今回は条件が整ったのでレンズメーカーが

作れる度数だったに過ぎないので発注してみました。

 

僕の過去に作成したアニサイクルレンズは全て単焦点レンズと言って、

レンズの中に一つの度数しか組み込まれていないレンズでした。

 

ですから誰でも遠近両用アニサイクルレンズが出来る訳ではなく、

むしろほとんどのケースで作れなかったことを報告させて頂きますね。

 

今回のこの方は、やはりダブって見えて、そして眼が疲れるという主訴で、

ダブっていても眼科医の先生の見解は左右の眼が視力がちゃんと

出ているから良いでしょう。というお見立てでした。

 

ま、多くの眼科医の先生は、このアニサイクルレンズに関してご存知ないと思うので、

像倍率の左右差を何とかして、と言われれば手術しか方法が無い。

でも成功率100%の術式なんてこの世に存在しません、一方患者サイドからすれば、

やはり体を切った貼ったというのは極力避けたいし怖いという心理がありますね。

 

その為中途半端な複視という状態で放置されてしまっている

現状が存在してしまうのでしょう。これは決して良い状態とは言えないと僕は思います。

 

まとめると視力も低下してどうしようもなければ、手術、そして

まだ軽微な程度の網膜前膜であれば、こんなアニサイクルレンズという方法を

試してみても良いのかもしれませんね。

 

ではまた明日。

 

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