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ヘテロフォリアとグラディエントの差(業者向け記事注意!)

本日のblogの難易度【★★★★★】

 

今朝の体重は78.0キロ。

え?78.0キロ?

 

やば!!!

 

っという訳でこれから僕は断食生活へ。

んなアホなっと思われたかた。

正解。断食はしません。ただ暴飲暴食は

しばらく避けようと思います。

 

今日はこれから真面目なお話しますから、

一般の方は、読んでも良いけど。

間違い無く面白くないですよ~。

 

業者の方向け記事です。

 

さて今日ご報告する事例はAC/A比について。

ここ数年、正確に言えばキクチ眼鏡専門学校に通い始めてから

なのですが、僕は調節性輻輳量(AC/A比)の測定を始めています。

そしてその測定は、計算式に基づくヘテロフォリア式と

実測値になるグラディエント式と二つの方法で測定をし比較しています。

 

学校ではこうやって教わりました。

 

ヘテロフォリアの理論値に対して、実測値は1程調節性輻輳量が少なく

グラディエントの場合には測定される。

 

確かにそういう時もあります。

ですが、それ以上に差が開くときもあります。

 

この差異は何なのか?

 

仮説をたてて検証してみました。

 

僕の立てた仮説は

 

「ヘテロフォリア式とグラディエント式の差は

近接性輻輳量そのものなのではないか?」

 

という仮説です。

 

近接性輻輳とは、対象物が眼前に近づけば無意識に寄り眼になりますし、

寄り眼の運動の事を輻輳運動と言います。

 

ただし、寄り眼の運動を伴う輻輳運動には二種類あるのです。

 

一つが調節性輻輳

 

二つ目が近接性輻輳

 

になります。

 

この近接性輻輳は近視系の人が裸眼で手元の物を見ている時間に比例し、

調節性輻輳よりも近接性輻輳の力を使ってモノを見ているように変化します。

 

今日いらしたお客様も近視で、かつ普段は裸眼で見ていました。

近視の人が裸眼で物を見れば、それはピントの調節をせずに物が見られる

という事です。本来正視であれば、手元を見る為にはピントの調節が入ります。

 

ですから調節性輻輳と近接性輻輳の二つの

寄り眼の力を使ってみますが、近視であれば、殆どピントを調節せずに

近くを見る事が出来ます。でも寄り眼をしないと物はダブって見えますから、

ピントは調節せずとも寄り眼はします。この時に近接性輻輳をするのです。

 

この理屈からすれば、近視系で、かつ裸眼で居る時間が長ければ長い程に

近接性輻輳に目はシフトしていくでしょう。

 

では早速今日いらした方がどんな測定結果だったのかみていきましょう。

49歳 事務系のお仕事をしていて、運転も一日一回はするお方です。

 

屈折 SPH CYL AX ADD PD 片眼視力 両眼視力
他覚 R -1.75 -0.25 65 34.50 0.10 0.15
L -2.00 -0.50 2 34.50 0.10
角膜乱視 R -1.00 170 色覚特性 8  9
L -1.25 9 5  2
旧度 R -0.93 -0.11 91 34.00 0.60 0.80
L -1.20 -0.16 143 34.00 0.30
片眼遮蔽 R -1.75 +1.50(40) 1.00
L -2.00 +1.50(40) 1.20
両眼解放 R -1.25 -0.25 65 69.0 1.5
L -1.50 -0.50 2
暫定度数 R -1.00 -0.25 65 1.00 1.2
L -1.25 -0.50 2 1.00
等価球面値 R -1.13 調節効果 -0.07 補正後加入 0.93
L -1.50 -0.09 0.91
頂間距離補正度数 R -1.12 融像幅 視力改善 R 0.00 満足度
L -1.50 L
処方値 R -1.00 -0.25 65 1.00 35.5
L -1.25 -0.50 2 1.00 32.5

眼位を見ていくと

 

遠見交互カバーテスト:5△(プリズム)

 

近見交互カバーテスト:4△

 

フォングレーフェ(フラッシング無):ベースアウト5.5△

 

フォングレーフェ(フラッシング有):ベースアウト5.0△

 

ポラテスト(コの字):ベースアウト3.0△

 

ポラテスト(装用値での十字):正位

 

マドックス(仮定の完全矯正値):ベースアウト3.0△

 

ヘテロフォリア式調節性輻輳量:6.50

 

グラディエント式調節性輻輳量:0.00

 

ヘテロとグラディエントの差が大きいケースと言えます。

さてこの仮説が検証し、エビデンスとして実証出来るのか?

楽しみですし。今度のセミナーでは仮説が他にも沢山あるから。

一緒に研究してくれる人を募っても良いと思います。

 

そもそもの近視量の特定が非常に難しいお方でした。

 

これだから眼鏡作りは面白い。

結論めいたことは、勉強すればするほどに

言えなくなってくる。広くて深い世界が

僕の目の前に広がっているのです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

2無題

 

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