50歳遠近両用眼鏡デビュー
2021/01/29
本日のblogの難易度【★★★★★】
今朝の体重は、76.7キロ。
一日で一キロ近く落ちるって…。
冬眠中にどんだけ食べていたんだっつー話。
今朝のYouTubeチャンネル登録者数は446人。
昨晩アップしたレーシックに関する動画も
ご好評頂いており、早速コメントなんか頂けたりして、
なんかしらの反応があると嬉しいものね~。
このblogはただの独り言だから…。
さて今朝ご予約でいらした方は、
三年振りのご来店、最近遠くが良く見えないので、
もう少し見えるようにしたいというご要望でした。
ここで難しいのは、50歳で遠くが見えなくなる。
つまり近視や乱視の進行を真っ先に疑いますが、
一方、第二次変動期、本来は近視量が減少するのが相場なのですから、
相場とは反対の方向に動いたと言えます。
実際に視力測定をした結果と今までの眼鏡を比較してみましょう。
旧度 | R | -3.26 | -0.03 | 0 | 29.00 | 0.30 | 1.00 | |
L | -3.26 | -0.04 | 0 | 29.00 | 0.70 |
近視が左右共に同度数で乱視無でした。片眼での視力と両眼での視力では
両眼視力の方が視力が上昇していて、その上昇度合いが顕著であると感じました。
つまり両眼視の環境は左右の視力差があるものの、概ね良好だと判断しました。
では実際に測定した度数は?
両眼解放 | R | -3.50 | -0.25 | 90 | 59.0 | 1.2 | 1.5 | |
L | -3.50 | -0.75 | 40 | 1.2 |
近視が進行したかどうかは上記の度数からは読み取れません。
そもそも前のメガネが完全矯正値で作ったかどうかを
僕は判断できないからです。
ただし、乱視はあるようですし、乱視を入れると矯正視力は明らかに改善しました。
それらを考慮して提案した度数は以下の通りです。
処方値 | R | -3.25 | 1.00 | 1.2 | ||||
L | -3.25 | -0.50 | 40 | 1.00 |
老眼を考慮して近視を一段階下げています。
また乱視は右目の乱視が怪しい動きをしたので、
一段落とし、左目もそれに合わせて一段落としました。
怪しい動きって?それは乱視の軸度(向き)が不安定で
特定しにくかったのです。乱視が弱度な方には良くある傾向ですが、
測定する度に乱視軸度が不安定にゆらゆらと揺れ動くのです。
またこのお客様は前回はフィッティングだけのお付き合いで、
その時に、歪みを敏感に感じるお方でしたので、
人生初の乱視が視覚に違和感を強く与え、慣らしが出来ずに挫折する
これを僕は恐れました。ある意味ビビったとも言えます。
この様にレンズによる視界の歪みに敏感な方、
言葉は悪いですが、鈍感な方といらっしゃるので、
それぞれに合わせてこの「さじ加減」を決めていきますし、
ここら辺がノウハウとも言えますし、
一度目のお付き合いより、二度目、三度目の方が
満足度が上がる要因です。
僕らは全てのデーターを集積し、解析しているのです。
そんな眼鏡屋さんの独り言を今日はお届けしました。
それではまたこのblogでお会いしましょう。
あ、昨日アップした動画も見てくださいね。
レーシックって便利かもしれないけど、
安易に決断出来るような術式じゃないよって
僕の警鐘を鳴らす思いを込めた動画になっています。