遠視と老眼
2020/08/18
こんにちは、今朝の体重は76.5キロ。
今朝のYouTube動画チャンネル登録者数は278人。
ここ数日僕の苦手な分野、帳簿付けに追われています。
9月が会社の決算なので、そこまでには帳簿を仕上げる必要があります。
お蔭様で今日は頑張り随分進みました。
さて今日いらしたお客様は、
普段は裸眼、でも手元が辛いからという理由で
老眼鏡を作りにいらっしゃいました。
用途としては、
デスクトップパソコン
読書
新聞、
そして針仕事。
新聞とデスクトップパソコンは40㎝、
読書が30㎝前後、
針仕事は25㎝、
と目的距離をヒアリングしました。
ここで問題があります。
皆さんのイメージする老眼鏡だと全ての目的距離を
一つのレンズでは作れないのです。
25㎝に合わせれば40㎝が霞み、
40㎝に合わせれば25㎝が霞む。
では40㎝用と25㎝用と二本作らなければいけないし、
更に言えば、その用途を変える度に掛け変えなくてはいけません。
それって、皆さんの労働生産性を下げて、生活の質を下げていませんか?
と僕は投げかけないと思うのです。
どんな企業だってロス退治はしますでしょ?
でも日本ではメガネがファッションアイテム化、
雑貨化してしまった為に、多くの方がカジュアルに変える
商材に変化した半面、メガネの機能性にフォーカスする人が
圧倒的に減ってしまいました。
僕はこれは大きな目で見れば国力を損ねているよと
警鐘を鳴らしています。
更に今回のケースでは普段は裸眼で居ると
仰っていたので、遠視とそして更に乱視を放置している事になります。
この放置する根拠は
「私は遠くが良く見えているから、普段はメガネなんて必要ない。」
これが多くの方の常識です。
僕はこれを間違った常識だと断じています。
本当は今回も普段用の眼鏡を作ってくださいと言いたい気持ちはあったのですが、
皆さんの意識はそんなに簡単に上書きできない事も承知しています。
先ずは遠くは作るべきと伝えた上で
手元用を作る事にしました。
その方法は
遠く用の度数に+1.25の遠視の度数を足してPCモニターに合わせて
更にレンズの下部に+1.25を足した度数を入れて作成しました。
これで今回ご要望の全てのニーズに一つのメガネでお応えする事が出来ます。
今回は遠くは見えなくともOKと言われたので、
NIKONのロハスセブンのアクティブというシリーズで提案しました。
これで遠くも見たいと言われればそれはまた他の方法やレンズの設計があるのですが、
それはまたの機会で解説します。
明日はお休みですが、車のタイヤを交換に行ってきます。
それではまたこのblogでお会いしましょう。