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近視の過矯正で斜視に。

本日のblogの難易度【★★★★★】

 

昨日いらした方は、30代中盤で、斜視の矯正を希望されているお客様でした。

なんでも眼が内側に入ってしまいのが困ると仰っていました。

 

パッと見た目は大きく内側に入っいるようには見えませんでした。

それでも特に近くの鏡を見ると内側に入る。

 

更に遠くでも、遠くの対象物に焦点を合わせようとすると

内側に入る。こういった自覚をお持ちな方でした。

 

早速度数を見て行きましょう。

【レフケラという簡易に近視や乱視の量が測定出来る機械の測定値】

屈折 SPH CYL AX ADD PD 片眼視力 両眼視力
他覚 R -2.75 0.00 0 30.00 0.30 0.40
L -2.50 -0.25 143 30.00 0.50
角膜乱視 R -1.00 176
L -1.75 179

ここで先ず、裸眼視力に注目してください。

もしも他覚というオートマチックな機械の測定値が正しければ

右目で0.3 左で0.4 の視力は測定されないでしょう。

この時点で、今の眼鏡度数合っているのかな?と心配になります。

 

では今はどんなメガネを使っているのでしょう。

旧度 R -1.77 -0.16 60 27.50 1.20 1.50
L -2.38 -0.10 130 27.50 1.20

視力だけみれば理想的な遠くが良く見える眼鏡です。問題無さそうですね。

 

では両眼開放屈折検査をしてみましょう。度数はどんな風に変化するでしょう?

両眼解放 R -1.50 -0.50 60 60.0 1.5
L -1.50

はい、この様に変化しました。それでもまだ自信がないので、バランステストをした上で、

お客様と相談しながら、遠くはそれ程見えなくても良いというご意見に従い、

少し度数を下げます。これで寄り眼になりづらくなるからです。

 

【実際に作った眼鏡の度数】

処方値 R -1.00 -0.50 60 30.5 1.2
L -1.00 30.5

この様にレフケラの数値からも、今までお使いの眼鏡からも随分度数が下がっていることが見て取れます。

これで本人曰く遠くを見る時にいちいち焦点を合わせるという意識をしなくても見えるようになった。

こんなご感想を頂きました。これで完璧でしょうか?

 

それが違うのです。

 

本人は内側に入る内斜視だと思っていましたが、実際には少しずれの大きめの外斜位でした。

そこでプリズムという度数を入れます。

右目ベースイン2.00△(プリズム) 左目にベースイン3.00△

 

実際に固視ずれの検査でもずれが確認出来たのですが、

その上で、ベースインにプリズムを入れる効果としては、

その分だけ眼が外(耳側)に開きます。

 

開いた分だけ、寄り眼に見え難くなる美観を整える効果もあるのです。

また固視ずれ改善の効果で視力もより弱い度数で視力が出るようになりました。

 

皆様もこういったことがある、つまり近視の過矯正が内斜位を誘発するという知識は

どうか持っていてください。この近視の過矯正とは、

状態で言えば、遠視の未矯正とも似通った状態と言えます。

つまり、遠視の未矯正でも、内斜視を誘発するとご理解下さい。

 

また一般的には遠視の未矯正で

内斜視になっているケースの方が圧倒的に多いとも言えます。

今回はレアケースだともいえるのですね。

 

何しろ眼が内側に入るのは不自然だと僕は捉えますし、

その原因は様々ですが、レフケラという機械をあてにすると

こういったミスリードを招く恐れがある事は生活者である皆様こそ、

理解し、知識として得ておく必要があると僕は思い報告させて頂きます。

 

このご報告がどこかのお店の

どなたかのお役に立ちますように。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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